幕末に活躍した人材を輩出した緒方洪庵の適塾跡地。
大阪経済界の重鎮五代友厚の銅像。
あちこちに登録有形文化財のビルが未だ現役で立ち並ぶ、街。
淀屋橋~北浜界隈。
ここは大阪を代表するビジネス街のひとつです。
12時になるとビジネスマン&ウーマンが一斉に街に溢れ出て来て、
思い思いの場所で、思い思いの過ごし方をして
13時前になるとシンデレラよろしく、サッと姿を消していく。
そんな街にはサラリーマンが愛するランチのお店があるもの。
その中でも、昭和の時代から、長く愛されるお店をご紹介いたします。
1.昭和25年から愛されるカレー焼きそば『福仙樓』
淀屋橋と北浜の間。
緒方洪庵の適塾の跡地のお隣にあるのが、
『福仙樓』
昭和25年創業の、中華料理屋さんです。
営業中の札がかかるだけで、メニューすら出ていないお店ですが、お昼になると
多くのサラリーマンが吸い込まれていきます。
ランチタイムのメニューは二つ。カレー焼きそばと焼き飯。それだけ。
特に有名なのが「カレーヤキソバ(510円)」
焼きそばと言いながら、汁だく。大盛り頼んでないのに山盛り。
最近流行りのスパイシーでもなく、昔懐かしのあのカレー味。
たっぷりのキャベツともやし。そしてエビと豚肉。
一緒にずるるっといけば、懐かしい!平凡!だけど美味しい!!
このずっと変わらぬ美味しさが昭和の時代からサラリーマンの胃袋を掴み続けています。
紹介しているお店はこちら!
2.巨大な中華風オムライス!『中国料理 龍門』
創業30年。ギリギリ昭和か平成か?といったお店なのですが、
レトロなビルの地下にあって、昭和の香りは間違いなくプンプンしている
中華料理やさんなので、ご紹介します。
『中国料理 龍門』
様々なランチがある中、名物は「天津カレー炒飯(790円)」
見た目は巨大なオムライス。だけど、スプーンを入れると中からカレー!
ドライカレーのようなカレー炒飯が現れます。
パクリと食べれば、スパイシー!まろやかなたまごがいい緩衝材になっています。
シンプルで飽きのこない味わいとこのボリューム感がサラリーマンの胃袋を掴みます。