大地の恵みがふんだんにある、丹波ならではの鹿料理と野菜
明治時代から残る古民家を改装して建てられた、丹波の野菜と鹿料理を扱うお店「無鹿(ムジカ)」。
最近、こうした古民家を再利用したお店によく行きますが、中でもこの「無鹿」は保存性も高く、提供するメニューとイメージがぴったりで、大好きなお店。
旅の途中に立ち寄るにはもったいない、ここを目的地として旅をしたくなるお店です。
鹿の絵が描かれた藍染風ののれんをくぐると、趣ある漆喰の柱や床の板の間の雰囲気も落ち着くレトロな空間が迎えてくれます。
ディナーは3500円から。
野菜ソムリエ資格も持つシェフが腕を振るい、丹波ならではの食材をコース仕立てでいただけます。
こちらは丹波の野菜6種と鹿肉を3種の調理法で一口ずつ箱に詰めた前菜盆。
京野菜のような個性の際立つ野菜たちと、レバーペーストやハムなど小鉢に入れられた鹿肉の多彩な変化を一緒に楽しめます。
メインは鹿ロースのボイルと香ばしい鹿のロースト。
下には丹波野菜がちりばめられて。
鹿肉は脂肪が少なく、高タンパクでミネラルも鉄分も豊富な食材。
美の食材と呼ばれ、ぜひとも女性の皆さんにトライしてほしいお肉です。
このメインのお皿の後に、五穀米ごはん、香の物、プチスイーツ数種とコーヒーが付きます。
ジビエは癖が強い味と思われがちですが、だからこそ滋味が感じられ、味わい深い旨みがじっくりと舌の上で広がります。
「無鹿」の鹿肉は臭みを感じられず、また手を入れることにより肉質のかたさもなく、お肉の繊維を活かした柔らかさを楽しめる一品に。
また鹿肉に合うワインなどお酒も豊富に扱っています。
ジビエのちょっと濃い味が気になる方も、ワインと一緒だとまた違うおいしさに変化してゆくから不思議!
お店のある丹波市柏原は城下町でもあり、白壁の和風建造物や古民家など、そぞろ歩くだけでも楽しいまちです。
ぜひまち歩きの隠れ家として、丹波ジビエ「無鹿」を癒しスポットに加えてくださいね。
丹波の野菜と鹿料理「無鹿」
丹波市柏原町柏原659
0795-73-0200
水曜定休