蔵前橋通り沿いの実力店「大至」に行ってみよう!
御茶ノ水駅から聖橋を渡って徒歩8分。「ラーメン大至」は2007年創業。醤油ラーメンを基本に、様々な季節限定メニュー展開でも注目を集める店。そして、「飲めるラーメン店」でもあります。
アサヒビール「マルエフ」が飲めるラーメン店!
生ビールはアサヒ。アサヒといえば「スーパードライ」だが、大至ではスーパードライ登場以前の主力銘柄だった「マルエフ」が飲める。現在は業務用樽詰のみだそうで、都内で飲める店も希少だとか。コクとキレを感じて、まろやかな飲み心地。
ウーロンハイや焼酎、日本酒もあるので、軽い飲み会、一人飲みにも最適。
豊富なつまみ!全部食べたらラーメン食べられない!(笑)
「ネギメンマ」。ピリ辛のタレがネギにマッチしていて、酒が進むスターターつまみとして好適。
「つまみワンタン」は、スープに入ったワンタンが5個。プルンとした皮の中には、肉だけでなく、タケノコやクワイで独特の食感が感じられる。
「あべ鶏の冷しゃぶ」は、岩手の地鶏「あべ鶏」の冷しゃぶを梅肉でいただく一品。梅肉の酸味が鶏肉とマッチする。
「炙りチャーシュー」。フレンチで使われるコンフィという調理技法を使ったチャーシューを炙り、タレをかけていて食べやすい。
「チャーシューコーン」。たっぷりのコーンに角切りのチャーシューをトッピング。鉄板がアツアツなので、バターを一気にかき混ぜてバターコーンに。胡椒の味付けもアクセントになっていて嬉しい。
たっぷり一人前でスープ付!大至はご飯ものも楽しめる!
「大至丼」。ご飯の上にキムチ、玉ネギ、青菜、豆板醤、挽肉を乗せていて、これを混ぜて食べるビビンバ風のスタイル。挽肉に加えられている花椒の辛味が丼全体を引き締める。サイドメニュー用の「ミニ大至丼」もある。
ご飯ものは他にも「炙りチャーシュー丼」(フルサイズ)、「ネギチャーシュー丼」「キムチめし」「玉子めし」(ミニサイズ)が用意されている。
「普通のラーメンの最高峰」を目指し、手間暇かけたラーメン!
大至の基本メニュー「ラーメン」。スープは丸鶏、豚骨といった動物系素材に、昆布や椎茸、鰹節などの乾物をメインにした素材をあわせて、バランスが取れて丸い旨みが広がる醤油味。浅草開化楼の麺を丁寧に茹で上げ、スープと滑らかな調和を示している。具はコンフィで仕上げられたチャーシュー、メンマ、海苔、ナルト、茹で玉子と、オーソドックスなラーメンそのものを具現化しているが、スープ、麺、具のそれぞれが磨き抜かれた一級品になっている。もちろん「ワンタンメン」「チャーシューワンタンメン」も人気メニュー。
もう一つのレギュラーメニューが「担々麺」。滑らかなスープに辛味噌を加え、花椒入り挽肉でピリッとまとめている。コーンや刻んだナルトがユニーク。
春はユニークな味が次々と登場!「細つけ麺乱打」!
レギュラー品で「普通の最高峰」を追求する一方で、季節ごとに限定メニューを次々と投入している。春は、毎週新メニューを投入する
「春の細つけ麺乱打」を、ただいま開催中。今後登場予定の細つけ麺から、過去に食べている「ハヤシ」(3/30~4/11)と「トムヤム」(5/7~終了日未定)を紹介します。
ハヤシは本格的なソースを作ったうえで、醤油味のスープを加えてつけ麺にあう程度の粘度に変えている。醤油が隠し味になり、薄口にはならずに細麺ともマッチしている。
トムヤムはたっぷりの酸味に唐辛子も加えていて、パクチーや香草も加えていてインパクト十分。トムヤムスープとしても十分な旨みを持っているので、細つけ麺としてもバッチリとマッチしている。
夏は冷やしメニューが次々登場!
夏季限定は冷やしメニューだが、大至ではこれまでに4種類を提供。
「冷やし中華」は、既存の冷やし中華に満足できない店主が、まろやかだが酸味を湛えたタレを開発し、「普通の冷やし中華の最高峰」を目指した一品。「
「冷やしつけ麺 塩夏みかん」は、夏みかんの酸味を活かした「黄色」の冷やしつけ麺。他にも「赤」「青紫蘇風味」の冷やしつけ麺3種類を用意し、冷やし中華とあわせ、週ごとに提供メニューを入れ替えている。
冬は味噌ラーメンが楽しめる!
冬の限定は味噌ラーメンを提供。茹でモヤシに挽肉、コーンなどを入れて、辛すぎず滑らかな味噌味のスープにマッチさせている。
写真は「辛味噌ラーメン」で、辛いバターを中央にトッピングし、溶かすと徐々に辛くなっていく。
秋は鶏白湯や背脂ラーメンなど、毎年新しいラーメンを創作中。一年を通して見逃せない限定ラーメンに、常にブラッシュアップしている「普通のラーメン」、そして酒とつまみでも楽しめる。何度でも通いたい、そして実際に何度も通っている名店です。