下町ディープスポットの日暮里、三河島、鶯谷。
このエリアは、居酒屋や洋食、焼肉、大衆中華など、数多くの魅力的なお店がひしめく、隠れたグルメ激戦区です。
今回はこのゴールデントライアングルで地元民から絶大な人気を誇る、餃子・炒飯が絶品の老舗大衆中華の銘店をご紹介いたします。一度食べたら忘れられない、激ウマ大衆中華をご堪能あれ!
大三元(日暮里)
日暮里駅前で古くから地元民に愛される大衆中華の銘店がここ「大三元」。駅前再開発後は駅ビルタワーマンションの1階へ移転しましたが、その人気は衰えることがありません。
何を食べても美味しいこのお店ですが、やっぱりハズせないのは餃子! 大振りでボリュームがあり、絶妙な焼き加減で焼かれたもちもちの皮を噛み破ると、ジューシーな餡が口いっぱいに溢れます。この餃子をアテに飲むビールはこたえられませんよ!
麺類やご飯類も充実しています。数種類あるチャーハンの中から、ぜひ食べていただきたいのは「ガーリック炒飯」。運ばれてきた途端、ふわっとガーリックの香りが鼻腔をくすぐり、レンゲでざくっとすくって口に運べば、あとはもう、一心不乱で食べきってしまうほどの美味しさです。
午前中から深夜2時頃まで営業している使い勝手の良さもありがたいですね。
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弥生亭(鶯谷)
鶯谷駅北口を出て、尾竹橋通り沿いを進んだ、根岸小学校のはす向かいにあるのがこのお店。近所に本家を構える林家三平一門の噺家さんたちも足繁く通う、こちらも地元民に愛される銘店です。
チャーハンを頼むと、カウンター内の厨房で、小気味良い鍋振りの音とともに鮮やかな手さばきの調理が始まります。最後は中華鍋からお玉の中へ鯉の滝昇りのように吸い込まれていったチャーハンが、お皿にポンと置かれ、「お待ちどおさま~」と目の前に登場。付け合わせなのにやたらと旨いスープといっしょに食べ始めれば、ついお皿が空っぽになるまで夢中になってしまう美味しさです。
そしてこのお店で絶対にハズせないのは餃子!
見事なきつね色に焼かれた皮は香ばしく、きめ細やかな餡はジューシー。ザクッと噛み破ると溢れだす肉汁は至福の味です。通常400円の餃子が、水曜日と土曜日だけは250円のサービス価格になるのもうれしい限りです。
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- 弥生亭
- ラーメン JR京浜東北線 鶯谷駅 北口 徒歩4分
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大弘軒(鶯谷)
鶯谷駅北口改札から徒歩2秒、つまり駅のド真ん前にこのお店はあります。地元民だけでなく、この界隈で働くオネーサン方や、そのお客さんたちにも愛される、懐の広いお店です。
このお店で初めてチャーハンを頼んだ時は、そのこんもり丸いドーム型のルックスと彩りの美しさに思わず目を奪われました。この手のお店では、「“美しさ”と“美味しさ”は比例する」というのが持論ですが、チャーハンに限らず、中華丼や五目そばなど、その配色の美しさは本当に惚れ惚れとするほどです。
もちろん長く地元民に愛されるその味は折り紙つき。心の底から「旨いなあ!」と思える、まさに大衆の味方のような美味しさです。
香ばしく焼き上げられた餃子を頬張りながら、冷た~いビールを飲むひと時は至福の時間です。ビールの後は、ご飯類でも麺類でも、どれでもお好きなものをどうぞ♪
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光栄軒(三河島)
最後にご紹介するのは、言わずと知れた“デカ盛り”の名店「光栄軒」です。常磐線三河島駅、京成線町屋駅、新三河島駅の各駅どこからも徒歩10分前後とまんべんなく遠い、立地の悪い場所にありながら、いつも行列の絶えない人気店です。
地元の人たちは言うに及ばず、遠くからもお客さんがやってくるという、このお店の人気の秘密は、その「盛りの良さ」にあります。
この写真のチャーハン、これでなんと「普通盛り」なんですが、初めて頼んだ時は、間違えて大盛りを頼んでしまったのかと思ったほどです(笑)。
チャーハン普通盛りで2合半(およそお茶碗5杯分)もあるのですが、それをペロリと食べられてしまうのは、このチャーハンがあまりに美味しいから! 適度なしっとり加減と、ゴロゴロとたくさん入ったチャーシュー、ふんわり卵のバランスが絶妙で、途中「無理かな?」と思っても、気づくと完食しています。ただし、本当にボリュームがあるので、十分お腹を空かせてから食べに行ってくださいね。大盛りはなんと4合(お茶碗8杯分!)もあるので、うっかり間違えて頼まないようにしましょう(笑)。
ちなみにこのチャーハン普通盛りで価格はなんと550円!(税別) この下町価格も人気の秘密ですね。