東京駅の「東京ラーメンストリート」から移転リニューアル!
2015年7月7日、七彩らしく七夕の日に開店。最寄駅は日比谷線「八丁堀」だが、浅草線「宝町」、銀座線「京橋」も徒歩圏内。東京駅から歩いても15分くらい。
店頭には『らーめんは、「麺」を美味しく食べるための料理である』とのメッセージを掲げた看板が置かれています。
「喜多方らーめん」と「つけ麺」に絞り込まれたメニュー!
メニューは「喜多方らーめん(醤油)」「喜多方らーめん(煮干)」「つけ麺」の3種類に、トッピングの組み合わせ。東京ラーメンストリート時代に比べると絞り込まれているが、違いはそれだけではない。
ラーメン店で初めて?注文後に小麦粉から麺を作りだす!
一番の特徴は、ラーメンを注文すると「お時間10分ほどかかりますがよろしいでしょうか?」と尋ねられる事。そして、小麦粉と水をかき混ぜる所から始まる。席に余裕があれば、店内右側のこの席で、麺を作る所を見てほしい。
かき混ぜた小麦粉を手で十分に捏ねて、麺生地を作り、
鉄の棒で麺生地を縦に、そして横に延ばし、
包丁で切って、手もみを加えて仕上げる。ここまでで5分ほど。その後3分茹でて、ラーメンが仕上げられていく。
「喜多方らーめん」は醤油と煮干の2種類!
こちらが「喜多方らーめん(醤油)」。麺量は並、中、大盛ともに同料金。動物系の旨みに、醤油の酸味がアクセントになっている。そして、何といっても出来立ての食感がユニーク。一口目には小麦らしさを細かく感じられる、徐々にスープが馴染んでくる。麺の厚みがあってしっかりした部分と、やや薄くピロピロした部分が、交互に口に中に入ってくるのも楽しい。喜多方で食べたようでありながら、どの店とも似ていない麺が存分に楽しめる。
こちらは「喜多方らーめん(煮干)」の中盛。喜多方の名店「さゆり食堂」にインスパイアされた、煮干を強めたスープ。煮干を感じつつもえぐみはなく、素直に飲めるスープが麺に絡みついてくる。
「つけ麺」は機械打ち。しなやかで力強い太麺を使用!
こちらは「つけ麺」。この麺は手打ちではなく、機械打ちの丸太ストレート麺。小麦胚芽を入れた麺は、機械打ちでもふわっとした食感があり、それでいて弱くない食感を口内で楽しめる。煮干と醤油の力強さを並び立てたつけ汁との相性も抜群。食後にはスープ割りも可能。
平日昼はサラリーマンで混み合う事もあるが、夜の部や土日は比較的待たずに食べられるとの事。今後は、持ち込んだ小麦粉で麺を作ったり、期間限定品で様々な挑戦を考えているという。マニアックな仕掛けをしつつ、普遍的な美味しさを持ったラーメンが食べられるオンリーワンの一品。是非食べてみてほしい。
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