人気を集めたラーメン店が、新たな魅力を提供する「ネクストブランド」。関西でも大阪や京都などで増加中。人気店での経験を活かした新しい味が楽しめる事も、ネクストブランドの魅力の一つ。今回はそんな中から5軒を紹介します。
大阪の味を貫いた一杯!「大阪 麺哲@東梅田」
2003年に開店し、関西のラーメンシーンを牽引している「豊中 麺哲」。2014年の7月に東梅田で開店したこの店「大阪 麺哲」も、澄んだスープに醤油味を基本に塩味も加えていて、大きな違いはないように見える。
豊中と決定的に違うのは「大阪の味」を追求している所。その最大のポイントは、醤油ダレに使う醤油を、大阪人に愛されている「ヒガシマルの薄口醤油」だけにしている事。あっさりしながらはんなりした、大阪らしい味を昆布だしで表現し、素材が持つ味を存分に引き出している。力強い麺との相性も抜群。皮が広がって口の中でふんわりする雲呑も美味なので、「醤油雲呑」をお勧めしたい。
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鶏料理店から、今度は豚のスープへ!「麺匠而今@滝井」
2011年、鶏料理店のネクストブランドとして誕生した「麺や 而今」は、鶏スープを使った人気ラーメン店に成長。その「麺や而今」のネクストブランドとして2014年に開店したこちらは、豚ゲンコツのスープを使ったあっさりとこってりのラーメン、つけ麺に和えそばと、メニューは賑やかに並んでいる。
「香潤旨味そば(醤油)」は、魚介の味もブレンドしつつ、豚ベースのスープの香りもしっかりとしたもの。平打ち麺をあわせていて啜りがいのある一杯。「麺や而今」でも名物だった、豚ロースチャーシューと厚めの鴨肉スモークの組み合わせも健在。
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- 麺匠而今
- ラーメン 京阪本線 滝井駅 徒歩1分
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ストレートとシンカー、2つの決め球!「ストライク軒@天六」
2013年、天神橋筋沿いに開店したこちらは、「フスマにかけろ 中崎壱丁@中崎町」と「ぬんぽこ@天六(閉店)」の2人の店主によって誕生した、コラボによる新ブランド店舗。
店内には野球関連のグッズが並んでいる楽しい店だが、ラーメンも「ストレート」と「シンカー」の2種類。「ぬんぽこ」店主が考案した「ストレート」は、あっさりした醤油味のスープに余韻を感じさせ、ストレート麺を合わせている。一方で「シンカー」は「フスマにかけろ」店主考案の味。鶏白湯とハマグリの出汁、それぞれが力強く、ポタージュスープのような口あたりがそのままでも美味しい。中太ストレート麺が力強くスープを拾っている。
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豚骨の魅力を新しいスタイルで!「拳10ラーメン@三条御前」
「拳ラーメン@七条通」が、かつて「こぶ志」として営業していた場所に、ネクストブランドとして2012年開店。こちらでは豚骨の魅力を極める事を目的にしていて、3種類のラーメンと2種類のつけ麺、月替わり限定メニューを提供している。
基本メニューの「拳10ラーメン」は豚骨ベースで濁りがあり、濃い目の味付けながらしつこすぎない。中太ストレート麺も濃厚スープに負けていない。
5種類のラーメン・つけ麺に追加できる「〆ご飯」は、それぞれに合わせて具を変えていて、スープをかけた「ラーメン茶漬け」として楽しく食べられるスタイルになっている。
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- 拳10ラーメン
- ラーメン 京福嵐山本線 西大路三条駅 徒歩6分
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自家製麺でまぜそばを堪能!「夕日のキラメキ一乗寺」
「キラメキノトリ@神宮丸太町」のネクストブランドとして、京都のラーメン激戦区一乗寺に2014年に開店。こちらは厨房を広めにとり、製麺室も店内に設置している。保存料や薬品などを入れない自家製麺を使った、ラーメンとまぜそばが二枚看板になっている。
今回注文した「台湾まぜそば」は、名古屋発祥で東京や関西で提供店を増やしている話題のメニュー。小麦がギュッと締まった自家製麺を滑らかに茹でて、啜った時の力強さを楽しめる。鶏白湯スープを少量入れているので、具を含めてかき混ぜれば味わい深い。2014年末には3号店として、山ノ内に「キラメキ チキンハート」を開店。勢いは止まらない。
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- 夕日のキラメキ 一乗寺
- ラーメン 叡山電鉄本線 一乗寺駅 徒歩4分
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