かつてはラーメン文化が広まっていないと言われていた関西も、各地で様々なラーメンが人気を集めている。これをバブル景気になぞらえて「ラーメンバブル」と呼ぶ人もいるが、関西で人気のラーメンの一つには「バブルなラーメン」、つまり泡立っているラーメンがあります。味や泡立ちの手段はそれぞれだが、ラーメンは弾けて消えやしない!そんな関西のラーメン6軒を紹介します。
見た目はカプチーノ?「かしや@玉出」の「和風とんこつ」
2010年に開店したが、2年後にリニューアルしてからは、平日でも満席の人気店になった。看板メニューの「和風とんこつ」は、泡立ったスープの見た目が印象的。細かい泡はスープ由来の茶色も混じっている。モチモチだがしっかりした食感の縮れ麺を引き上げれば、滑らかな泡が絡みついてきて飽きない。スープは鰹節などの存在感も感じる魚介豚骨。他の味も気になるが、まずはこの味をチェックしてみてほしい。
店名:かしや
住所:大阪府大阪市西成区玉出中2-4-21
アクセス:地下鉄「玉出」、南海線「岸里玉出」駅から徒歩3分
店舗ブログ(和風とんこつ『かしや』のらーめん日記)
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泡は柚子のエスプーマ!「轍@本町」の「ふく流らーめん」
鶏と豚骨を圧力鍋で煮出した白濁スープはクリーミーで力強さもある。スープの上には柚子のエスプーマが乗り、ストレートの細麺にしっかり絡みついてくる。肉っぽさをそのまま感じるチャーシューも見事。豊富なメニューなので何度か通いたくなる店だが、まずはこの一杯の見た目と味に驚いてほしい。
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濃厚な鶏の味!「JET600@玉造」の「鶏煮込みそば」
「ラーメン人生JET@福島」の2号店。「鶏煮込みそば」はこちらでも人気の一品。鶏白湯スープを提供する店も増えてきたが、それらとはひと味違う。「滑らか」では表現し尽くせない味は、鶏の骨が持つ細かなざらつき感を活かしているから。また、油脂と一体化された事で泡立ちつつ、口の中に味が出まくっている。頻繁にスープをかき混ぜているからこその味。茹でた麺がスープと一体化している所もポイント。
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鴨の旨みも絡む!「京都龍旗信@河原町」の「鶏たいたんそば」
新京極から蛸薬師通に入った所に佇む、町家を使った店構え。龍旗信の一部店舗では、鶏白湯をベースにした「鶏たいたんそば」を提供しているが、京都龍旗信では、鶏に加えて鴨出汁も加えているからか、旨みが立体的に感じられる。丁寧に茹でた中太麺がスープを纏い、低温調理で肉質を楽しめるチャーシューに、揚げごぼうのトッピングが食感と香りのアクセントになっていて、食べ飽きる前にスープまで一気に完食できるもの。
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- 京都 龍旗信
- ラーメン
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「みつ葉@富雄」の「豚CHIKIしょうゆラーメン」
2011年に開店し、長い行列を作る人気店になっている。基本メニューの「豚CHIKIしょうゆラーメン」は、豚と鶏を煮出した白濁スープを丼に注いだ後、ミキサーでしっかり泡立ててから自家製の中太縮れ麺を入れている。泡立っているので油脂があまり気にならず、旨みを出しながら嫌な臭いを感じさせない。クリーミーなスープに雰囲気のよい内装で、女性グループでの来店も珍しくない。
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- ラーメン家 みつ葉
- ラーメン 近鉄奈良線 富雄駅 西口 徒歩4分
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- 住所
- 〒631-0078 奈良県奈良市富雄元町3-3-15-1
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泡立つ動物系スープ!「暁製麺@田原本」の「鶏豚だしらぁ麺」
2014年7月、国道24号線沿いに開店。「魚介だし」と「鶏豚だし」の2種類のラーメンがあるが、注目は自家製の中太麺を使った「鶏豚だし」。動物系スープを白く泡立てているが、スープは動物系のまろやかな味。具に姫竹・おくら・カボチャなどを乗せている所も明るく個性的。