フランスのパリから、また新たに人気シェフChristophe Michalak(クリストフ・ミシャラク)氏のお店『MICHALAK OMOTESANDO』が日本上陸です。
Michalak氏はパリの5つ星ホテル「プラザ・アテネ」のシェフパティシエに、26歳という若さで就任された実力派。経歴も輝かしくフォション、ピエール・エルメ、ラデュレと名だたるメゾンでご活躍。パティシエの国際大会「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」にフランス代表のキャプテンとして参加された際は、チーム優勝を勝ち取っています。
パリではお店がすでに4店。国外初店舗が日本。表参道(明治神宮前)になります。
なぜ日本を選ばれたのかというと、Michalak氏は神戸にある『Patisserie GREGORY COLLET(グレゴリーコレ)』で勤務されていたことがあり、その際にいつか日本でお店を持ちたいという夢を抱いたから。
ロゴは心電図。ワクワクしたときやドキッとしたときの胸の高鳴りを表現。またMichalak氏の“M”の形でもあります。
ケーキケースの中で一番目を惹いたのが真紅のバラのようなガトー「ミシャラクモンクール」。
シェフの名前が使われていることからも分かるとおり、スペシャリテ。情熱的な赤に包まれたガトー。プラザ・アテネのシェフ時代に考案されたもの。
基軸はショコラのムース。ただ、ムースの内側に包まれた柚子とパッションフルーツのジュレが、とても爽快で、全体の味わいを軽快にしています。
真っ赤な色の理由であるベリーのジュレ。表面を美しくつややかに覆います。このジュレが更に甘みをさわやかに持ち上げます。
ジュレは柔らかなクリームの上にトロッとした状態で乗っているので、なぜ垂れてこないのか、とっても不思議。
赤と黒の組み合わせからショコラとベリー系の組み合わせだと想像しがちですが、柚子とパッションフルーツのみずみずしい存在感に魅惑されるガトーです。
「クラシック(タルトユズシトロン)」は、伝統的なフランス菓子をベースに新しい表情を加えたケーキ。
機軸はライムのババロアです。そこにユズのクリームとレモンのマーマレードが入っています。
こってり感とキレとが共存していて、土台のクルスティアンとクランブルの軽快さも素晴らしい。
“モバイルスイーツ”と表現される、持ち歩ける、食べ歩けるスイーツで本国でも人気メニュー「コスミック」。
クランブル、クレームシャンティイ、フリュイ、クーリー、そしてグラス&ソルベ。これら5要素を様々な風味で組み合わせてケースに詰められています。
そして、日本限定で「コスミック」のカスタマイズ版が登場しています。「マイ コスミック」です。
カスタマイズのオーダーは公式のアプリを用います。
カスタマイズするにはアプリ内での個人情報の登録が必要で、ちょっと面倒ですが、味を想像しながら、どれにしようか組み合わせを悩む時間はワクワクしました。
自分で味を決められないという方もご心配なく。
アプリにはAI提案してくれる機能が入っています。5つの質問に回答すると、その回答内容からおススメのカスタマイズが表示されます。
質問は毎回異なります。私はすでに10回、AIでカスタムしましたが、いまだ同じ質問には出会っていません。
※下の画像はアプリ画面です。
私が作った組み合わせは、<クランブル:アマンド + シャンティ:キャラメル + クーリー:エキゾチック +フリュイ:ペカンキャラメリゼ + グラス:抹茶>。
目指したのはナッティーなコクを楽しむグラスデザート。そこに南国フルーツの酸味と抹茶の苦味を加えたのがポイントです。自分で選んだ贔屓目でしょうか。この組み合わせとても美味しい。おススメです!!
クランブルの崩れるような食感やクーリーの上品な味わいなど、パーツの完成度にも感嘆です。
「ルリジューズ」もフランスの古典菓子のひとつ。2つのシューを重ねた形状で修道女の姿を模したとされています。『MICHALAK』の「ルリジューズ」は、シューにかけられたマジパンの美しい模様に目を奪われます。スカートのドレープのようです。
「ルリジューズ」と似た形状のこちらは「パリブレスト」。クリーミーなプラリネクリームと中心にはヌガーといえるほどのねっとりしたプラリネクリームが入っています。絶妙なのは塩加減。甘じょっぱさにはまります。ここまでのコクは厳選したへーゼルナッツをふんだんに使っているから。
「プレートギャラクシー」は日本オリジナルのデザートプレート。
Michalak氏は絶対に宇宙好きですよね。商品名にコスミックやギャラクシーなどがありますし、トレードマークはロケットなのだそう。
「ロケットサブレ」はバター風味が贅沢なさくさくしたビスケットです。一緒のプレートに乗るのは、チョコレート「ボンボンキャラメル」です。
イートインでいただくカフェラテもロケット柄があしらわれています。
店内はモノトーンで木目調のインテリア。鮮やかな『MICHALAK』のケーキがとても映えていました。
スイーツだけでなく、パニーニとキッシュ、またマドレーヌにはオリーブトマト味など、カフェ利用できるメニューもありますよ。
紹介しているお店はこちら!
- MICHALAK OMOTESANDO(ミシャラク 表参道)
- カフェ 東京メトロ副都心線 明治神宮前駅 神宮前交差点改札エレベータ口 徒歩2分
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