山手線沿線には数多くのラーメン店があって、新店でなくても常に変化をしている。レギュラーメニューを刷新する店、新メニューや季節メニューを追加する店、新ブランドで新たな味に挑む店など、そのスタイルは様々です。
今回は、山手線沿線で最近何らかの変化が起きた8軒を紹介します。
1.【秋葉原】全面リニューアルで醤油味も登場!『饗 くろ喜』
2011年の開業以来、様々な形で味を向上させてきた『饗 くろ喜』。これまでは「塩」「味噌」の二枚看板だったが、2018年6月のリニューアルで「塩」「醤油」がメインに。もちろん味も全面的に見直された。
「特製塩そば」は、様々な地鶏を段階的に煮出して旨みを広げたスープに、国産小麦を使って力強い細麺。2種類の鶏チャーシューに鶏団子が乗り、チャーシューの上の黒い粒胡椒を途中で噛むことでアクセントに。
「特製醤油そば」のスープは煮干・昆布・鯖節を煮出し、アサリ出汁をブレンド。豚脂がスープを覆う。仕上げに鶏醤を加えていて奥行きを感じさせる。自家製麺は「塩そば」に使うものとは違いを出している。2種類のチャーシュー・大根煮・焦がし玉葱・小松菜が乗る。
また、今回のリニューアルでご主人がイチオシしているのが「名物焼売」。アツアツで肉の旨味が閉じ込められた焼売は、ラーメンともお酒とも相性抜群。
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2.【上野】リニューアルで登場の「Crazy Crab」が怒涛のインパクト!『さんじ』
二度の全面リニューアルを経て、2017年2月からは「煮干」と「蟹」のメニューで行列ができる人気ラーメン店『さんじ』。
一番人気は蟹の質感が濃厚に感じられる「Crazy Crab」。蟹と油がたっぷりスープに溶け込み、甲殻類好き・濃厚派に食べてみてほしい一杯。
また、煮干味の中で個性的なのが、煮干清湯系スープの「帆立煮干」。帆立の香りと甘さが、煮干と絡み合ってインパクトを出している。
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店名:さんじ
住所:東京都台東区東上野3-25-12
電話番号:090-9313-8828
公式twitter:https://twitter.com/sanji_kinchan/
3.【池袋】東武店でしか食べられない「塩檸檬拉麺」登場!『桂花』
熊本ラーメンの有名店『桂花』。池袋には東口と西口に1軒ずつあるが、2018年5月には池袋の3店目が、東武百貨店池袋店のレストラン街に開店。「太肉麺」などのお馴染みのラインアップだけでなく、池袋東武店限定のラーメンを用意している。
中でも目を惹くのが「塩檸檬拉麺」。油を控えめにして、あっさりした豚骨スープには、桂花らしい固さはありながら、意表をつく細麺。レモンスライスやパクチーがインパクトを出しているが、水菜もたっぷり入っている。
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店名:熊本ラーメン 桂花 池袋東武店
住所:東京都豊島区西池袋1-1-25 東武百貨店池袋店 13F
電話番号:03-6903-1166
4.【代々木】夏季限定の「梅しそ塩つけ麺」も見逃すな!『我武者羅』
幡ヶ谷に本店を置く人気店の2号店。新潟県長岡市の「生姜醤油ラーメン」をメインにしつつ、その進化系「背脂生姜醤油」は一度食べてみてほしい一杯。生姜の香りと鋭い口当たりが食欲をそそり、背脂のまろやかさが舌と喉を満足させていく。
そして、夏季限定メニューとして毎年人気を集めているメニューが「梅しそ塩つけ麺」。モチッとした中太麺に昆布出汁と赤シソのソースを絡めていて、そのまま油そば式に食べればさっぱり。新潟県から取り寄せた梅干しが乗っている。つけ汁は生姜の味わいをプラスした塩味で、麺を浸けるたび、昆布・シソ・梅の味が加わり、食べ進むほどに香りがプラスされていく。「夏季限定メニュー」と書かれているが、店長に確認したところ、9月も提供を続ける予定との事。メニューにあったら是非食べてみてほしい。
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- 生姜醤油専門 我武者羅 代々木店
- ラーメン JR中央本線(東京-塩尻) 代々木駅 東口 徒歩3分
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5.【原宿】金曜日はメニュー一新の「裏ヌースタ」!『Noodle Stand Tokyo』
原宿駅竹下口近くに開店した『Noodle Stand Tokyo』が、金曜日のみの別ブランド「裏ヌースタ」を2018年2月にスタート。通常メニューを出さず、濃厚系のつけ麺とラーメンで営業している。
看板メニューは「濃厚サバトンつけ麺」。豚骨魚介つけ麺の王道を行くスタイルだが、鯖節の味わいと香りが広がって、個性あるつけ汁になっている。太麺との相性もよい。
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- Noodle Stand Tokyo
- ラーメン
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8.【有楽町】銀座店のみで味わえる実山椒ラーメン!『麺屋ひょっとこ』
『麺屋ひょっとこ』といえば、有楽町の交通会館地下で行列を作る人気店が、2018年6月、銀座6丁目に2号店を開店させた。本店で人気の「和風柚子柳麺」も食べられるが、銀座店のみで提供しているのが「和風実山椒柳麺」。
スープやチャーシューに甘さを感じるラーメンに、たっぷり乗せた実山椒の痺れが抜群のインパクトを与えている。
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店名:麺屋ひょっとこ 銀座店
住所:東京都中央区銀座6-3-15
電話番号:03-6263-8757
公式ページ:https://www.menyahyottoko.com/
公式Instagram:https://www.instagram.com/menyahyottoko/
8.【神田】老舗は変化も丁寧に受け止める『栄屋ミルクホール』
1945年創業の『ミルクホール』。様々な変遷を経て、現在はラーメンとカレーライスがメインの店に。老舗という事で「あっさり醤油味」のイメージを持たれがちだが、「ラーメン」のスープには鶏や豚の力強い旨みが感じられ、東京スタイルの醤油ラーメンでありながら、決して古臭さは感じさせない。
そんな老舗に起きた変化は「麺」。これまで使っていた製麺屋さんが廃業したとのことで、浅草開化楼の中細麺に変わっている。しかし、しっかり茹でた麺はスープに馴染み、老舗の技が新しい麺を受け止めている。
「ラーメン カレーライスセット」でいただいたが、このカレーもオーソドックスなスタイル。辛さは際立たず、まろやかなコクを感じられる。ラーメンと交互に食べれば、両者のコクが楽しめた。
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- 栄屋ミルクホール
- ラーメン 都営新宿線 小川町(東京都)駅 A1口 徒歩1分
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