休日は行列もできる庚申塚の人気店「ファイト餃子」
巣鴨駅から「とげぬき地蔵」を通りすぎ、都電「庚申塚」の停留所を越えた所にある「ファイト餃子」。こちらは、千葉県野田市に本店を置き、関東を中心に17店舗を広げる「ホワイト餃子」の「技術連鎖店」となっている。
テーブルとカウンターが並ぶ店内だが、常に満席状態をキープしていて驚いた。常連さんは年配層から子供連れまで。初めて来て驚いている若いカップルも結構いました。売切れ次第閉店のため、週末だと16時頃に売り切れる事もあるとか。
餃子が焼き上がるまでのビールの友「お新香」は季節で変わる!
餃子は焼き上がりまで15分程度かかるので、酒類を飲むならお新香を頼んでおきたい。夏秋はキュウリのぬか漬け、冬春は白菜漬と、季節で味を変えているとの事。さっぱりしているので、餃子を食べてから追加注文して、舌をリフレッシュさせるのにオススメ。
そして、驚きの焼き餃子がドーン!
焼き餃子(こちらは15個)。お客さんの注文をどんどんとさばき、テイクアウトもあるのでひたすらに焼き続けられている。とにかく驚くのがこの見た目。一般的な餃子と比べて、明らかに皮が強い。フランスパンに用いる小麦粉を使っているとの事で、もっちりした皮を噛むだけでも満足できる。香ばしく焼いた、というか揚げたような皮のインパクトが強く、ビールと合いまくる。いくらでも餃子を食べられ、いくらでもビールを飲める気がする最強の組み合わせ。肉やキャベツなどが入った具も食べごたえ抜群。
チャーハンもオススメ!しっとりしてじんわり美味しい!
餃子の陰に隠れているものの、チャーハンもオススメしたい一品。厨房でカンカンと音を立てて炒められるチャーハンは、しっとりしながら醤油の味がしっかり染みている。蒲鉾、玉子、グリーンピースといった具が、どことなく懐かしくホッとする味わい。味噌汁もついてきます。
そしてラーメンも、ノスタルジックで奥深い!
ラーメンは、鶏ガラスープの澄んだ醤油味。一見するとどこにでもある中華屋さんのラーメンっぽいが、旨味が過剰になることなく、まろやかな味わいがスープに広がるもの。中細麺がその味を丁寧にすくい上げている、具はチャーシュー、モヤシ、海苔、茹で玉子と王道を行くもの。餃子が主役の店だが、チャーハンもラーメンも実力派。がっつり食べるなら、忘れずにチェックしてほしい。
なお、「ファイト餃子」は3月下旬ごろに巣鴨駅近くに移転予定との事。味が変わる事はないと思うが、庚申塚の雰囲気も楽しめる今の味を楽しんでおいてほしい。