パリを中心に活動するクリエイター集団「KITSUNE」がプロデュースしているカフェ
1号店がこの青山。パリに2号店もオープンしています。
日本の茶室文化がコンセプト。
和の雰囲気を満喫できるしつらえになっています。
通りからお店への入口へと続く石畳。その脇には竹の垣根に、植え込まれた松。
軒下には木のベンチ。縁側を想起させます。
障子戸風の入口を入るとコーヒーカウンター。
カウンター上には小料理屋のようにフードが陳列されています。
盆栽なんかも置いてあってしっとりと落ち着いた空気感。
お店の和の雰囲気に、しっかりなじんでいるエスプレッソマシンは、日本に数台しかないというスレイヤー社製の高級品。コーヒーは「OMOTESANDO COFFEE(表参道コーヒー)」や、「パンとエスプレッソと」などを手掛けた國友栄一氏が監修で、お店にはバリスタさんがいらっしゃいます。
カウンターの奥に、イートインスペースがあります。
和の伝統文様が内装にあしらわれています。たとえば扇形の波が連なった、青海波文様の壁。
豊臣家の家紋としても有名な五三桐に、徳川家の葵紋もありますね。
和の美しさと落ち着きがモダンにアレンジされた空間です。
こちらでいただけるスイーツは有名店とのコラボメニュー。
昨年秋から今年の春まで販売していたのは、饅頭ときんとん製という、メゾン キツネ(MAISON KITSUNE)の世界観を表現した、「とらや」による特別な和菓子。
今回はキツネ型サブレ。
こちらのサブレ、『Maison romi-unie(メゾン ロミユニ) 』さん製作です。
菓子研究家 いがらしろみ氏の、焼き菓子とジャムのお店で、学芸大学にお店があります。
フードメニューのバケットサンドは人気があります。
クッキーひとつとっても、種類ごとにバターを変えるような素材へのこだわりで
お菓子作りをする『Maison romi-unie』さん。
それでも、いつでも気軽に食べたいような日常に寄り添う仕上がり。
それが『Maison romi-unie』さんの焼き菓子の魅力です。
こちらの「キツネサブレ」も いい色に焼きあがっています。まさにキツネ色
フードの人気メニューにバケットサンドがあるのですが、こちらは、表参道にある『Pain au Sourire (パン・オ・スリール) 』の天然酵母のバケットを使用したもの。
このバケットの新たなメニューとして「フレンチトースト」ができました。
バケットを仕入れて調理は『CAFE KITSUNE』で行われています。
卵液にしっかり浸されて、こんがり焼かれたフレンチトースト。
北海道産小麦のバケットはしっかり弾力があります。
しっかり焼かれたことで、甘い香りだけでなく、小麦の香ばしい香りも味わえますね。
さらにこの包み方が素敵ですよね!
トースターで提供前に最後の焼きを入れるのですが、その熱々のフレンチトーストを耐油紙で包み、赤×白×青の組み合わせの紐で結ぶのです。手に持って食べます。
冷たいスイーツとしては、アフォガードもありますよ。
それから『CAFE KITSUNE』オリジナルボトルのサイダーもお勧め!
レトロな雰囲気の赤×白×青のデザインラベル。キツネの尻尾が印象的です。
丁寧にバリスタが淹れたカフェラテを飲みながら美味しいパンを頬張る
まろやかだけれどこっくりとした苦味にジューシーな甘みが広がる幸せな時間。
南青山でのショッピングついでに、フラっと寄れるステキな場所です。