カレーやラーメン、パンケーキに大衆酒場など、様々なグルメジャンルに特化して食べ歩きをされている著名ブロガーがキュレーターとなり、選りすぐりのグルメ情報を毎日お届けしている「メシコレ」。キュレーターの皆さんの食べ歩き事情に迫るインタビュー企画第４弾となる今回は、たっちゃんずパンケーキ部にお話を伺いました。
おまる部長（写真右）ともんちゃん（写真左）の2人が運営するたっちゃんずパンケーキ部のブログは、臨場感のある写真と文章が話題となり、メディアからも注目される人気ブログです。今回のインタビューではパンケーキの魅力はもちろん、写真映えするパンケーキの撮り方の秘訣なども教えていただきながら、お二人のブログの裏側にも迫りたいと思います。
実食1,000種類以上！飽くなきパンケーキへの探究心
●まず、たっちゃんずパンケーキ部結成のきっかけを教えてください。
実のところ、かなり突発的にできたグループなんです。もともと同じ会社の同期だったんですが、たまたま立ち寄ったカフェのパンケーキにお互いものすごい勢いで食いついたことがありまして。よくよく話をしていくと、パンケーキがすごく好きな者同士だということが分かり、すっかり意気投合して、その日のうちにブログを立ち上げてその日食べたパンケーキをアップした、というのがきっかけです。
ちなみに、「たっちゃんず」の由来は『辰年』です。毎年同期で干支にちなんだチーム名みたいなものを決めていて、ブログを作った年がたまたま辰年だったので、この名前になりました。だいたいこの話をするとガッカリされますが（笑）
●まさか名前の由来が辰年だったとは知りませんでした！ということはブログを始めたのは2011年ですよね？ブログ開設後、どれぐらいのペースで食べ歩きをされていますか？
はい、ブログは2011年1月に始めたので、始めて約3年半です。平均的に週3日ぐらいは食べ歩いています。これまで一番よく食べたのは、1ヶ月で26軒が最高です。
ブログを始めてから、パンケーキ欲は切れたことはないですね。最初はパンケーキってどこも同じようなものかなと思っていましたが、生地や味付けがお店によって全然違うんです。これまでトータルで1,000種類以上のパンケーキを食べてきましたが、最近益々欲が止まらなくなってきていますね。
●パンケーキは、長時間並んで食べるものという印象がまだまだ強い気がします。お二人が行かれるのはどういったお店が多いですか？
私たちは基本、行列には並ばないようにしています。パンケーキは、ふとした時に「あ～、幸せ！」と思えるような、身近な幸せであってほしいと思っているからです。ですので、私たちがブログやメシコレで紹介しているお店は、比較的並ばず気軽に入れるお店が多いと思います。行列しがちな人気店でも、平日の夜なら並ばず入れることも多いですし、予約ができるお店には必ず予約をして行くようにしています。
たっちゃんず直伝！臨場感のある写真を撮る秘訣、教えます！！
●パンケーキを紹介するサイトやブログは他にも多数ある中で、たっちゃんずパンケーキ部のブログがこれだけ人気になった要因は、どういったところにあるのでしょうか？
くどさ？ですかね（笑） 私たちのブログでは、お洒落さよりも、臨場感を大事にしています。とにかくカット割りをすごく細かくして、食べているライブ感をお伝えしていることが特徴ですね。その方がパンケーキの美味しさが伝わりますし、読者の方からも食べた気になれるとよく言っていただけます。ちなみに、私（おまる部長）の場合は１軒でだいたい200枚ぐらい写真を撮るので、ブログに載るのは厳選したごく一部だけなんですよ。
●たしかにお二人のブログは臨場感が醍醐味ですよね。ここで少し、その臨場感溢れる写真を撮るコツについて教えてください。まず、パンケーキを切る時のポイントはありますか？
もんちゃん：ナイフを垂直に立てると綺麗に切れます。また、できるだけ形を崩したくないので、トッピングがある時は一度よけて、生地を切ってから再度乗せるなどの工夫をしています。
おまる部長：たっちゃんずでは、切る担当はもんちゃんです。そして私は、いつももんちゃんに覆い被さるようにして写真を撮っています。
↓実際に撮影した写真がこちら↓
●読者の方でもすぐできる、美味しそうな写真を撮る秘訣はありますか？
おまる部長：パンケーキとの距離を近づけることですね。皆さんちょっと離れたところからお洒落に撮ろうとする方が多いと思いますが、近づいて撮ると迫力がグッと上がります。さらに下から撮るのがポイントです。上から撮るとパンケーキの厚みが伝わりにくくなるので、パンケーキと同じ目線で撮ったほうが臨場感が高まりますね。あとは、敢えてパンケーキ全体を写さず、はみ出すように撮るとより大きく見えたり迫力が増したりするので、そこもポイントのひとつです。
↓実際に撮影した写真がこちら↓
もんちゃん：ちなみに、こちらのお店のダッチベイビーを初めて食べたときは衝撃的でした。これまで食べてきたパンケーキと全然違うし、クリーミーな食感が新感覚ですごく美味しいです。原宿で食べられるお店はあまりないので、お勧めですね。
●たっちゃんずと言えば、メープルシロップを流す写真がとても美味しそうなのですが、メープル流しにもコツはありますか？
もんちゃん：メープル流しのコツは、「我慢」です！慣れていない人はメープルを垂らすとすぐにシャッターを切ろうとしますが、メープルがお皿まで到達するまで待って写真を撮ったほうが、美味しそうな写真が撮れるんです。あとは、特にスマホで写真を撮る際には、メープルを直接目で追いながら撮るのではなく、カメラ越しに見ながら撮ると、ピントが合いやすく綺麗に撮れますよ。
↓実際に撮影した写真がこちら↓
今、大阪のパンケーキがアツい！パンケーキの最新トレンドとは？
●パンケーキもブームが続いて久しいですが、お二人が最近注目しているトレンドはありますか？
トレンドとしては、今、大阪がアツいですね。大阪の心斎橋には20店舗ぐらいお店があり、そのエリアだけでも十分食べ歩きができるぐらい今すごく盛り上がっています。大阪発のパンケーキ店の東京進出も増えてきていて、5店舗ぐらいは既に出店されていますね。
大阪のパンケーキの特徴としては、昔からのコナモン文化の影響か、厚みやボリュームのあるパンケーキが多いです。最近のお客さんの多くはSNSをやっているので、写真映えするパンケーキってすごく人気があるんです。大阪発のパンケーキは厚みがあったり、デコレーションが豪華だったりということが多いですね。
▼大阪のパンケーキに関するたっちゃんずパンケーキ部の記事を読む▼
大阪がアツい！心斎橋のお勧めパンケーキ専門店まとめ５選
https://mecicolle.gnavi.co.jp/report/detail/5744/
●これからも新しいタイプのパンケーキのお店やトレンドが出てくると思います。お二人が期待していることや今後チャレンジしていきたいことはありますか？
パンケーキもラーメン屋さんのように、どの駅の周りでも美味しいパンケーキが食べられるというぐらい広まっていってほしいですね。パンケーキはもう一過性のブームという感じではなく、例えば喫茶店の中でも定番メニューとしてパンケーキを提供されているお店も増えてきていますので、どの喫茶店にもケーキが必ず置いてあるように、どのお店にも絶対にパンケーキがあるというように存在になるといいなと思います。私たちのブログは本当に全国の多くの方に読んでいただいているので、私たちももっといろんな地域に食べに行きたいですね。日本全国パンケーキ行脚をしたいです（笑）
●最後に、メシコレの読者の皆さんにメッセージをお願いいたします。
メシコレは私たちのブログと違って、他の料理ジャンルに興味を持っている方も見てくださっているかもしれないので、そこで何かインパクトが残せたらいいですね。メシコレをきっかけに、パンケーキに興味を持ってくれる人が増えたり、食べてみたいと思ってもらえるきっかけを作れればいいなと思っています。
いかがでしたでしょうか？今回のインタビューでは、本当に嬉しそうに笑顔で写真を撮ったりパンケーキを食べているお二人の姿がとても印象的でした。インタビューを読んで、たっちゃんずパンケーキ部のことをもっと知りたいと思った方は、ぜひこちらもチェックしてみてください！
▼たっちゃんずパンケーキ部の他のメシコレ記事を読む▼
https://mecicolle.gnavi.co.jp/curator/tacchans-pcc/
▼たっちゃんずパンケーキ部のブログはこちら▼
http://goo.gl/jA4xM0
（撮影協力：オリジナルパンケーキハウス原宿店）
