新宿駅西口から北に伸びる小滝橋通り。大久保通りを超えJRの高架を抜けると左に広がるのが中央卸売市場淀橋市場です。深夜早朝には大型トラックが並ぶこともありますが基本的には規模もそれほど大きくないのためターレーが走り回ったりしていないし、生臭さも全くありません。
そんな市場で働く人達の胃袋を支えるのがこちら『伊勢屋食堂』です。市場内にあっても一般客の利用もOKです。ただし、小滝橋通り側からは入れないため、JRの線路と平行している南側から入って下さい。
門を入ってすぐ右の建物、位置的には建物のほぼ中央辺りにお店はあります。
初めての入場だとちょっとキョドってしまいますが堂々とズンズン進んで下さい。
定番メニューだけでも充実しているのですがさらに曜日限定メニューも。例えば木・金・土限定の麺類。特に「チャーシューメン」が人気です。
超シンプルですがそこに肉厚のチャーシューがドーンと5枚も。スープはあっさりスッキリ、そこに細麺です。
チャーシューはホロホロ、歯が要らないぐらいの柔らかさです。嫌な油はすっかり抜けており見た目ほど重みを感じませんのでペロッとイケちゃいます。
また月曜日にはカレーがあります。どうせならと思って「カツカレー」を頼んでみました。
こちらはボリュームたっぷり。しっかりご飯に揚げたてで肉厚のカツ、そこに超家庭的に見える具だくさんなカレーがたっぷりかかっていました。
カレー自体は実際、正に家庭の味そのものでした。それぞれのご家庭ごとに細かな味は違うでしょうが誰が食べても「ああ、懐かしい」そんなカレーです。
レギュラーメニューでの一番人気は、2017年4月14日放送のテレビ東京「孤独のグルメ」で五郎さんも食べていた「豚バラ生姜焼定」です。こちらのお店には「豚ロース生姜焼定」もあるのですが、お店のオススメも人気もバラだそうです。
ガテン系がご飯をモリモリ食べれる濃い味付けを勝手に想像していましたが、実際には塩気は控えめとすら感じるぐらい。代わりにショウガはガツンと効いていました。
他にも普通の定食系からカツ丼やチャーハン等のレギュラーメニューに
小鉢の一品料理も揃っており、朝から一杯引っ掛けているサラリーマン風の方もたまに見かけます。その小鉢の中でも独特なのはこちら。
トマトの酢漬け。ピクルスと言ってしまえばそれまでですがそこまで酸味は効いておらずちょうど食べやすい、ほどよい塩梅です。
営業時間は朝5時から夕方15時までなのでディナーとして食べには行けませんが、朝食、ブランチ、昼食、昼飲み、、、様々な使い方に対応できるお店です。