突然ですが、バゲットはお好きですか?
私はバゲットが大好きで、ハードすぎると思われるぐらいのバゲットに目がありません。
でも、昨今は食パンブーム。柔らかくてもっちりとした食感を好む日本人にとっては、食パンの方が受け入れられやすいのかもしれません。日の目をあまりみることのないバゲットの扱いに、ちょっぴり寂しさを感じています。
そんな傍らで、そのバゲットにスポットを当てて、食パンブームに殴り込みをかけるようなフェアが現在開催されているのをご存知でしょうか?
バゲットのフェアなんて珍しいですよね!
バゲット好きな方必見です。
場所は渋谷。以前、モーニングでパンの食べ放題をご紹介したことのあるところです。
『koe’ lobby(コエ ロビー)』。
スタイリッシュなホテル、hotel koe tokyo内にあるベーカリーレストランです。モーニングからディナーまで、時間帯ごとに提供するものを変えている、使い勝手のいいレストランです。
そのレストランの傍らに、店内の工房で焼き上げられたパンも販売されています。以前は、色々なパンが販売されていましたが、現在はフェアに伴い、販売されているものはフランスパンのみ。「パンオタク」と自他ともに認めていらっしゃる、パンラボの池田氏が監修しているこのフェア。どんなパンたちがいるのか、とても楽しみに行ってきました。
店内に入ると、フランスパンを使ったパンがずら~りと並んでいて、フランスパン好きにはテンション上がる光景です。
フランスパンはプレーンの他にカカオを練り込んだカカオバゲット、ソフトな食感のホワイトバゲットの3種類が用意されていて、それ以外にはプレーンを使った総菜系、スイーツ系、サンドイッチが揃っていました。
ミルクフランスやハム&チーズを挟んだバゲットサンド、など定番の商品もありますが、かなり個性的なものが多く、食べてみたいものがたくさん!迷いながら、いくつか買って食べてみました。
こちらは「明太子フランス」。大好きなので、即GETです。フィッセルのような細身の食べきりサイズのバゲットに、オリジナルの明太子バターを中にも上にもたっぷりと塗った一品です。
食べてみると、細身の仕上がりなので、クラム部分が少ない分、カリカリしたクラストがメインで、ハードな噛み心地が好きな方にはお勧めです。
明太子バターは明太子が惜しげもなく使われていて、かなりぴりっとした辛さがあります。この時期なら薄切りにして、前菜やお酒のおつまみとして使ってもピッタリな一品でした。
こちらは「梅かつおフランス」。オリジナルのかつおバターにはちみつ漬けの梅干と鰹節をトッピングした、という際物的な一品です。フランスパンの上に鰹節がフワフワと踊っている姿、というのはかなり衝撃的、というか、シュールなビジュアルです。
大丈夫なのか?と少し不安を感じながら食べてみると、鰹節の香りと小麦の香りが意外と喧嘩しません。食べてみると、鰹の旨味とバターのコクがびっくりするぐらい合っていて、この組み合わせ考えた人は天才!と感動を覚えるぐらいです。そこの梅干の酸っぱさがいいアクセントになっていて、パンにも鰹節ってあうんだなあ、という新しい発見がありました。日本酒にも合いそうな感じでした。
そしてこちらは「あんこゴルゴンゾーラ」。あんこに青かび系のゴルゴンゾーラを合わせた、という、これまたびっくりな組み合わせの一品です。クリームチーズやマスカルポーネといったものとあんこ、というのは食べたことはありますが、ゴルゴンゾーラというのは初めてです。
食べてみると、青かび系特有の青かび臭さがありますが、青かび系好きならさほど気になるほどではなく、そのしょっぱさがつぶあんのあんこの甘さをより引き立たせて、これまた美味しい!あんこと乳製品の相性はとてもいいし、ゴルゴンゾーラでもドルチェを使用している分、まろやかなので、違和感なく食べられました。ちょっとクセになりそうですよ。
他にもスルメイカを挟んだものなどもあり、食べてみたいもののオンパレード。全部制覇したくなります。出来上がり次第棚に並ぶそうですが、お昼ぐらいが一番種類が揃うとの事です。
フェアは1月末までの期間限定。早速、今日のランチに行ってみてはいかがでしょうか?
紹介しているお店はこちら!
- koe’ lobby
- カフェ 東京メトロ副都心線 渋谷駅 13番口 徒歩4分
※このお店のページは現在ご利用いただけません