以前にこちらで紹介させていただいた椎名町駅界隈の中華屋『タカノ』。その隣の駅である東長崎駅にもほぼ同程度の価格帯のお店がありました。1kmと離れていないので何なら徒歩8分でハシゴできる距離に位置しています。
『タカノ』の「ラーメン(350円)」も衝撃でしたがこちらのお店も「ラーメン」「ワンタン」それぞれ350円からと同価格帯。『タカノ』は店主一人で切り盛りしているためお店の箱もメニューも限定でしたがこちらはまんまラーメン屋のそれ。メニュー豊富でどれを頼んでいいのか悩むほどです。
先客の様子をうかがうと、、、皆さん食べているものがバラバラ。普通に麺類を食べている方もいれば定食も、さらにカツカレーやオムライスを食べている方もいます。これだけ幅広く食べられているということはどれもきっと美味しいんでしょうね。となるととても1回では無理。そこで数回に分けて食べていくことにしました。まずはあえてこちら。
あえて「ラーメン」を外しての「ワンタン」です。同じ350円で少なくてもスープは同じでしょうからサイドメニューのつもりでこちらを食べてみました。
普通に、いやちゃんと美味しいです。個人的な嗜好ですが肉や海鮮の詰まったお団子のようなワンタンが苦手な私。皮メインでチュルっといただけるシンプルなワンタンが好きな私にはピッタリでした。しかも350円なのにワンタンが14個(たぶん)も入っています!普通6個ぐらいじゃないですか?それが14個で350円って破格です。正直な感想は「好き!コレ!」
ワンタンをサイドメニューとしたメインはこちらの「チャーハン(500円)」です。
王道の具材が入ったしっとり系の昭和のチャーハンでした。「パラパラチャーハンのどこがいいの?」という私にピッタリ。500円なのにちゃんとゴロゴロしたチャーシューも入っていますし何よりボリュームたっぷり。ワンタンと合わせて850円、このパンチ力は相当なものです。
これでロックオンした私、すぐに再訪しました。「やっぱり麺と餃子は食べておかないとなぁ」という思いから
分厚いチャーシューがたっぷり入って600円!これはもう価格破壊のレベルです。
「餃子」だって美味しいんですけど「ラーメン(350円)」、「チャーシューメン(600円)」から見ると350円が高く見えてしまう不思議、、、。
別の日には定食を食べるつもりで入店したのですが、その定食とて何を頼むべきかとっても悩みました。先客が食べていた「肉野菜」らしきものは相当のボリュームでしたし、別のテーブルから注文された「生姜焼き」も美味しそう。さらに後から入ってきた女性客が頼んだのは「串カツ定食」。
えっ?串カツなんてあった?慌ててメニューを見返すと確かにありますね。でも何でこのお店で?やっぱり美味しくてボリュームあるのかな?と店主の作業を見ていると、、、何と肉の塊から一口サイズの肉を切り出し、玉ねぎも皮を向いて串に刺して衣を付けて揚げて、、、って全部手作りです!この辺りの手を抜かない、注文が入ってから仕事に入るその姿勢、これも人気のひとつなんでしょうね。
そんな様子を見ながら私が頼んだのは
「焼肉定食」です。これまた期待通りのボリューム。それでいて600円ってもう「ホントに大丈夫なの?」と心配するレベルです。
タレがちょっと独特、市販品のそれではなくウスターソースベースのオリジナル?って感じの味でしたが全く問題ありません。
今のところハズレなし、まだまだ食べてみたいメニューはたくさんありますのでもう暫く通い続けることになるでしょう。
味、ボリューム、値段には大満足ですがひとつだけ苦言を呈するとすればランチタイムは禁煙にして欲しいですね。お店のカラー的にガテン系の方もたくさん来られるのでタイミングによってはちょっとタバコの煙が気になるときがあります(これらも時代の流れか、平成初期ぐらいまでのモクモク感はありませんけどね)。