出汁とスパイスの織り成すハーモニー『元祖エレクトロニカレー』
果たして何処まで行くのか大阪のカレーシーンの勢い。
ここ最近の出店数は目を見張るものがあり爆発的な増え方。
その中で注目するのは「間借り営業からの脱却」です。
夜メインの飲食店の昼間を借りての営業スタイルは、カレーシーンの発達に欠かせないものとなる昨今。
現在、その間借りカレーから続々と実店舗OPENするお店が続いています。
今回お邪魔したのもそんな中の1店。
コチラ『お出汁とスパイス 元祖エレクトロニカレー』です。
北区大淀南の『Aggi』にて土曜日限定で間借り営業していたのですが、遂に実店舗OPEN。
その地はググッと東に移動して桜ノ宮!!!
JR大阪環状線 桜ノ宮駅の東口1から、目の前の道を東へ。
道なりにずずずずいーっと突き当りの丁字路まで約700m程進みますと、右手に店舗を発見。
イイ感じのお手製ぽい看板が目印。
<カレーメニュー>
鶏お出汁のチキンカレー(850円)
和だしのポークキーマ(850円)
今週のカレー(850円)
2種あいがけ(1,000円)
3種あいがけ(1,200円)
キッズカレー(550円)
<トッピング>
スパ石井煮たまご (+100円)
大盛り(240g) (+200円)
小盛り(140g) (-50円)
ドリンクセット(ランチのみ) +150円
カレーはレギュラーメニューが2種類に週替りが1種類の計3種類。
2種盛り3種盛りも可能で、小盛り対応による割引も。
この日の週替りは「さんまお出汁のレッドカレー」。
ここはやっぱりいっとかなアカンやろって事で「3種あいがけ」に「スパ石井煮たまご」をトッピングしてもらいました!!
「3種あいがけ(1,200円)」+「スパ石井煮たまご +(100円)」
ハイカラな器に盛られた、カレー・副菜共に和の要素を含んだ一皿。
相変わらずのカラフルさですねー。
上空からの見た図~。
上から右回りで「鶏お出汁のチキンカレー」「和だしのポークキーマ」「さんま出汁のレッドカレー」。
副菜は山芋&紫キャベツのピクルス・青菜・ひじき。
先ずは「鶏お出汁のチキンカレー」。
ごろっとした鶏もも肉の入ったカレーは、サラッとスッキリの鶏節の旨味&スパイス感。
いりこ・昆布のキリリとした締まりのある味わいで、これぞ出汁カレーの本領発揮といった感じ。
綺麗な着地点のバランス型カレーですね。
続きまして「和だしのポークキーマ」。
乾物系の出汁に豚挽き肉を合わせたカレーは、グッと旨味の厚みが感じられる仕様。
挽き肉由来の濃厚さに出汁の旨味のアクセント。
何気にスパイスの効きもグイッと高めで、味わい的にはかなり強めの主張ですね。
1番スパイスカレーらしい立ち位置のバランスではなかろーか。
ラストは週替り「さんま出汁のレッドカレー」。
お名前からタイカレーっぽいスタイルを予想したのですが、全体的な印象はやはりスパイスカレー寄り。
さんま出汁って初めていただきましたが、クセの無い済んだ感じの旨味がイイ感じ。
ほんのり感じる甘味はココナッツミルクなんかな?分からないくらいの隠し味的要素かも。
具の大根の染み具合がめっちゃ旨味を出してて良い組み合わせです。
後半は副菜や「スパ石井煮たまご」等を混ぜ合わせていただきます。
其々のカレーに酸味や塩味といった複数のエッセンスを加える事で、味の万華鏡状態。
一匙毎の味わいの変化が楽しめます☆
出汁の奥深さを感じさせる一皿。
其々違った出汁を使う事で、三種三様の顔を見せています。
そして複数の副菜による味の変幻自在っぷりも健在。
出汁文化・大阪のスパイスカレーの「今」を体現するお店の1つですね。
これからの成長も大いに期待できるニューカマー!!
実店舗OPENで環境が変わった事が影響するかと思いきや、しっかり味のクオリティを保ってますね。
『Aggi』時代よりもキャパは減っていますが、カウンターのみという事も手伝ってオペレーション力は格段に上がっています。
これからこの出汁カレーというジャンルがどう変化していくかが楽しみです。
駅からは少々離れていますが、土日祝日も営業しており夜営業もあり。
仕事終わりにサクッと行けるというのはホンマありがたいです。
夜はアテメニューとか出してくれたら、良い呑み場にもなりそうなお店。
大阪カレーシーンを引っ張っていくニュージェネレーション、どんどん誕生していますね。
既存の人気店に追い付き追い越せで活躍してくれる事を期待!!!
紹介しているお店はこちら!
店名:お出汁とスパイス 元祖エレクトロニカレー
住所:大阪府大阪市都島区中野町3-5-13
電話番号:06-7708-1833
営業時間:11:30~15:00(L.O.14:50)/18:00~22:30(L.O.22:00)
定休日:木曜日