初詣の名所としても知られる「佐野厄除け大師」で知られる栃木県佐野市。佐野ラーメンの名所としても知られている。戦前から青竹手打ちの麺が伝えられ、市内には多くのラーメン店が軒を連ねている。2014年末には、行列のできる老舗として知られていた「とかの」が閉店という衝撃情報が流れたが、佐野ラーメンは新店も増えてますます元気。今回紹介するのは、2008年以降に開店した、新進気鋭の7軒。伝統を守る店あり、個性を出していく店あり。厄除け大師の帰路に立ち寄るもよし、佐野ラーメン制覇を目指してみるのもまたよしです。
「とかの」で学んだ青竹打ち麺に、細麺も選べる!「ゐをり」
「とかの」で青竹手打ち麺の技術を学び、2008年開店。カフェを思わせる内装は独特の雰囲気もあるが、佐野ラーメンらしさをしっかりと受け継いでいる。
「醤油ラーメン」はあっさりしたスープに揚げネギを散らして旨みと香りを引き立たせている。「うま塩ラーメン」は天日塩を使いあっさりした中に、スープの旨みが反映されたもの。通常の青竹打ち太麺の他に細麺も用意したり、しそ餃子やプリンなどの独自のメニューも並べている。
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開店1年で早くも話題店に!「青竹手打ちラーメン 大和」
2013年11月に開店した、佐野の中では新進の店。不揃いの青竹打ち麺はやや細めに切られて茹で加減もしっかり。「ラーメン」の麺を啜れば「つるん」と口の中を滑り、麺を噛めば「もにゅっ」とした食感が楽しめる。澄みきったスープは鶏の旨みをメインにしながら、醤油が前に出すぎない所が佐野ラーメンらしさを継承している。バラチャーシューの油が徐々にスープを変化させてくれる。佐野ラーメンの特徴からはみ出る事をせずに、特に麺で個性を感じさせてくれる。
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店名:青竹手打ちラーメン 大和
住所:栃木県佐野市北茂呂町1-5-2
電話番号:0283-55-4584
交通手段:JR・東武「佐野」駅から徒歩30分
田村屋出身の中堅実力派!「日向屋」
佐野ラーメンの人気店「田村屋」で修業し2008年9月開店。市街地からやや離れた場所にありながら地元の人気をしっかりと集めている。
鶏ベースの澄んだスープは醤油色をまとい、旨みを感じながらしつこすぎない。青竹手打ち麺はピロピロ感がありつつ、麺としてのまとまりもある。スープとの相性がよく、どんどん啜りこめる。オーソドックスな見た目だが丁寧さがあり、佐野で愛されている一杯と実感した。
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昔ながらの佐野ラーメンを提唱!「シイナ(417)」
独学でラーメンを学び、2014年9月開店した新店。「昔ながらの佐野ラーメン」を看板に掲げる店。佐野ラーメンにしてはやや醤油が強くスープとマッチし、麺は青竹打ちの縮れ麺ながら、やや細めでつるつるした食感をメインにしている。しっかりしたチャーシューの味付けもスープにマッチ。小皿に乗せたフルーツトマトがついてきたので箸休めにちょうどよかった。
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「おぐら屋」出身の新鋭店は餃子もすごい!「一乃胡」
佐野ラーメンの有名店「おぐら屋」で修業して、2014年9月開店。まず食べるべきはシンプルな「らーめん」。麺幅が不揃いな縮れ麺は手もみが加わり、啜るほどに唇をプルプル震わせてくれる。クリアなスープは鶏ガラなどの旨みに加え、香味野菜のシャープな美味しさに個性を感じる。おぐら屋譲りの「餃子」も必食。皮が厚くて餡もボリュームがあり、3個でも食べごたえ抜群。