ラー博初の外国人店主は豚骨ラーメンで勝負!「カーザルカ」
様々なラーメンを紹介してきた新横浜ラーメン博物館。最近は観光スポットとして多くの外国人観光客を迎えています。そんな中、ラーメンも国内だけでなく、海外の味も合わせて紹介するようになっています。現在ラー博に出店中の「無垢」は日本人店主の海外店舗、期間限定出店した「NARUMI IPPUDOU」は一風堂河原店主が考案した海外向けラーメンだったが、今回出店した「カーザルカ」は、ミラノ生まれのイタリア人、ルカさんが店主を勤める、外国人によるラーメン店です。開店前日の試食会に参加してきました。
ルカさんはニューヨークの一風堂でラーメンに出会い、日本でラーメンを食べ歩いて今の味を決めたとの事。ちなみに、ミラノでの屋号は「カーザラーメン」で、日本語にすると「ラーメン家」の意味。「カーザルカ」はさしづめ「ルカ家」といったところです。今回、新横浜ラーメン博物館では1年半の期間限定出店を予定しています。
ラーメンの前にワイン、がイタリア流?
イタリアと言えばワイン!ということで、通常のグラスワインだけでなく、各ラーメンに200円でプラスで「ワインペアリング」も追加可能。ラーメンの種類ごとに、白か赤のマッチする方を出してくれます。
カーザルカの看板メニュー!「ミラノとんこつラーメン」
「ミラノとんこつラーメン+パルミジャーノチーズ」。スープは豚骨だけを20時間煮出しているがくどすぎず、醤油ダレには和出汁も加えていて、すっきりした飲み口になっている。マー油を加えていてラーメンにコクを感じる仕上がりになっている。麺はパスタ用のデュラムセモリナ粉と、イタリアパンに使われる小麦粉をブレンドした中細ストレート麺、日本の中華麺にはない独特の食感が啜りがいがあります。麺の茹で加減も「普通」と「アルデンテ」から選べます。チャーシューは豚バラ肉をグリルし、真空低温調理でしっとりと仕上げたもの。パンチェッタの製法を取り入れている事で独特の食感が楽しめます。
トッピングしたパルミジャーノチーズは、ラーメンに徐々に溶かす事でスープに滑らかさをプラス。豚骨スープとチーズの相性の良さは前例があるが、イタリア風にも感じられる味付けで全く違和感がありません。
イタリアでも人気!動物系素材不使用の「ベジ醤油ラーメン」
ラー博の各店舗ではベジタリアン向けのラーメンを提供しているが、カーザルカでは「ベジ醤油ラーメン」を提供。椎茸やトマトで旨みを採ったスープに醤油ダレを加えてオリーブオイルを浮かせた、あっさり味。具にはプチトマト、椎茸、グリーンピース、アスパラガス、カリフラワーを使用。こちらはミラノの「カーザラーメン」でも販売されていて人気メニューとの事。そちらでは「ベジ味噌ラーメン」もメニューにあるそうなので、今後の登場が期待されます。
麺の美味しさを楽しめて辛さも選べる「ペペロンチーノ和え麺」
「ペペロンチーノ和え麺」は、パスタ文化のイタリアでも違和感のない汁無しスタイル。というか、日本でも定着している油そばスタイルの和え麺。辛さは三段階から選べます。具には鶏肉やモヤシ、糸唐辛子も使用。辛さを持ったタレが底に溜まっているので、麺をしっかりかき混ぜていただきたい。ニンニクの匂いは控えめなのでガッツリ食べても安心。こちらもミラノ「カーザラーメン」の人気メニューとの事。
イタリアラーメン事情の展示も要チェック!
ラー博1階の展示スペースではヨーロッパのラーメン事情を紹介している。「カーザルカ」開店に合わせ、イタリアのラーメン事情、ミラノの人気ラーメン店を紹介している。こちらも必見です。
現在開催されている「ミラノ万博」は食文化がテーマで、日本からも和食やラーメン店が出店しているが。一方で、日本生まれのとんこつラーメンがミラノ人の手で作られ、それを日本で楽しむことができる。この機会に、その味と心意気を味わってほしい。
紹介しているお店はこちら!
店名:カーザルカ
住所:神奈川県横浜市港北区新横浜2-14-21 新横浜ラーメン博物館 B2
電話番号:045-471-4829
HP:http://www.raumen.co.jp/shop/casa-luca.html
沖縄で人気の居酒屋「りょう次」がラーメン博物館に登場!
新横浜ラーメン博物館には、開館から1999年まで「居残屋 雄蔵」という居酒屋が営業していた。それ以来16年ぶりの居酒屋として、沖縄で人気の「りょう次」が4月27日に開店。こちらは、かつてラー博に出店し、その後沖縄のラーメン事情を大きく変えた「琉球新麺 通堂」を運営している「りょう次グループ」の旗艦店でもあります。
「120%沖縄」をキャッチフレーズに、酒もつまみも満喫できる空間!なので、ビールはもちろん沖縄の銘柄オリオンビール。沖縄県外で、オリオンビールの樽生を飲めるのは珍しいとの事。
沖縄居酒屋なので、泡盛などの「島酒」が豊富に揃ってます。「ばんしるーサワー」「パッションサワー」といった、沖縄以外では耳慣れないサワーも楽しく美味しい!
「ジーマーミー豆腐」「ゴーヤーチャンプルー」をはじめ、つまみも沖縄一色。新横浜にいる事を忘れそう!
締めにはやっぱり「ソーキそば」。じわっと柔らかく動物系の旨みが広がるスープに、大ぶりの骨付きソーキが2個トッピング。太縮れ麺を啜りあげてお腹も満足。
こちらは夏季限定で登場した「冷やし黒蜜ぜんざい」。沖縄で「ぜんざい」と言えばカキ氷の事。白玉が下に、黒蜜が上に乗っていて、甘さも程よく後味もさっぱり。沖縄の夏のを支えるソウルフードがラー博で楽しめます。
お得なランチセットもあります!
居酒屋営業は17時から閉店までだが、開館から15時まではランチ営業も行っている。そちらでは沖縄そばとソーキそば、ビールやサワーの他に、ランチセットも販売中。こちらは「フーチャンプルー定食」で、ミニ沖縄そば、じゅーしー、もずく、お新香がついてきて980円。
居酒屋の方は混み合う事もあるため、ラー博では唯一予約が可能。ラーメン食べ歩きの締めとしても楽しめそうな、ラー博のニュースポットです。
紹介しているお店はこちら!
店名:居酒屋りょう次 新横浜店
住所:神奈川県横浜市港北区新横浜2-14-21 新横浜ラーメン博物館 B2
電話番号:045-471-4829
HP:http://www.raumen.co.jp/floor/Ryoji.html