梅雨明けを前に、様々なラーメン店で冷やしメニューの販売が始まっています。食べて涼しさを感じられるメニューに各店舗が工夫を凝らしているが、涼しげな雰囲気で目を楽しませてくれる冷やしラーメンもある。見た目が特に印象的な3軒を紹介します。
カキ氷も乗って清涼「えにしの冷やし」!「えにし@戸越銀座」
「えにしの冷やし2015」1日20食ほど、夏季限定。
例年東京のラーメン好きの舌を冷やしてくれる「えにしの冷やし」。商品名は同じでも、同じなのは「えにし」の文字を刻んだ玉子焼きぐらいかもしれない。毎年様々な趣向を凝らした冷やしになっている。
今年は、丁寧に澄んだ出汁に、有機栽培されたモロヘイヤを練り込んだ細麺を合わせている。軽く縮れた麺はしっかり締めてあり、翡翠麺のような見た目。
具には様々なものが乗る。甘酢で漬けた夏野菜ピクルスを削った「カキ氷」が見た目に印象的。味もさっぱりさせ、上品な酸味と甘さを口の中に広げる。食感を変えるジャコ、香りを支える大葉もアクセントに。グリルした茄子、豚チャーシューの糠漬け、海苔味をつけた鶏チャーシュー、燻製したづけマグロが触感と食感を楽しませ、食べ終わると体に涼しさを残してくれます。
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毎年改良される「冷やしとりそば」は必食!「大喜@湯島」
「冷やしとりそば」昼夜各20食、8月末まで予定。
開業以来16年、常に味の向上を続ける「大喜」。例年7月と8月に販売される「冷しとりそば」にも多くのファンを持つが、こちらも毎年改良を続けている。
透明なガラスの器とスープが共にキンキンに冷され、凍りそうな鶏ベースのスープにはとろみを感じる。麺は冷やしとりそば専用だが、微妙な食感の変化が楽しめるピロピロ麺で啜りこめば口の中に冷たさを移せる。スープの中に入っている氷もスープを凍らせたもの。ストレート平麺は、厚みがあって力強いが、しっかり茹でた後に締めているのでプルプルとした食感が舌に心地よい。
ナメコやオクラでとろみを加え、ネギと水菜のシャキシャキ感に、煮浸しした茄子のインパクトも抜群。期待を裏切らない夏の定番でありながら、毎年新しい試みを加えていて、毎年食べても飽きが来ない一品にまとめられています。
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- らーめん天神下 大喜
- ラーメン 地下鉄千代田線 湯島駅 3番出口 徒歩2分
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イタリアン風冷やしラーメンに注目!「Hulu-lu@池袋」
「Italian風フルルの冷やしSOBA」10月上旬まで予定。金曜日は提供なし。
池袋の人気店「麺屋Hulu-lu」。こちらの冷やしメニューは、イタリアンシェフの経験を持つご主人によるもの。しっかり冷やした丼に入ったあっさりしたスープの上に、トマト、生ハム、香草の上にモッツァレラチーズが乗っている。自家製の細麺もしっかりと締められていて、啜るごとに麺の冷たさも楽しめる。スープの下に沈んでいるたっぷりの挽肉と胡椒が味を変化させ、最後まで飽きずに食べられます。