こんにちは。メシコレ編集部です。
突然ですが、皆さんは横浜でデートをしたことはありますか?
異国情緒あふれる街並み、話題のグルメやエンタメスポット、キラキラ光る水面がまぶしい海や、ロマンティックな夜景…。まるで街全体が「デートに使ってください」と言わんばかりで、休日にうっかり「おひとり様」で訪れようものなら相当なダメージを食らってしまいますよね。
しかし、それだけ多くの人がデートをしている街だからこそ「他の人とは違う」「目新しい」デートをしてみたくありませんか…?
実は横浜は「発祥」だらけ!文明開化に想いを寄せれば愛も開花する?
1859年に開港した横浜は、来日した外国人によってあらゆる「はじめて」が持ち込まれました。そのため横浜から全国に広まった文化や食べ物は多く、あらゆる「発祥の地」が点在している街なんです。そんな「発祥の地」を巡れば、デート中の会話は盛り上がること間違いなし!
そこで今回は横浜デートを120%楽しめる「“横浜発祥“を巡る最高の横浜デートコース」をご紹介します。意外に知られていない「穴場スポット」も盛り込んだ、初夏にぴったりのコースなのでぜひ参考にしてくださいね。
1.食パン発祥のお店から1日をスタート!130年愛され続ける元町の老舗『ウチキパン』
9:30 早起きして一緒に朝ごはんを買い出し
みなとみらい、中華街、山下公園など、横浜には魅力的なスポットがたくさん。今回1日のはじまりに選んだのは、元町。ちょっとだけ早起きすれば、「食パンの発祥のお店」と言われる素敵なパン屋さんに出会えます。みなとみらい線の元町・中華街駅を出て徒歩約2分の場所にある『ウチキパン』は創業130年、日本の文明開化の時代に開店した知る人ぞ知るパンの名店です。
今も元町や山手エリアに住む人々に愛され続けているウチキパン。扉を開ければ焼き立てパンのいい香りがふんわりと漂い、店内には食事系、惣菜系のパンなどが多数並んでいます。
そんなウチキパンを訪れた際にぜひ手に入れたい一品が、創業130年の伝統を受け継ぐ食パン、「イングランド(360円・税込)」。初代の打木彦太郎さんがイギリス人の元で修行して学んだというパンの味わいはパン好きの間でも有名で、発祥の味を求めて訪れる人たちもいるほどです。
他にも「カレードーナツ(170円・税込)」や「メロンパン(180円・税込)」もロングセラーの人気商品だそうで、思わず食べてみたくなるパンがいっぱい。ウチキパンにはイートインのスペースがないけれど、ここで好きなパンを買って山下公園でモーニングを楽しむのもおすすめです。
「食パンに海苔とバターのせた“のりトースト“って美味しいんだよ」
「なにそれ今度作りに来てよ」
「えっ…!」
みたいな会話を楽しみながら、好みのパンを選べば朝からテンションが上がりますよ!
ちなみにウチキパンはパンを購入した時の袋がとっても可愛くてお洒落なのもポイント。SNSにアップするついでに、2人の記念写真も撮っておきましょう。
2.元町からフランス橋を渡って山下公園へ。花と緑、オーシャンビューのベンチで朝食を
10:00 山下公園へおさんぽ
ウチキパンを出た後は、すぐ近くのフランス橋を渡って山下公園へ向かいます。フランス橋は元町と山下町をつなぐ歩道橋になっていて、ゆっくりと歩いて行けばわずか5、6分で山下公園に着くことができます。
フランス橋のすぐ近くにはこんな石碑も立っています。「横浜ボウリング発祥の碑」と書かれたこの場所は、外国人向けのボウリングサロンがあった場所なのだそう。長崎に続いて日本で2番目に開設されたボウリングサロンだそうで、ボウルとピンのレリーフがとっても印象的です。
「ボウリング最高スコアなに?」
「150」
「えっすごい。今度一緒に行こうよ」
なんて、ナチュラルに次のデートの約束をとりつけるのもアリですね。
フランス橋からドールミュージアム「横浜人形の家」の前を通り過ぎれば景色は一気に広がっていきます。目の前には横浜のシンボルである「マリンタワー」が見え、右側のエリアはもう山下公園。美しい花々と爽やかな海景色が広がるスポットへと到着です。
そして山下公園を代表する景色と言えばこの「氷川丸」。喜劇王のチャップリンも乗船したと言われ、戦前から唯一現存している重要文化財の貨客船です。通常は300円の入館料で船の中を見学することができますが、毎年「海の日」に関しては無料で公開されているのもポイントですよ。
氷川丸の後ろを振り返れば、とっても美しい緑と花の景色が広がります。山下公園はバラの美しさでも有名で、毎年6月頃には春のバラ、10月頃には秋のバラが咲き誇るスポットにもなっています。
花々が咲く庭園の周囲にはたくさんベンチが設置されています。ここでのんびりと横浜の海を眺めながら『ウチキパン』で購入したパンを食べましょう。
ちょっと遅めのモーニングはウチキパンの食パンで作られた「特製ミックスサンド(450円・税込)」。具材はハム、タマゴ、ツナという昔懐かしい組み合わせ。かわいいロゴシールもポイントです。パンは柔らかすぎず弾力があり、具材を引き立てる優しい味わい。主張しすぎない古き良き美味しさがあります。
こちらは「コロッケサンド(300円・税込)」。気取らないビジュアルが昔懐かしい惣菜パンで、ソースがかかったコロッケの中にはギュッとじゃがいもが詰まっています。このコロッケパンは、売り切れ注意の一品ですがおすすめですよ!
3.モーニングの後は横浜を代表するクラシックホテルを散策!横浜発祥のあのグルメもチェック
12:00 ちょっぴり背伸びしたくなるクラシックホテルでランチ
山下公園に立ち寄った後、ぜひチェックしておきたいのが目の前にある『ホテルニューグランド』です。1927年に開業したこのホテルは横浜を代表するクラシックホテルで、マッカーサー元帥やベーブ・ルースなどの著名人が宿泊していた事でも有名です。今では近代化産業遺産にも選ばれ、一度は宿泊してみたい豪華さと美しさを兼ね備えた造りになっています。
ヨーロピアンテイストのホテルの中庭はまるで緑のオアシス。パラソルの下に腰掛けているだけでも優雅な絵に見えてしまう、とっても趣のある庭園です。
さらにホテルニューグランドの本館の2階を歩いてみればこの豪華さ。高い天井に重厚感のあるしつらえの柱や窓。イスやソファー、絨毯も含め、1つ1つの家具や調度品に伝統や美しさが感じられます。
そして本館の1階と2階をつなぐ大階段も鮮やかなブルーが印象的なレトロ空間で、ここが館内でも一番人気の記念撮影スポットになっていると思います。ウェディングの下見を行っているカップルを見ながら思わず無言になってしまう瞬間、相手がなにを考えているのかヤキモキするのもまた、楽しいですよね~。
『ホテルニューグランド』を訪れたら、一度は食べて帰ってほしいのが有名な「横浜発祥グルメ」。『コーヒーハウス ザ・カフェ』では、この『ホテルニューグランド』で生まれた3つの「横浜発祥グルメ」が食べられます。
まず1つ目がこちらの「シーフードドリア(2,300円・税別)」。今では洋食の定番となっているこのメニューは初代料理長がお客様の要望に応じ、即興で生み出したものと言われています。バターライスに海老のクリーム煮を乗せ、グラタンソースにチーズをかけてオーブンで焼いたこの料理は、オリジナルソースの美味しさに完全に魅了されてしまう一品です。
こちらは「スパゲッティナポリタン(1,800円・税別)」。ナポリタンと言うと、ピーマンにケチャップというイメージがあるかもしれませんが、ホテルニューグランドのナポリタンはそのイメージとは全く異なります。ピーマンが入っておらず、生のトマトとペーストを使用して作られるため、想像以上に上品な甘みが感じられる仕上がりです。
そして最後にもう1つ、「プリン ア ラ モード(1,350円・税別)」もホテルニューグランドが発祥と言われるデザートです。ホテルのパティシエがアメリカ人将校の夫人を喜ばせたいという想いから生まれた一品だそうで、ボリューム感に加えて見た目の華やかさや洗練されたスタイルから、「プリン ア ラ モード」と呼ばれるようになったのだそうです。
ちなみに今年は創業90周年のメモリアルイヤー。2018年11月末日までは特別に「お持ち帰り用のプリン ア ラ モード」も販売されていますよ。
紹介しているお店はこちら!
店名:ホテルニューグランド コーヒーハウス ザ・カフェ
住所:神奈川県横浜市中区山下町10
電話番号:045-681-1841
営業時間:10:00~21:30(L.O. 21:00)
定休日:なし
4.3分歩けば横浜中華街!おすすめは台湾スイーツの穴場スポット
14:00 やっぱり寄っておきたい中華街
ホテルニューグランドで横浜発祥グルメを堪能した後は、北へ3分歩いて「横浜中華街」の東門へ。定番中の定番とも言える横浜の超有名スポットの中にも、「横浜発祥グルメ」のお店があるのです。
横浜名物のご当地麺、「サンマーメン」の発祥のお店の1つと言われているのが中華街大通りに店を構える『聘珍樓(へいちんろう)』です。元々は賄い食の1つだったと言われるサンマーメンを初めてメニューに載せた店と言われ、ラーメンマニアの人たちもその味わいを求めて足を運ぶのだそうです。
観光地としても人気の中華街の中で、覚えておきたい「穴場」のお店もご紹介します。近年の横浜中華街には食べ放題のお店がたくさん登場していますが、こちらの『中国飯店』は、フカヒレ料理が食べ放題できる夢のようなお店です。長い付き合いで、気兼ねない関係のカップルならば中華街で「食」に走るデートをするのもいいかもしれません。
横浜中華街には様々な食べ歩きのお店が増えていますが、中でもぜひおすすめしたいのが台湾スイーツのお店である『鼎雲茶倉 (テイウンチャクラ)』。お土産用の台湾茶からイートイン、テイクアウトのスイーツまで揃う、穴場のお店です。
ジャスミンティーからウーロンミルクティ、フルーツティー、マンゴージュースに至るまで、カラフルなドリンクのバリエーションがたくさんあります。お値段も300円台から500円台とリーズナブル。中華街を散策しながら歩く時にもおすすめです。
ちょっと暑い日には「パイナップルフルーツティー(550円・税込)」がおすすめ。フルーツが丸ごと入った甘酸っぱさが、爽やかな気分にしてくれます。時間があれば、イートインでタピオカ入りのマンゴーミルクや杏仁豆腐もぜひ食べてみてください。
「それどんな味?一口ちょうだい」
など言い合いながら食べると、美味しさが倍増します。
紹介しているお店はこちら!
5.横浜中華街を出て12分ほど歩けば、日本大通りや象の鼻パークで発祥の地巡りもできる
15:00 日本大通りで文明開化に想いを馳せる
横浜中華街を散策した後は、12分ほど歩いて日本大通りから象の鼻パークへと抜けて行きます。日本初の西洋式街路と言われる日本大通りには開放的な雰囲気が印象的なカフェもあり、歩道の周囲には港町横浜の歴史を感じさせてくれる看板や史跡も多くあります。
また、周辺には発祥の地を示す看板なども点在しています。日本大通りにある郵便局にはさりげなく「外国郵便創業の局」というプレートも掲げられていたりします。
さらに象の鼻パークのすぐそばには、港町横浜の開港の歴史を今に伝える「横浜開港資料館」などのスポットもあります。元々は昭和6年に英国総領事館として建てられた建物だそうで、現在は横浜市の有形文化財にも指定されている貴重な建物を目にする事もできます。
そして「横浜港発祥の地」と言われる「象の鼻パーク」へと足を踏み入れれば、横浜の開港から現在に至るまでの変遷をつぶさに知る事もできます。
象の鼻パークは大さん橋や横浜ベイブリッジ、赤レンガ倉庫やみなとみらいの大観覧車などを綺麗に見渡す事ができるビューポイントにもなっているため、みなとみらい方面へ向かう際に立ち寄っておくのもおすすめです。
6.山下臨港線プロムナードから赤レンガ倉庫へ、日本のアイスクリーム発祥の地の味わいも楽しめる
15:30 「あいすくりん」でアツイひとときを…
象の鼻パークから山下臨港線プロムナードという遊歩道をのんびり歩けば、6、7分で横浜の人気観光スポット、「赤レンガ倉庫」へと到着します。休日には様々なイベントが行われ、冬にはイルミネーションやスケートリンクなども登場するこちらにも、ある「発祥の味」を楽しめるお店があります。
赤レンガ倉庫の2号館にある『YOKOHAMA BASHAMICHI ICE(ヨコハマ バシャミチアイス)』は、明治2年に横浜で初めて販売された氷菓子「あいすくりん」の味を再現し、現代風にアレンジした形で提供しているお店。サクサクの最中を割り、とろけるアイスクリームと一緒に味わう「カスタード」が人気メニューになっています。
こちらが人気メニューの「カスタード(350円・税込)」。カップアイスの表面が全て最中で覆われ、ちょっと不思議な外観の一品です。でも、スプーンで最中をサクサクと割っていくと、中からとっても美味しいアイスが登場するのです。
最中とアイスクリームを混ぜて口の中へと運べば、心地よい食感の後にひんやりしたアイスクリームの味わいが顔を出してきます。タマゴの風味が豊かで素朴なのにハマってしまう魅力的なデザートです。こちらでも「一口ちょうだい」のくだりを楽しんで、最高にじゃれ合ってみてください。カップルが多い赤レンガ倉庫では、そんな光景が日常茶飯時になっているので、決して浮くことはないはずです。
紹介しているお店はこちら!
店名:YOKOHAMA BASHAMICHI ICE(ヨコハマ バシャミチアイス)
住所:神奈川県横浜市中区新港1-1-2 横浜赤レンガ倉庫2号館 1F
電話番号:045-650-8707
営業時間:11:00~20:00
定休日:なし(横浜赤レンガ倉庫に準じる)
7.最後はいよいよみなとみらいエリアへ!シーバスに乗れば潮風の心地よさに癒やされる
17:00 潮風を浴びながらみなとみらいへ
そろそろ歩き疲れたかもと思ったら、赤レンガ倉庫からみなとみらいに向かう「シーバス」を利用してみてみましょう。赤レンガ倉庫のすぐ隣に乗り場があり、海から横浜の街を眺めながら移動する事ができます。シーバスの乗り場から出発すれば、潮風が心地よいクルージングタイムの始まりです。右側を向けば大さん橋や横浜ベイブリッジも綺麗に見えて、横浜の街を海から眺める楽しさを知る事ができます。
概ね1時間に2本の間隔で走っている「シーバス」に乗れば、赤レンガ倉庫からみなとみらいのクイーンズタワー近くまでわずか5分、350円という料金で移動できてしまいます。気がつけばみなとみらいの大観覧車もすぐ目の前、海から眺めるみなとみらいの景色が新鮮に見える事間違いなしですよ。
8.横浜デートの最後はやっぱりこの夜景!『THE sea』はみなとみらいのベストロケーション
18:00 素敵な夜景で最高の締めくくりを
みなとみらいに戻って来た頃には辺りがすっかり夕闇に。横浜デートの最後を締めくくるのにふさわしい、とっておきのお店がこちら。ニューオータニイン横浜プレミアムの中にあるレストラン『THE sea(ザ・シー)』です。このレストランの魅力はなんといっても夜景!全面ガラス張りのレストランの外を見てみると、みなとみらいの素敵な景色が広がっています。
みなとみらいの大観覧車を中心に、横浜ランドマークタワーや横浜ワールドポーターズなど、ベイエリアの景色を一望できます!帰り道のJR桜木町駅も徒歩3分圏内なので、デートの最後の〆にはとっても便利で美しい穴場なのです。
もちろん、料理だって充実しています。「煮込みハンバーグビーフシチュー添え(2,000円/税・サービス料込)」はパンまたはライスも付いてこのお値段というのは予想以上にお得。 素材の美味しさが溶け込んだニューオータニ自慢のハンバーグとビーフシチューが一皿で味わえてしまう贅沢メニューなのです。
オムライス好きにおすすめしたいのが、「"Jシリアル"オムライス ビーフシチュー添え(2,300円/税・サービス料込)」。Jシリアルというのはニューオータニがオリジナルでブレンドした8種類の穀物米だそう。表面を覆うふわっふわの玉子にビーフシチューという嬉しすぎる鉄板のオムライスです。見た目以上にボリューム感があるので、女性なら十分にお腹がいっぱいになると思いますよ。
レストラン『THE sea(ザ・シー)』では、横浜の地サイダー「オリヅルサイダー」も味わえます。実は横浜は日本のサイダー発祥の地でもあるんです。夜景を見ながらロマンティックなセリフ…も良いですが、サイダーの心地よい刺激を楽しみながら、レトロなかわいいラベルを眺め、
「今日楽しかったね」
「また来ようね」
とほっこりした時間を過ごしたら、幸せな気分で1日を締めくくれそうですね。
「横浜発祥の地」を巡るデートプラン、いかがでしたか?横浜は定番のデートスポットですが、「発祥」をフックにすれば会話が盛り上がること間違いなしです!ぜひ参考にしてみてくださいね。
紹介しているお店はこちら!
店名:THE sea(ザ・シー)
住所:神奈川県横浜市中区桜木町1丁目1-7ニューオータニイン横浜プレミアム 3階
電話番号:045-210-0781
営業時間:7:00~21:00(閉店22:00)、金・土曜、祝前日のバーは~22:00(閉店23:00)
※時間帯によりメニューが異なりますので、事前にお問合せください。
※催事開催日は営業時間に変更が生じる場合がございます。
定休日:なし
公式HP:http://www.newotani.co.jp/innyokohama/restaurant/index.html
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