ＧＷもあっという間に過ぎ去ってしまって、気分は激しくブルーですね。楽しかった日々は夢の如し。祭りの後に残ったものは、休み期間中の仕事の山と、不摂生の祟った重たい身体。

ここで少し身体にいいものを食べたいな。

今回はそんな時にピッタリな、自然栽培にこだわった農家のパン屋さんをご紹介しましょう。

場所はおしゃれ街、恵比寿。ＪＲ・地下鉄恵比寿駅から徒歩７、８分の、少し入り組んだ住宅街にそのお店はあります。

「空と麦と」。

２０１４年１月にオープン。小麦は、厳選した国産小麦、八ヶ岳の自家農園で自然栽培した小麦、友人の自家農園で栽培した小麦をブレンド、野菜は、信頼の置ける自然栽培農家の野菜と厳選した穀類を、その他も、オーガニックドライフルーツやナッツ、自然海塩、天然水等、こだわり貫いた原材料を使用して作っているパン屋さんです。

そしてこちらのお店のウリは、何と言っても、この材料を使って、あのシニフィアンシニフィエの志賀シェフが考案したレシピに基づいてパンを製造していることです。これを聞いただけで、パン好きの方なら絶対行ってみたい！と思われるハズです。

地図の読めない、方向音痴な私はぐるぐるとその辺りを彷徨って、人に聞きながらなんとか到着。ようやく辿り着けたパン屋さんで、どんなパンに出会えるか、ドキドキしながら店内に足を踏み入れてみました。

間口は少し狭いですが、店内は意外と広かったです。平置きの棚にはパンがたくさん並べられていて、全部で３０種類ぐらいありそうです。そのほかにも店奥にある工房でパンが焼かれていて、店内にはパンのいい香りが充満。もう、幸せ度ＭＡＸです。

基本的にハード系のパンで、ナッツやフルーツを練りこんだパンが多かったです。でも、食パンやお食事系のパンなどもあって、使い勝手はよさそうでした。

志賀シェフゆかりのお店にはかならずある、杖の形をした大納言入りのパンもしっかり。ハードな生地に甘すぎない大納言がたっぷりと入っていて、大好きなパンの一つですが、今回は別のものを。

お店の方と相談して今回買ってきたのは、一番人気だという「黒豆パン」。かぼちゃを練りこんだ生地に丹波の小黒豆をたっぷり入れたものです。

食べてみると、表面はバリッと固さはありますが、中はふんわり、もっちりしていて柔らかいです。噛むと、カボチャの甘味がしっかりとしていて、たっぷりの黒豆はほっくり。黒豆はとっても丁寧に煮てあって、甘さはほんのりです。かぼちゃの甘味が際立つように作られていて、自然な甘さが楽しめました。手のひらサイズのものですが、黒豆がたっぷり入っていたので、かなりの満足度とお腹にたまって、おやつにはぴったりかもしれません。

ハードなパンのお姿とは裏腹に、女性らしい優しさが感じられる、美味しいパンでした。

他にも、こんな惣菜系のパンもあって、お酒のおつまみにもなりそうなものも揃っていました。店内には小さいながらもイートインスペースがあるので、焼き立てのパンを食べるのもいいですね。今度はモーニングで焼きたてのクロワッサンを食べに訪れてみようと思います。

お休み中に崩れてしまった体のリセットに、今日のランチにいかがでしょうか？