当店のホームページにも記載してあるので詳細は割愛しますが、オーナーシェフは大手有名中華料理店で20年以上の実績があり腕は本物と想像します。その実力を住宅街の一角で発揮するためにはメニューや料金設定が難しいと思いますが上手く表現できているように感じます。特にランチは800円～900円、リーズナブルにいただけるので利用しやすいと思います。

こちらは「油淋鶏（800円）」です。

見るからにお上品、赤看板のお店のそれとは一線を画していますね。ボリューム的にもお上品ですがサクッと揚がった鶏肉に優しいタレ、味は間違いありません。

次は中華の王道「麻婆豆腐」。これも800円です。辛いものが好きな私ですが「四川麻婆豆腐」と書かれていたこちらは期待大でした。

やっぱり量と見た目はお上品ですね。

鍋に入っているのでグツグツアツアツで提供されるのは嬉しいですね。味は確かに四川を感じます。が、激辛というわけではなく麻と辣を感じる程度に抑えてあります。これなら多くの方が「ちょっと辛いけど美味しい」と思えるのではないでしょうか。

 こちらは珍しい「あんかけ炒飯」、これも800円でした。

 見た目は麻婆豆腐とほぼ一緒、使うお皿や鍋が決まっているんですね。こちらも鍋に入っているので水蒸気がモワモワ出ています。あんかけは金華ハム？他にもシイタケ、タケノコ、ニンジン等、たくさんの具材が入っており高級な香りと味が楽しめました。

底にはオコゲもできています。これも美味しい香りの上乗せですね。

量的にちょっと足りないと感じる私ですが、そんな人向け？サイドメニューもいくつか準備されています。私が一番食べたかったのは春巻きなのですがいまだに注文できたことがありません。「何でいつもないの？」と聞いてみたところ

・毎日ディナー用に25～30本仕込んでいる

・その日のディナーで完売してしまう

・なので翌日のランチに回せない（ランチ用には作っていない）

要は人気商品で美味しいんでしょうね。春巻きはこんな状況ですが「餃子」と「焼売」はほぼ常にあります。

派手な赤看板に中国語が飛び交う店内、味はちょっとアレだけどボリュームたっぷりでリーズナブルな町中華も嫌いじゃないですが、たまにはお上品な店内で本格的な中華料理もいいもんです。