ここ数年で数多くのカレー専門店が一気に増加した大阪。
そんなカレーフィーバーな大阪市内において、ホットスポット的なカレー激戦区となっているエリアがあります。
大阪市中央区の一角、谷町四丁目の西側・通称「裏谷四」と呼ばれるそのエリアは、市内でもトップクラスの人気店が犇めき合っています。
その様は正に群雄割拠。
店の数だけでなくカレーのジャンルも実に多種多様で、日本的なカレーライス、欧風カレー、スパイスカレー、インドカレーetc...。
まさに大阪カレー業界の聖域(サンクチュアリ)と呼んでも過言ではないこの「裏谷四」が誇る、超人気カレー店6店をご紹介デス☆(゚∀゚)
鮮烈なるスパイスの妙技☆『スパイスカリー バビルの塔』
2012年にOPENしましたこちら『バビルの塔』。
店名は塔主(店主の意)が子供の頃、地元で大流行したびっくりした時に使う「バビる」というスラングと、アニメ「バビルの塔」のモデルにもなった「バベルの塔」をミックスさせたそうな。
こちらのカレーは、動物由来の食材0%の「豆カリー」と、がっつりお肉な「肉カリー」の2枚看板。
それぞれの具材は日替りとなっていて、「豆カリー」には季節のお野菜、「肉カリー」は牛・豚・鶏以外に羊などのジビエや「マグロキーマ」といった魚介系も登場したり。
2種類のカリーをチョイスできる「あいがけ」というのは、最近では珍しくありませんが、こちらのオリジナリティが炸裂しているのが「あいめし」。
基本ライスは白米(ササニシキ)とスパイスライス(ジャスミンライス)から選択するんですが、なんとその両方を半々で楽しめたりします。
その他にも辛増し(1パンor2パン)、シビれ(山椒)、ジョロ増しなどのトッピングもあり、自分好みのスタイルでいただけるのが楽しいですね☆
「肉カリー」はファーストアタックからのビッシバシくるスパイスの鮮烈な攻め具合。
このド直球な利き具合は、昨今のスパイスカレー店の中でも群を抜いています。
辛さではなくスパイスの風味や刺激が爆発的に強いので、激辛カレーに匹敵する発汗作用を実感できますよ~(笑)
対して「豆カリー」は、ベジカレーらしいマイルドさが感じられるソフトタッチ。
とはいっても他店のそれに比べますと、やはりスパイスの主張は頭一つ飛び抜けています。
植物由来食材のみのヘルシーさと程良い刺激がマッチしたバランスの良さっすね。
塔主の個性的なキャラや、店内のコミック(キン肉マンやバビル2世)も要チェック☆
【バビルの塔】
ジャンル:スパイスカレー
電話:090-6234-8264
住所:大阪府大阪市中央区徳井町2-4-5 エクセル内本町ハイツ1F
交通手段:地下鉄谷町線 谷町四丁目駅から徒歩約10分
営業時間:11:30~15:00
定休日:日曜・祝日
駐車場:無
サイト:http://xn--u9jzkja0hw60u.com/
nidomiの期間限定スピンアウト欧風カレー店☆『curry bar よそみ』
屈強なカレー屋犇めく裏谷四の中でも一際輝く超人気店『curry bar nidomi』。
こちらが昨年12月27日をもって一時休業。
そしてその間、「nidomi spinout restaurant」と題した期間限定の欧風カレー専門店『curry bar よそみ』が同店舗にてスタートしました。
『nidomi』でも提供されていた「nidomiカレー」のブラッシュアップ版、特製欧風牛すじカレー「よそみカレー」をメインとしたメニュー構成です。
中でも人気なのが「混盛スタイル」というワンプレートスタイル。
サンボルや野菜、タルタルといった様々な副菜を混ぜ合わせて食べるスリランカスタイルのオプションです。
更に「スパイスチキンカツ」や「和牛シマチョウ」等のトッピングも数多く揃っており、かなり自由度の高い組み合わせを楽しめます。
グッと煮込み感の強い旨味の濃いルーにサンボルの酸味や野菜の瑞々しさといった要素がさっぱりとした爽快感を演出。
たまごタルタルのクリーミーさも加わって円やかさに富んだ味わいに変化する、2度3度美味しい多面性のある一皿です。
デザートに「ブラックパウダーのアイスクリーム」も付いていて、さっぱりとした後口まで考えられた着地点の絶品カレープレートランチ。
『nidomi』復活までの期間限定営業ですので、気になる方はお早めに。
※下記の店舗情報は『nidomi』のものになります。
南インド料理とスパイスカレーの融合☆『ゼロワンカレー』
かつて南森町や谷町六丁目にて間借り営業していた『ゼロワンカレー』。
こちらが去る2014年8月に待望の独立店舗として裏谷四にOPENしました!!!
本場南インドにて料理修行を経験した店主の本格料理。
大阪でも希少な現地の味をワンプレートスタイルで楽しめます。
メニュー構成は日替り2種類のカレーを「A定食」「B定食」として提供。
それぞれに約5種類のおかずが付いた、南インドのミールスを再現しています。
追加でカレーを2種類にする事もでき、その他おかずのトッピングやライスの変更などにより、選択幅の広い内容です。
本場南インドで学んだ現地スタイルに、過去の営業で培った独自のスパイス使いを合わせた、ミクスチャー的要素の強い味の方向性。
エスニック好きにもスパイスカレー好きにも受け入れられる、ハイブリット的な強みのあるオリジナリティを発揮しています。
土日の営業にはビリヤニ等の特別メニューも提供されており、今後もその展開から目が離せません。
2月中旬に2度目の南インド修業から帰国し、どのような成長を見せてくれるのか期待値の高まるお店です。
【ゼロワンカレー】
ジャンル:スパイスカレー
電話:080-5277-1788
住所:大阪府大阪市中央区内本町2-3-8 ダイアパレスビルB1F 120号室
交通手段:地下鉄谷町線 谷町四丁目駅から徒歩約10分
営業時間:12:00~16:00(売切れ次第閉店)
定休日:日曜・祝日
駐車場:無
サイト:https://twitter.com/zero_one_curry
雑貨&スパイス&南インドカレー☆『iloilo』
カラフル且つエキセントリックな外観が一際目を引くこちら『iloilo』。
カレー屋・スパイス販売・インド雑貨販売の3業態を兼ね備えた、もうインド感丸出しなお店です。
エキセントリックなのは外観だけに留まらず、店内もPOPでアーティスティックな内装。
可愛らしい店内に雑貨販売、エスニック好きな女子にはもってこいの組み合わせです。
店内で販売している雑貨類は全て現地調達の品で、店主は年に数回買い付けに行かれているという本格志向。
こちらのメニューは日替りのプレートランチ1本勝負。
南インドのターリー的なものだったり、ネパールのダルバート的なものだったりと、アジア圏のエスニック料理を幅広く取り扱っています。
味の方向性は、同じ裏谷四の『ゼロワンカレー』とは対極とも言えるマイルドで優しいスパイス使い。
『ゼロワンカレー』が南インドのテイストと独自のスパイス理論を合わせたハイブリットとするなら、『iloilo』は現地のレシピや調理法を忠実に再現した王道路線といった感じです。
ガツンとくる辛さやスパイスの尖りはありませんが、柔らかな味わいに仄かなスパイシーさがブレンドされていて、毎日食べられる家庭料理的な感じ。
満月と新月の日は、また別の顔を見せるこちらの店舗。
その内容に関しては、また次の投稿にて~ ( ´,_ゝ`)クックック
紹介しているお店はこちら!
- iloilo
- インドカレー 大阪市営中央線 堺筋本町駅 1番口 徒歩5分
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オリジナルテイスト光るイタリアンカレー☆『LA LUNA』
裏谷四の最西端に位置するこちら『LA LUNA』。
元々はイタリアンを十年ほど営むお店でしたが、シェフが他界された事を切っ掛けにマダムがカレー専門店としてリニューアルされました。
カレーはシェフが残されたレシピを元に、実家が漢方薬のお店を営むマダムのスパイス知識を組み合わせた、夫婦二人三脚の合わせ技カレー。
日替りで2種類のカレーを提供しており、単品以外にも副菜やサラダの付く「Aセット(カレー1種)」「Bセット(カレー2種)」や、カレー以外にも日替わりランチの「Cセット」などもあるラインナップです。
食材の旨味を活かすイタリアン的要素の強いカレーは、トマトをふんだんに使用したりトリッパなどの独特な食材を組み合わせた独創性の高い方向性。
辛さやスパイス感がそれらの旨味を引き立てるように寄り添った印象の優しさある調律具合です。
セットメニューに添えられる惣菜もキッシュ等のイタリアン色が強く、ライスは玄米と白米の精米を中間に調整する「五分づき米」を使用したりと、同性目線からのチョイスが女子受け必至ですね~。
紹介しているお店はこちら!
人気ラーメン屋自慢のとんこつスープカレー店☆『まんねんカレー』
梅田・心斎橋等に展開するラーメン店『まんねん』が、自慢のとんこつスープを引っ下げて裏谷四に乗り込んできました!!!
その名も『まんねんカレー』!!!(゚Д゚)
ラーメンに通じる方ならばお気付きの通り、梅田・心斎橋・千里丘に展開する『まんねん』の新業態。
ラーメン作りで培ったノウハウを活かした新感覚の「とんこつスープカレー」を提供する、裏谷四のルーキー的存在です。
店舗はカウンター席のみの所謂スタンドカレー。
そして提供されるメニューはカレーとつけ麺の2枚看板。
やっぱりラーメン店プロデュース、麺は外してきませんねー。
ルーはほんのりととろみの付いた王道的カレー。
ファーストアタックは刺激ある辛味が入り、そこからキュッとくる酸味が効いています。
黒麻油の香ばしい風味と余韻的に感じるとんこつの旨味。そして後味にくるヒリッとした爽快さ。
なんでも隠し味的に少量の山椒油を使用しているとの事。
それ故に後口は意外なまでにスッキリしています。
トッピングのとろ肉は、まさにその名の通りトロットロに煮込まれたチャーシュー。
スプーンで簡単にほろっと崩せる柔らかさは、口内で瞬時に蕩けていく食感デス。
ギュギュギュ~っと旨味が凝縮された味わいは、カレーの濃厚さともマッチしますね。
見た目は普通のチェーン店カレーに見えますが、なかなかオリジナリティあるテイスト。
山椒油がもたらす爽快感は、重くなりがちなカレーの締まりとして良い目の付け所。
ラーメン屋らしさを全面に出したカレー店ですな。
※こちらの記事でも大阪の美味しいカレー情報がまとめられています!
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https://mecicolle.gnavi.co.jp/report/detail/6584/?from_article