街道沿いに自家製麺、メニュー豊富で悩む！「昭和呈＠常滑市」

　中部国際空港がある常滑市の南部、国道247号沿いに佇む店舗。白黒テレビやレトロなおもちゃが並んで「昭和」をイメージさせる店内。別棟の「製麺室」で打った自家製麺は様々な種類があり、ラーメンのメニューも様々。厳選した素材を全国から集めているとの事で、その分価格も高くなっていると自ら宣言している。

　「飛魚正麺（醤油）」は、濃厚な動物系スープの中に、島根県産の飛魚を存分に感じるアゴ出汁が入り、固めに茹でられた中太麺が、スープを跳ね返すように力強い存在感を示している。大きく分厚い焼豚は味付けもしっかり。

　「昭和呈ラーメン（塩）」は、動物系スープに昆布や鰹節などを存分に感じ、麺を啜るほどに、香りも漂ってくる一品。

自家製麺に技あり！濃厚もあっさりも！「麺屋さくら＠半田市」

　知多半島東部の半田市で2010年に開店した、自家製麺の人気店。通常メニューだけでラーメン３種類、つけ麺４種類。さらに期間限定メニューも次々と登場している。

　「さくららーめん」は焼アゴをメインにした和出汁と豚の滑らかスープを合わせた濃厚なラーメン。チャーシュー代わりの豚バラ肉もスープに馴染んで、力強い麺を一気に食べられる。

　「和だしつけ麺」の自家製中太麺は、愛知県産小麦「きぬあかり」100%で練り上げて熟成させたもの。つけ汁は和出汁に醤油やみりんで寝かせた「かえし」をあわせている。器もアツアツでつけ汁が冷めない。つけ麺は、麺を浸ける時間でその味わいが変化する。短時間で引き上げて麺を啜ればシコシコ、長時間浸けておけば茹で上げ時のようなもっちりした食感が楽しめる。

ドロドロ濃厚の「特豚」は食べるスープ！「大岩亭＠安城市」

　刈谷市との境にある、安城市の話題店。手書きの看板や店内の様子には歴史を感じるが、実は2011年の開店(笑)。

　通常のラーメンも豚骨スープだが、写真の「大岩ラーメン特豚」は「豚骨のみを徹底的に煮込んで煮込んでぎりぎりまで煮込んだスープ」を謳った特濃版。灰色のスープは、スープとルーの間くらいの濃度がある。「スープは食べ物」と言いたくなるような豚骨スープに、中太麺を引き上げれば、スープが絡みついてくる。こってりしているどころの騒ぎじゃない一杯。
　注文してからラーメンを出してくるまでの、ご主人の声にも驚いてしまうが、食べれば納得の濃厚さ。こってりラーメン好きなら食べてみてほしい一杯です。

紹介しているお店はこちら！
店名：大岩亭
住所：愛知県安城市緑町1-16-9

岡崎のラーメンと言えばここ！「まるぎん商店」

　店名の「まるぎん」の由来は「磨かないとくすんでしまう銀」から。実際に日々味を磨いてきて、豊富なメニューを揃えつつも丁寧な味わいで行列を作っている。

　「豚骨しょう油ラーメン」は、豚骨をしっかり煮出してもクセや臭みは抑えめで、醤油ダレの存在感も生きていて、スープもごくごくと飲める。啜り甲斐ある程よい固さの麺も好印象。炙ったチャーシューもスープに相性よく、周囲の焦げがスープにマッチ。

　「あごそば」は、たっぷりのアゴ出汁と豚骨スープをブレンド。双方のスープが存在感を出しつつ調和し、勢いある旨みに仕上げている。

鶏豚骨魚介のスープで台湾ラーメンも！「ばーばら＠幸田町」

　岡崎市の南隣、幸田町の国道248号沿いの人気店。

　「らーめん」はこの鶏ガラと豚骨の白濁したスープに、魚介系素材を加えたまろやかさをシンプルに楽しめる醤油味のスープ。中太麺が力強い。大判のチャーシューが２枚乗るのも嬉しい。

　「麻辣台湾らーめん」は、ラーメンと同じしつこさすぎないスープを塩味にしている。そこにニラ・ネギ・台湾ミンチ肉をトッピング。唐辛子の辛味、ニンニクとショウガの刺激、玉ネギの甘さが移しこまれたミンチ肉がラーメンに個性を与えていて、スープに溶かしても辛さ一色にならない味わいを楽しめる。

あっさりラーメンの実力派が豊橋に！「中華そば 政次郎」

　豊橋市で行列ができる人気店。「塩らーめん」は、澄んだスープに鶏のじんわりさを感じつつ、魚介の風味もしっかり。油脂に頼らない、出汁で食べさせる味が嬉しい。細麺もスープに調和して後を引く。真面目に作ったあっさり味のスープは、バラ肉チャーシューで脂分を補完する。

　「中華そば」も澄んだスープで淡い醤油味。塩味よりも更なるまろやかさがあって、地元のリピーターが多いのも納得です。なお、店内ではラーメン以外の撮影は認められていないのでご注意を。