寒い季節、身体が求める食べ物は温かいもの。
「鍋焼きうどん」
なんてどうでしょう?
誰もが知ってるし食べたこともあるけど、言われなければなかなか食べることのないこの料理。
また、食べたいと思ってもメニューになかったり、あってもそこそこのお値段なので、あえてそれを選ぶことも少ないと思います。
私は基本、うどんより蕎麦派なのですが、冬になると鍋焼きうどんが無性に食べたくなるため、ここ数年、かなりの数を食べ歩いてきました。
そんな中から、新宿で食べられるいくつかのお店を紹介したいと思います。
王道の道を歩む「砂場」
私の中での鍋焼きうどんの基準と捉えている、蕎麦の老舗御三家のひとつ「砂場」です。
私が求めるトッピングが全て乗っており、甘辛い出汁、そしていい感じにその出汁を吸い込んだうどん。
並 1,080円
上 1,600円
並と上の違いをおばちゃんに確認すると「海老のサイズだけよ。並は小さいの」。
写真のものは並です。
言われてみれば確かに小さい海老に大きめの衣でしたが、別に違和感はありません。
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庶民派代表?コスパに優れる「大村庵」
新宿というよりもはや大久保と言ってもいい「大村庵」。
鶏肉とタケノコが入っていませんでしたが、海老天はかなりの大きさ。
これで1,050円はかなりのものだと思います。
出汁は関東風の黒くて甘辛、うどんは時間とともに徐々に柔らかくなっていく、イメージ通りの出来栄え。
誰もが「そうそう、これこれ」と思えるものでした。
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サラダうどん発祥の店「三国一」
日本の様々な地域のご当地うどんをカバーしている「三国一」。
新宿には3店舗あります。
そこそこサイズの海老天、そして珍しく春菊やちくわも入っているこちらの鍋焼きうどんは1,150円。
手打ちのうどんは太めでしっかりコシがあり、時間が経っても柔らかくなりません。
出汁は東京では珍しい関西風。
透明感があり、すっきりしています。
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かなりの変化球?でも味は確かな「つるとんたん」
最後は有名店「つるとんたん」。
鍋焼きうどんは1,580円と少々お高めですが、麺は太麺と細麺が選べ、さらに1玉~3玉まで好きな量で注文できます。
また、小ぶりながら海老天が2本入っていたり、鍋焼きには珍しく穴子や肉団子が入っていたりと、かなり面白い存在です。
私は太麺を選んだのですが、今回紹介しているお店の中で一番太くてコシのある麺でした。
出汁は関西風で三国一よりもあっさりしており、若い人なら3玉でもツルッといけるのでは?と感じました。