2018年も数多くの新店が誕生した東京のラーメンシーンにおいて、私が特に注目したのがこの店!
8月に平井駅近くに開店したこの店、まずはラーメン店らしくない店名に驚かされた。まだまだ「ひよこ」で、皆が大好きな「プリン」のようになりたいというのが店名の由来。もっとも、店主はこの店の開店前、2000年に一之江で『めんやもも』というラーメン店を創業して人気を博した人物。一時期ラーメンの仕事から離れていたが、数年ぶりの復活という事になる。
店内は明るい雰囲気で、女性や家族連れでも気軽に入れます。このお店をしっかり紹介したいと思い、現在のメニューを全部注文しましたので、順に紹介します。
1.『ひよこプリン』イチオシの「白らーめん(豆乳)」
メニューの先頭にあるのが「白らーめん(豆乳)」。一瞬ひるんでしまって、私も初訪問時には「らーめん」を頼んでしまいましたが、白ラーメンを食べてそれを後悔しました。この店ではまずこれを食べてほしい!
スープは鶏ガラと豚肉から採ったものと、無調整豆乳を「1:1」の割合でブレンドしたものとの事。スープの旨みと豆乳の味わいが相乗効果を発揮し、まろやかさがありながらしっかりとラーメンらしさを表現している。全粒粉入りの中細麺がスープをよく絡めています。
鶏チャーシューと共に乗っているのは、青菜、黄色と赤のパプリカ、タマネギ、ナッツ、そしてサツマイモ。サツマイモの甘さがスープに馴染んで後を引き、楽しく美味しい一杯にまとめられている。
2.見た目はおとなしいが個性あり!「らーめん」
「白らーめん」に負けない人気なのが「らーめん」。鶏ガラと豚肉を使ったスープは、コンソメの技法も活かしていて独特の食感と香りを出している。魚介系のエキスを加えた醤油ダレが入って、オーソドックスな見た目の中に、様々な味わいがバランスよく入っている。具には、豚バラチャーシューと鶏チャーシューの2種類が入って満足度は高い。
3.全粒粉入りの太麺が存在感を発揮する「つけめん」
もちろん、「つけめん」も注目の一品。鶏ガラと豚肉のスープをベースに、醤油ダレや香辛料を増やして、つけめん向けに味をチューニングしている。麺は全粒粉入りで切刃16番手16番手の太麺で、啜れば麺とスープの力強さを感じられるもの。豚バラチャーシューを刻んで入れていて、つけ汁にこってり感をプラス。
4.こってりしながら食べやすく、彩り見事な「まぜめん」
「まぜめん(温玉のせ)」もご主人が力を入れたメニュー。「つけめん」でも使う太麺にタレや油を絡めて、胡麻の香りもプラスされている。角切りしたチャーシュー二パプリカ、サツマイモ、そして温玉が乗り、それぞれを崩して食べる事で食感の変化も楽しめる。このメニューには粉チーズとタバスコも用意されていて、後半の味変に威力を発揮する。見た目や味付けが子どもにもオススメできるが、もちろん大人が頼んでも楽しめる。
5.「担々めん」「汁なし担々めん」も独特な味わい!
辛いメニューとして、2種類の担々麺を用意。「担々めん」は「らーめん」で使っているスープに芝麻醤やラー油が加わり、辛さだけでなく、まろやかさが感じられる。挽肉やナッツ、胡麻の食感が、麺に絡んで口の中に残る。
もう一品、「汁なし担々めん」と言いつつも、タレがたっぷり入っていて食べ甲斐のあるもの。ラー油が浮いて辛そうに見えるが、胡麻やナッツの香りが相まって、単に辛いだけの味にはなっていない。
6.ご飯ものもあります「ちょこっと肉玉ごはん」
トッピング類やライス、海外銘柄の瓶も並べた「ビール」の他、サイドメニューとして「ちょこっと肉玉ごはん」が用意されている。小ぶりの器に、角切りチャーシュー、温玉、メンマ、タマネギが入り、ガッツリ食べられて食後感はさっぱり。
この他にも限定メニューを考えているとの事。また、店名からどうしても気になるのが「プリン」(笑)。ご主人に訊いたところ、余裕ができたらメニューに加えたいとの事。プリンデビューはあるのか、そんな所にも注目したいと思います。
紹介しているお店はこちら!
店名:ひよこプリン
住所:東京都江戸川区平井3-16-11
電話番号:090-3436-3356
公式twitter:https://twitter.com/hiyop2018