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こだわりすぎ都市伝説の名店!写真付きで徹底解説『博多元気一杯!!』
こだわりすぎ都市伝説の名店!写真付きで徹底解説『博多元気一杯!!』

こだわりすぎ都市伝説の名店!写真付きで徹底解説『博多元気一杯!!』

最終更新日 : 2018/10/10

この記事で紹介するのは…福岡でオススメの『博多元気一杯!!(はかたげんきいっぱい)』(福岡県福岡市博多区下呉服町4-31)について紹介しています。ラーメン事情に詳しいオゴポコさんがおすすめのメニューなど詳細にレポートしています。

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こだわりすぎ都市伝説の名店!写真付きで徹底解説『博多元気一杯!!』

おつかれ麺です。オゴポコです。

2018年7月21日のTBSテレビ「人生最高レストラン」で紹介された『博多元気一杯!!』。

僕が初めてこの店を訪れたのは2003年1月でした。その頃は、すごく美味い豚骨を出す隠れ家的な店といった感じで、電話で「今日、営業してますか?」と確認して行き、フツーにラーメンの写真を撮ったりしてました。

それが、ある時から・・・

厳格な店内ルール、ルールを破った客への叱責、退場など、どんどんハードルが上がっていき、「ここは日本ではなく元気一杯という別の国」と覚悟するほどの緊張感を強いられるようになりました。もちろん、そのルールに怯えながらもまた食べたくなるラーメンだったのですが、今思えばドキドキするとなぜか相手を好きになってしまう「吊り橋効果」に似た何かだったのかもしれません。

当時の様子が気になる方は、『元気一杯!!』について書いた2005年の僕のブログをご覧ください。
http://ramen-standard.seesaa.net/article/9987380.html

 うーむ、いま読んでも、やはりぶっ飛んでますね!

そんな『元気一杯!!』の変化を感じたのは、昨年10月の訪問時でした。ちょうど姉妹店『博多元気一番!!』出店などが話題になってしばらく経った頃です。いつものようにラーメンを注文し、ふと隣を見ると

若い男性が、おもむろにスマホを取り出して撮影を開始!

既にネット等で店内ルールが知れ渡っている昨今、ルール破りする人を久しく見ていなかったので「あっ!」と思った刹那。店員さんが歩みより「撮影はお断りしていますので、消去してもらえますか?」と丁寧な対応。その場で消去を確認すると、今度は店主が「お願いしまーす!」とにこやかにフォロー。そのままラーメンを食べ始めているではありませんか!

ずいぶん丸くなったなぁ・・・と驚くとともに、ふと、キレッキレだった昔の『元気一杯!!』を思いだしてきました。

こだわりすぎ都市伝説の名店!写真付きで徹底解説『博多元気一杯!!』

昨年末、そんな昔話が吹き飛ぶようなニュースが飛び込んできました。

『元気一杯!!』が撮影OKになった

丸くなったとはいえ、さすがにそれはフェイクニュースだろ?それはもう、例えるなら北の某国が「今日から民主主義の国になりましたー!」と言ってるようなものだ。しかし、続々とネットに公開されるラーメンの写真が、フェイクニュースではないことを示している・・・。

しばらく足が向かない日々が続きましたが、自分で確かめてこそ真のラヲタ、と思い立ち確認しに来たこの日、営業中を示すバケツがいつもどおり出迎えてくれました。

店内に入ってみると・・・

 

こだわりすぎ都市伝説の名店!写真付きで徹底解説『博多元気一杯!!』

撮影OKの貼り紙。わかっちゃいたけど、やっぱりか・・・!

他、『博多元気一番!!』との関係解消の連絡。

更に、トラップの一つだった高菜が入荷できなくなった旨の貼り紙。確かに高菜不足ではあると思うけど、元・姉妹店の『博多元気一番!!』は『元気一杯!!』譲りの国産高菜をしっかり提供できているわけで、ここは何とも解せない感じ。

 

こだわりすぎ都市伝説の名店!写真付きで徹底解説『博多元気一杯!!』

”当店は「ラーメンはスープが命」とこだわる方が集う専門店です。”の口上も撤去。つまり、撮影OKだけでなく、スープから先に食べるルールも無くなったということか。

僕からすると、撮影OKどうこうよりも”スープが命”と言い切る拘りがこの店の真髄だと思っているので、何ともさびしいかぎり。 

こだわりすぎ都市伝説の名店!写真付きで徹底解説『博多元気一杯!!』

メニューはこんな感じ。ラーメン700円のやや強気価格は維持しているようで。

以前は、価格は強気、しかもルールに怯えながら食べて、それでもここでしか食べられないほど美味いから仕方ない、と思えていたマゾ設定だったわけですが、普通の店になったいま、どうなのか。

とにかく大事なのは、味、いや、スープ!

 

こだわりすぎ都市伝説の名店!写真付きで徹底解説『博多元気一杯!!』

「ラーメン (700円)」

ラーメン提供時の店員さんの決まり文句”まずはスープからどうぞ!”は、やはり無し。

ラーメンは、自分で”クリーミー”と謳っているだけあって、ペタッとした油多めのスープで、豚骨臭さや熟成感、骨感は無く、かなーり重く滑らかでややザラつきあり。材料は豚骨だけでないかもしれませんが、例えるなら

豚骨のビシソワーズ

みたいな。

先の思い出話の頃(2005年頃)は、骨も泡もある熟成感たっぷりタイプだったのですが、5年位前に食べたときからこのようなクリーミータイプの味にシフトしてきていて、よりそちらの方向へ流れていってるなぁ、と。

 

こだわりすぎ都市伝説の名店!写真付きで徹底解説『博多元気一杯!!』

なお、麺は相変わらずぽそぽそしたストレート麺、小さいチャーシューが1枚、と相変らず。これはもう、僕の見方なので恐縮ですが、

”スープが命なので、麺と具は添え物”

的なラーメンから、

”麺と具がそこそこなので、スープが目立つ”

ラーメンになったような気がします。

とはいえ、これはこれで、クリーミー豚骨としてはかなり美味い方です。

こだわりすぎ都市伝説の名店!写真付きで徹底解説『博多元気一杯!!』

「カレー味替え玉 (250円)」

注文すると店員さんから

スープを入れてまぜまぜして頂いても美味しいですし、丼に入れてカレーラーメンにして頂いても美味しく頂けます!

と説明あり。カレーの味は・・何となく懐かしい覚えのある味、辛さやスパイスによる刺激は無し。カレー好きでなければ、普通の替え玉がお薦め。

というか、カレールゥ150円と小ライス150円があるわけだから、カレーライス300円を売ってくれ、と言いたい。

 

こだわりすぎ都市伝説の名店!写真付きで徹底解説『博多元気一杯!!』

SNS全盛のいま、ラーメンは食べたそばから写真が公開されあっというまに情報共有される時代です。ネットにさえ繋がれば、事前に確認できないラーメンなどないでしょうし、撮った後に写真を見て思い返すことも簡単にできます。そんな時代だからこそ

記憶の中だけで反芻するしかない美味い豚骨ラーメン

の価値は増すのではないか。そういう意味で撮影OKになったことは残念に思います。怖い、写真NG、その枷こそが最高の調味料だった、と。

とはいえ、いまの『元気一杯!!』は、1999年開店時からしばらくの間続いた鷹揚な時期に回帰したとも言えます。上の写真は、そんな時期にガラケーで撮った『元気一杯!!』のラーメン。個人的には、味もこの頃に戻ってくれないかなぁ・・・と期待しながら、また足を運ぶと思います。

 

紹介しているお店はこちら!
店名:博多元気一杯!!
住所:福岡県福岡市博多区下呉服町4-31
電話番号:090-1362-4311
営業時間:平日:11:00~22:00 OS(オーダーストップ)21:40、土・日・祝:11:00~20:00
定休日:不定休

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※本記事は、2018/10/10に公開されています。メシコレで配信している記事は、グルメブロガーの実体験に基づいたコンテンツです。尚、記事の内容は情報の正確性を保証するものではございませんので、最新の情報は直接店舗にご確認ください。

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