下町谷中、地元民御用達の格安鰻店でちょいと一杯♪
日暮里駅から徒歩10分ほど、土日は歩くことさえままならないほど混雑する、今やすっかり観光地と化した「谷中銀座商店街」を抜けると、「よみせ通り」にぶつかります。その「よみせ通り」にお店を構えて約40年、地元民に愛される鰻の銘店「山ぎし」を今回ご紹介いたします。
その価格に驚く充実の下町クオリティ!
もうすぐ土用の丑の日。やっぱりこの季節になると、旨い鰻が食べたくなりますよね! でも年々高騰する稚魚の価格に押され、鰻の価格も毎年のように跳ね上がり、なかなか簡単に手が出なくなりました。
そんな中、地元民に愛される下町の銘店は驚くような低価格で、上質な鰻を提供してくれるのです。
もちろん鰻だけではなく、鯉料理やその他のおつまみ類なども、びっくりするような良心的価格です。さあ、夏は美味しい鰻を食べて、スタミナをつけましょう!
まずは「うざく」をいただきましょう。
鰻屋さんに行ったらまず頼みたいのがコレ!
鰻を酢の物にしようなんて誰が考えたのかわかりませんが、これを考えた人は天才!と思えるほど、香ばしく焼かれた鰻ときゅうりの酢の物の相性は抜群です! これを一口頬張り、よーく冷えたビールをごきゅごきゅごきゅ、ぷっは~♪
至福のひと時のスタートです^^。しかもこれがなんと600円と、他のお店の半額程度という衝撃価格!
「鯉のあらい」は信州佐久の鯉を使った、まさに涼を感じさせる一品。
酢味噌をたっぷりつけていただきます。
このコリコリしこしことした食感と爽やかな旨みは、まさに白眉! しかもこれだけのボリュームで520円とは恐れ入ります。
「う巻き」も忘れてはいけませんね!
鰻がたっぷりくるまれた、分厚い玉子焼きは焼きたてふわふわ! 軽く山椒を振って頬張れば、思わずニンマリ(^~^)♪ ついついお酒が進むこの一品も、なんと600円とは本当に驚きです。
このお店の「肝焼き」は超巨大!
やっぱりノンベエにはどうしてもハズせないのが、この「肝焼き」! 肝だけでなく、ヒレもたっぷり巻かれたボリューミーな肝焼きは、香ばしくふわふわの食感。あまりの旨さに、お酒が止まらなくなりますよ。しかもなんと1本250円!!
他にも季節のメニューも充実しており、春先は「筍の木の芽和え」、この時期だと「茄子の揚げ浸し」なんかも揃えてあり、思わず頼まずにはいられません。
これもたったの300円! もう鰻屋さんに居ることをすっかり忘れそうです(笑)。
ビールにもお酒にも合うのがコレ!
「鰻肝の佃煮」。山椒を振って一口つまみ、お酒をきゅーっ。もうタマリマセンですよ。でもってコレもなんと300円!
さて、〆のお重をそろそろいただきましょうか。
鰻重は1,450円の松から、竹、梅、桜、そして3,100円の特上と五段階あるうちの真ん中、「梅」を今回は注文。
注文からしばらくして「お待ちどおさま~」と運ばれて来たお重の蓋を開けると、立ち昇る湯気と香ばしい薫り!
出汁の効いた肝吸いを一口すすり、山椒をパッパッと鰻重に振ったら、お箸をざっくりと突きたてて、あとは一心不乱に食べるのみ! 至福のひと時が味わえますよ~♪
ちなみにこのボリュームで2,060円(肝吸い、お新香付き)とは、やっぱり驚きです。
夏のひと時、お財布の中身をあまり気にせずいただける鰻の銘店で、ちょっと一杯いかがですか?