開業から3年、店長の思いがようやく形になりました【無化調】、【無農薬】、【人とのつながり】
2016年4月、石川県野々市市にオープンした『金澤流麺らーめん南(かなざわらーめん らーめんみなみ)』(以下『らーめん南』)
当時人気の煮干しラーメン専門店が移転した跡地に、横浜で家系ラーメン店を営んでいた人が居ぬきで入店するということで開店当初より注目を浴びていました。
店内は厨房を「コの字」に取り囲むカウンターに10席ほどのコンパクトな空間。
明るく開放的な雰囲気は、女性だけのグループでも楽しいおしゃべりと食事が楽しめる。
店長の人懐っこい性格と明るいキャラ、そして楽しいおしゃべりと知識で人とのつながりができ、それが理想のラーメン作りに活かされようとしています。
「無農薬野菜サラダ(200円)」
人とのつながりの中で生まれた、地元産の無農薬野菜をふんだんに使ったサラダ。
無農薬栽培の農家さんから直接買い付けているので安全・安心。女性にも人気のメニューです。
牛骨ラーメン専門店としての豊富な品揃え!商品名はイタリア語?店長のセンスが冴えるメニュー名でも話題
「醤油らーめん ~プログレッソ~(880円)」
魚介を使わない、牛本来のスープ『らーめん南』の原型をなす一杯です。
もうバター臭いとか、すき焼きの汁だなんて言わせません!w
丁寧に余分な油脂を取り除いて摂った、牛の旨みだけの清湯スープ
地元石川の無添加醤油「大地」の薄口と濃口をブレンドした醤油タレと相まって、優しさと包容力を持った滋味深いスープ でメッチャ美味しい。
店長オペレーション改善のため、やむなく一部メニューの麺を自家製のエモ麺から変更。
京都麺屋棣鄂の滑らかでしなやかな細麺とは抜群の相性です。
厚切り大判のローストビーフなど、一体感もあって牛ラーメン専門店らしさを感じます。
「塩らーめん ~アルケミスト百式~ (880円)」
牛と言えば醤油というありきたりの組み合わせに飽きた時にはコレ!
牛骨・牛アキレス腱他からじっくり摂った出汁に、鰹・鯖・鰯・昆布などの魚介乾物を合わせたスープ。
元々牛骨ラーメンの塩味を作りたくて試行錯誤のうえ完成したのが魚介の和だしをブレンドするという手法。
塩と言うシンプルな調味料が素材の味をストレートに引き出して、キレのある旨味に一口目から惹きこまれてメッチャ美味しい!
あまりにも手間がかかりすぎて数量限定ですが、毎日仕込んでいます!
「~蘇るピカレスク~ 牛骨泡パイタンらーめん(1,080円)」
牛骨乳化スープをバーミックスで泡立てた滑らかでクリーミーな白湯スープ。
バターやクリームも使いカルボナーラみたい!
しかも粘度はあるのに重くないのは完全乳化と植物性油のクリーム由来による。
塩味が効いてしっかりしたボディで旨い!
※写真のチャーシューは現在、他のメニューと同じ「ローストポーク」に変更となっています。
自家製エモ麺との相性がこんなにいいとは驚き! 幅広のボソッとした食感の麺だが洋風の重厚なスープと合わせると、まるで生パスタのようで違和感なく洋食(笑)マジ旨い!
自家製エモ麺ってナニ? ビンテージ家庭用製麺機が創りだす麺の原点!
何にでも興味をもってさらに突き詰める性格の店長が、自家製麺を目指して入門編として手に入れたビンテージものの家庭用製麺機。
粉の選択・配合、加水率、カンスイの量など同業者から教わった、美味しい麺を創りたいという感情・想いがこもった(エモーション)麺なので「エモ麺」w
ミキシング・麺帯・麺切までハンドルをまわし続ける作業は手間もかかるが、かなりの重労働。全メニューに対応するには限界がありました。
なので、現在は「パイタン」「混ぜそば」に限定使用していますが、もちろん希望があれば他のメニューでもこの自家製エモ麺に交換できます。
自家製エモ麺と新麺、京都麺屋棣鄂の細麺は相性抜群!
「~牛の賢者~ Wコンソメ仕立て醤油らーめん(1,080円)」
あぁ~やっぱり美味い!
いったん牛ブイヨンスープを作ってからミンチや玉子の殻で余分な油脂を吸着させる掃湯(そうたん)という技法で、限りなく透明に仕上げた究極の牛清湯コンソメスープ。
牛特有のバターくさい匂いが無くなり旨味だけが残る。幾種類のハーブをまといとてもラーメンのスープとは思えない深みのある味わい。
ハーブは香りだけではなく、セロリ由来のグルタミン酸と牛のイノシン酸による旨味の相乗効果をもたらす理にかなった取り合わせでもある。
麺は京都麺屋棣鄂の細麺
おぉ!スープとの相性めっちゃいい!
18番手ですが、やや平たい麺なので番手より細く感じる。加水高めでつるんとしていますがやわめの茹で加減でスープの乗りが凄く良い。
初めからそうであったように、なんの違和感もないのが凄い!
単価が高いと言われますが、実はリーズナブル?
平日ランチセット(土日祝日を除く、単品では注文不可)
「キーマカレー お好きなラーメンに(+100円)」
スープや牛すじ煮込みに使われた部位を集めて煮込んだ「ほぐし身」のような牛肉。
油を使っていないのでヘルシーで、なんといっても重くない。ターメリックライスの食感との相性もよくこれで+100円なんて実にリーズナブル!
定番以外にも日替わり限定や、季節限定にも「牛」が使われているんですよ!
「牛テール赤ワイン煮込みまぜそば(1,680円)」
コース料理に使われているメニューなので、予約が入った時にまとめて作る超レアな限定品。
1日〇〇時間、〇日間かけてトロトロに煮込まれた牛テール。 赤ワインの酸味が脂をやわらげてくれ、爽やかささえ感じる。
こんな大きな塊がゴロゴロ入ってお腹いっぱいになる。
肉を並べてからチーズをびっしり敷き詰め、その上から加熱した煮汁のソースたっぷりかける。 濃厚なチーズとトロトロの牛テール肉、牛ウシの牛2段重ねだ!(笑)
さらに粉チーズ、九条ネギをトッピング。 これはもうラーメンの範疇を超越した洋食ですね。
自家製エモ麺は「まぜそば」との相性抜群!
濃厚な赤ワイン煮の牛肉にも負けていません。
箸とレンゲではなく、フォークとスプーンで食べるべき料理です。 もちろん赤ワインと共に!
こちらは2018年夏に提供された季節限定の冷やしラーメンです。
「アルケミストひや式 (880円)」
(冷しらーめん)
牛骨清湯スープに節や煮干しの魚介を効かせた和洋出汁。
出汁氷でスープ温度の変化や味の変化も楽しめる工夫ですね♪
らーめん南のもう一つの特色は、予約で「コース料理」が楽しめること!
『金澤流麺らーめん南』では夜の営業で完全予約制のコースメニューが楽しめます。
BAR MINAMINHO(バル ミナミーニョ)
予算は4,500円から(ドリンク別)
最低2日前までに予約が必要です。
世界各国の料理を『らーめん南』流にアレンジ。サラダ、テリーヌ・パテ・シチュー・メインはスペシャルラーメンなど4から5品のコース。
楽しい仲間との会話、時には店長も仲間に入って和気あいあいと美味しい料理と時間が楽しめます。
最低2名から予約はSNSのDM等で。
店長の熱意が伝わってくる手作り新聞も発行!
おしゃべりも楽しいけど、本当は筆まめ(笑)
会話では伝えきれないところを新聞形式にまとめて店内に置いてあります。
なんと2019年4月には14号まで発行されているんですよ♪
金沢の新しい流れを感じに、一度訪ねてみてはいかがでしょうか?
紹介しているブログはこちら!
https://blog.goo.ne.jp/aminosan111
紹介しているお店はこちら!
店名:金澤流麺 らーめん南 (かなざわらーめん らーめんみなみ)
住所:石川県野々市市稲荷4-85
営業時間:月・火・木・金・土11:00~14:30 18:00~20:30 日・祝11:00~14:30
定休日:水曜日
備考:駐車場あり