福岡県福津市で8月に開業された讃岐うどんの新店で、夜は居酒屋営業もされる『うどんや栖(すみか)』
福岡では昨今「うどん」人気が凄まじく、地元の百貨店では県内の人気店から選りすぐって、数軒のうどん店によるフェアまで開催される盛況ぶり!
また、うどん居酒屋の形態も年を追うごとに進化を遂げて、本家の居酒屋すら凌駕するほど活きの良い魚介や、小鉢・一品料理の数々を提供されるお店も増えております。
しかも、カフェかと錯覚しそうなお洒落なお店や、女性一人でも気軽に入れるような雰囲気に、インスタ映えする盛りつけなどなど。
中年オヤジの私では、躊躇してしまうようなカジュアルなお店も増えています!
今回は、そんな雰囲気の中で美味しいうどんが頂ける、同店の商品をいくつかご紹介致します。
1.何をおいても基本中の基本「かけうどん(400円)」
品書きの一番目に記載されており、私としても是非とも召し上がって頂きたい一杯です。
つゆは「あつ」と「ひや」から選択でき、大好きな「ひや」を頼んで麺の食感を試してみました。
冷水で〆ると、引き締まって歯応えが強く感じられますが、こちらの麺はコシは強めながら柔らか食感で、「あれっ、讃岐って…?」みたいな感覚に陥ります(笑)
もちろんコレは、讃岐うどんと思い込んでいるからであって、すすり心地は滑らかでとても気持ちの良い茹で上がりです♪
風味のよい煮干しと、複数の節系の出汁が口いっぱいに広がって余韻を残し、日本人の大半が幸せを感じる味わいであり、「ひや」でこの旨さだと「あつ」はもっと深みを感じられる事でしょう。
2.つゆで味わった次は、讃岐の王道と言える「釜玉うどん(550円)」
ここでは、茹で立ての麺を醤油だけで頂く商品も御座いますが、玉子好きの私はどうしても釜玉が頂きたくて…
と、ここの「釜玉」は「かけ」と同様に、「あつ」と「ひや」が選べるようになっています。
釜玉と言えばご存知のとおり、生卵を絡めて書油で頂く汁なしうどんですが、ここでは「茹で立て熱々」か「冷水で〆た」いずれかの麺を選択できます!
本場では普通なのかも知れませんが、ものは試しと「ひや」でお願いしてみると、卵黄が麺に包まれたような可愛い盛りつけで、女性客にウケが良さそうなビジュアルです♪
熱々だと、かき混ぜる事で卵がカルボナーラ状にまぶされますが、冷たい麺と混ぜ合わせるとスキ焼きの如く、卵はいつまでも液状のままで絡んできます。
これに醤油を回しかけ、ずずっと頂くとTKGにも似た味わいで、正直ちょっとクセになる美味しさでビックリ!
これはまさしく、麺自体が美味しいからこそ成せる業であり、温かいうどんにも俄然興味が湧いて参ります。
3.黒豚の肉と出汁を使った、旨みたっぷりの温汁うどんとカレーうどん
「黒豚うどん (600円)」
肉うどんと言えば、甘辛く炊いた牛肉を盛りつけるのが一般的で、あとは鶏肉を使った「かしわうどん」に大別されますが…
ここでは薄く味つけした黒豚を盛りつけ、出汁にも黒豚を使用したうどんが存在しています。
理屈的には、ビーフ、チキン、ポークとそれぞれのカレーが存在するように、うどん出汁に豚肉の旨みがブレンドされており、動物系の力強さが魚介を後押しする味わいで、個人的にはかなり好みに感じました♪
「黒豚カレーだしうどん (620円)」
ならばと、前述の理屈そのままにカレーを作り、出汁と混ぜ合わせたカレーうどんも頂きます。
家庭のカレーより少しスパイシーで、カレースープより僅かにトロミがあって、麺ときれいに絡みますが飛び跳ねにご注意あれ!
辛さも程よく、ポークカレーの長所が上手に引き出され、和出汁との相性の良さにも気付かされる一杯でした♪
4.今月より期間限定で提供が開始された、冬場のお楽しみ「辛みそ牡蠣うどん」
「辛みそ牡蠣うどん (800円)」
初旬に訪れた際に、店員から「今日からです。」と勧められ、間髪入れずにお願いした一杯♪
ベースは「かけうどん」ですが、韓国のチゲっぽく辛みそでアレンジされて、これからの季節には打ってつけの味付けで、身体がポカポカする嬉しい計らいです。
牡蠣は5~6センチで、人間で例えるなら中肉中背より僅かに肉付きがよく、食感や味わいの良さなど食べ応えも文句なし!
出汁にほんのりと牡蠣のエキスが混じり、好きな人にはオススメの堪らない味わいで、きっとご満足いただける…だろうと思います…、多分(笑)
また、讃岐うどんのお店で必ず注文する「ちくわ天 (100円)」や肉厚なハムカツ・アスパラ天などなど♪
夜の居酒屋メニューも充実されており、時間帯に応じて使い分けても楽しめるお店です。
紹介しているお店はこちら!
店名:うどんや栖(すみか)
住所:福岡県福津市中央3丁目2-6 グランデポ1階
電話番号:0940-42-3660
営業時間:11:00~15:00(L.O.14:30) 18:00~24:00