「家系ラーメン」を名乗るラーメン店が急増している。豚骨醤油味に太ストレート麺の、力強い横浜発祥のラーメンだが、その味やスタイルは様々。今、まずはここから食べてほしいと思った「家系ラーメン」を5軒選んでみました。
ひたすらに骨太で濃厚!海苔にも驚く「笑の家@麻布十番」
都内の家系ラーメンの中でも、強いインパクトを感じる店。大きな寸胴でひたすらに煮出したスープは濃厚で濃密。修業した「六角家@六角橋」とも異なるここだけの味は、濃さがありながら舌に残るしつこさはない。滑らかさで印象に残るスープは、酒井製麺の定番、短い太ストレート麺でしっかり拾い上げられる。
具は家系の定番を踏襲しているが、分厚くて濃厚スープにも負けない海苔にも驚かされた。この海苔をスープにつけて、ライスに巻いて食べるのがオススメ。そのライスは別売だが、18時までは半ライスが10円!これは頼むしかない。
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- 笑の家
- ラーメン 大江戸線 麻布十番駅 2番出口 徒歩10分
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濃厚すぎないがしっかり旨いバランス系!「いずみ家@馬込」
第二京浜沿いに2013年開店。店主は、家系ラーメン好きの中でも評価の高い「寿々喜家@上星川」出身。豚骨醤油の濁りを出しつつ、旨みやこってり感を過剰に出すことなく、スープに引き込まれる奥深い味にまとめられている。家系ラーメン好きはもちろんの事、家系ラーメンを普段食べていない人にも食べてほしい一品。薬味を入れなくても一気に完食しそうになる、飽きのこない一品。
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手作りの味にこだわる家系ラーメン!「五十三家@江古田」
学生街でもある江古田に2010年開店。豚骨を乳化させたスープは滑らかで濃厚。過剰な油っぽさはなく、醤油ダレも濃い味付けで物足りなさはない。家系にありがちな荒々しさはなく、丁寧に仕上げられた味は最後まで飽きさせない。こちらではライスが無料サービス。スープをライスにかけて楽しめるように、国産米を少し固めに炊き上げているというこだわりぶり。
店内は清掃も徹底されていて、男女問わずに気軽に入れる雰囲気。家系ラーメンの中でも一歩先を行く、味と店への心配りが楽しめます。
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濃厚スープはオンリーワンの味!「吉祥寺 武蔵家」
家系ラーメンの老舗「六角家」で修業し、吉祥寺に1999年開店。2012年に南口の今の場所に移転している。「武蔵家」という屋号をつけたラーメン店は多いが、兄がやっている沖縄の「武蔵家」以外は無関係。
写真は「半ラーメン」で、中太でやや平たい麺と、油に頼らない豚骨の力を感じるスープの量が少なめになっている。それでも具は通常通りで、海苔もしっかり3枚。ライスが50円で食べ放題なのも嬉しい。
お店のFacebookページ:https://www.facebook.com/ktj6348
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濃厚に煮出し、まろやかに詰め込んだスープ!「作田家@小岩」
家系の「六角家」と博多ラーメンの「一幸舎」で修業したご主人。2009年から「一本氣」として豚骨ラーメンをメインに提供してきたが、2013年から家系ラーメンメインの「作田家」にリニューアル。
ご主人が「家系に回帰しました」と胸を張るスープには、豚骨だけでなく鶏ガラも加えている。軽く甘みを感じて麺をするすると啜れるもの。スープはライスとの相性がよいのはもちろんの事、たっぷりのキャベツとチャーシューを和えたトッピングの「キャベチャー」との相性も抜群。
公式HP:http://sakutaya.com/