サムゲタンは、夏グルメ

グツグツ熱々の石鍋に入って提供されるサムゲタン。だからこそ、てっきり冬の料理かと思いきや、本場韓国では、夏の食べ物。日本で土用の丑の日に鰻を食べるように、韓国では「伏日」といってサムゲタン等の滋養食を食べる日があるそうだ。

考えてみれば、鶏を骨ごと煮込んで、しかも高麗人参やナツメ、ニンニク等と詰めてとくれば、夏バテ防止や滋養強壮に最適なのはごもっとも。

銀座で美味しく、しかもお値打ちに食べられるサムゲタンといえば、銀座EIKOのランチタイムに提供されているサムゲタン(1,150円)。

化学調味料無添加で、毎朝作られるサムゲタンは、湯気とともに立ち上がってくるいかにも濃厚なスープの香りが鼻を擽る。その香りに違わず、スープはとろみを帯びて、口に含むと、旨みはたっぷりだが優しく、生気がじわじわと体中に染みわたる気がする。もちろん、鶏肉はホロホロと崩れるほどに煮込まれていて、量もたっぷりと食べ応えも十分。これに、サラダや３種類の日替わり惣菜がつくというのだから、栄養満点。

夏バテ防止の他にも、コラーゲンもたっぷりで熱々だから、クーラーで体が冷えてとお悩みの女性にも最適。例年以上に暑いという今年の夏、栄養満点のサムゲタンで乗り切ってみては。