煮干しを中心とした和風らーめんで知られる、浅草を代表する人気らーめん店『与ろゐ屋』。創業は1991年と下町エリアでは決して古いお店ではないものの、町への溶け込み具合や存在感はもはや老舗を思わせます。
そんな与ろゐ屋での修行を経た2人が協力し、今年5月に同じく浅草にオープンさせたのが『富士らーめん』です。
らーめんは、与ろゐ屋とは真逆ともいえる豚骨醤油スタイル。
濃密でとろんとした口当たりのスープながら臭みやくどさはなく、旨味・塩分・甘みのバランスが絶妙!『濃さ』と『食べやすさ』を見事に両立させています。
そして、もう一つの主役がつるりと滑らかな質感とモチモチ感を併せ持つ自家製の中細ストレート麺。豚骨醤油スープにしては珍しいタイプの麺と言えますが、相性は抜群です。
何かが凄く変わっていたりするわけではないのですが、ちょっとしたバランスの取り方・組み合わせの妙で、ありそうでなかった味に仕上がっています。
つけ麺は一転、魚介を加えた昨今のスタンダード仕様。勿論美味しいのですが、この絶品スープ&麺ならばあえて魚介を加えないバージョンも食べてみたい…
と思ったら!なんと、お店の方も同じ事を考えていらっしゃるようで、『魚介を加えないつけ麺も考えています』と。ならば、いただきましょう!
こちらがつけ麺の魚介抜きバージョン。
睨んだ通り、絶品豚骨スープをよりピュアに味わえる仕上がり。魚介を使わないつけ麺は珍しいですが、これは実に美味い!
つけ麺魚介抜きバージョンはごく限られた方のみが知る裏メニュー的存在だそうですが、許可をいただきましたのでご紹介!
この記事をお読みになった方なら、つけ麺の食券を購入し口頭で注文可能ですので、是非お試しあれ!!
ガッツリ派には
サイドメニューの富士めしもオススメ。お肉たっぷりで¥200!
こと味に関しては大きく異なりますが、浅草という町に上手く溶け込んでいけそうなところはまさに与ろゐ屋譲り。
10年、20年先、与ろゐ屋のように上手く町に溶け込み、幅広く愛されるお店になるのを楽しみにしています!