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【厳選5軒】全て必食の定番店!北九州市で長く愛される豚骨ラーメンの店
【厳選5軒】全て必食の定番店!北九州市で長く愛される豚骨ラーメンの店

【厳選5軒】全て必食の定番店!北九州市で長く愛される豚骨ラーメンの店

最終更新日 : 2018/08/07

この記事で紹介するのは…福岡でオススメのラーメンについて紹介しています。『南京ラーメン 黒門(なんきんらーめんくろもん)』、『みんずラーメン(みんずらーめん)』小倉店、『珍竜軒 本店(ちんりゅうけんほんてん)』、『ラーメン力(らーめんりき)』、『一真軒(いっしんけん)』などの有名店・人気店をまとめました。

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1.『南京ラーメン 黒門』(若松区)かつて北九州市にあった名店の味を受け継ぐ淡麗豚骨の雄!

【厳選5軒】全て必食の定番店!北九州市で長く愛される豚骨ラーメンの店

おつかれ麺です。オゴポコです。

これまでメシコレ誌上で何度も言っていることですが、大事なことなので繰り返します。福岡県内、いや、九州で最も多種多様な豚骨ラーメンを楽しめる地域は【北九州市】です!

・長い歴史を持つ

・地域密着で北九州市内に展開(市外に出て行かない)

・店主の姿が見える(店主が作っている)

・営業時間が短い

等、平成も終わろうかというこの時代に、昭和を感じさせる職人気質を守る店が多いのです!北九州市に来ないと食べられない味が数多く存在する、その様は例えるなら”豚骨ラーメンのガラパゴス諸島”!

今回は、以前お届けした『北九州の豚骨ラーメンを厳選!博多とは一味違う絶対美味い定番のお店5軒』https://mecicolle.gnavi.co.jp/report/detail/7926/に続く、北九州市を代表する定番店紹介・第2弾となります。

 

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1軒目に紹介する『南京ラーメン 黒門』は、かつて北九州市八幡東区にあった人気店『南京ラーメン(通称・黒木)』の味を継いだ店。2003年に遠賀町で開業し2016年1月に北九州市若松区へ移転、県外からも続々と客が押し寄せています。車で!(最寄駅からは4~5キロありますので車で無いと無理)

 

【厳選5軒】全て必食の定番店!北九州市で長く愛される豚骨ラーメンの店

『黒門』のメニューは「ラーメン」「ラーメン大」「おにぎり」「海苔」のみ。

海苔「バラ干し生のり(150円)」「焼き海苔(150円)」の2種類あり、名産地・佐賀の季節限定初摘み海苔を使ったもの。当店での「ラーメン」のお供として必須といえるでしょう。

ちなみに僕のお薦めは、パリッとした食感と香りが感じやすい(ような気がする)「焼き海苔」です。

 

【厳選5軒】全て必食の定番店!北九州市で長く愛される豚骨ラーメンの店

「ラーメン 600円」

豚骨といえば一般的には”こってり”、”油脂が多い”、”骨臭い”、”クリーミー”等のキーワードが思い浮かぶところですが『黒門』のラーメンは豚骨なのに淡麗。この店でしか食べられない豚骨が多い北九州市の中でも『黒門』のラーメンはその最たるものでしょう。駐車場に県外ナンバーの車が多いのも”ここにしかない豚骨”である証左のひとつかと。 

スープの第一印象を飲んで思い浮かぶキーワードは”優しい”、”ふわっと”。豚骨スープというよりは”豚骨の出汁”というべきか。塩味で、更に麺はやや柔めに仕上がっているから余計にそう思うのかもしれません。また、具もヒゲが取り除かれたモヤシ、ネギではなくアサツキと”淡麗”のイメージを増幅しています。客層が年齢層高め(見たところ40代以上が中心)なのも、胃に負担のかかる強い濃厚な味ではなくゆっくり最後まで楽しめる大人の味だからこそ。

駅から遠く、車での来店が必須の立地ですが共用駐車場は100台分あるそうなので駐車料金の心配は無し。ただし平日は16時くらい、土日は14時30分くらいには終わってしまうようなので、営業時間には注意が必要です。

※そんな『黒門』のラーメンですが、名著『ラーメン記者、九州をすする!(2017年10月22日発行 西日本新聞社)』 によると店主は”自分の作ったラーメンを食べたことがない”とのこと。味見無しでこの無二のラーメンを作れる、まるで都市伝説のような話が実在することに驚きですね!

 

紹介しているお店はこちら!

2.『みんずラーメン小倉店』(小倉北区)門司で生まれた名物店主の味!唯一残った小倉店で3種の豚骨を!

【厳選5軒】全て必食の定番店!北九州市で長く愛される豚骨ラーメンの店

『みんず(眠子)ラーメン』は元々JR門司駅そばで営業していた店。戸畑店、小倉店と店を増やした後、門司は閉店、戸畑は休業となり現在小倉店を残すのみとなりました。『みんず』を行列店にした要因のひとつは、門司の店を切り盛りしていた創業者のキャラクターでしょう。味はもちろんのこと、この方の強烈なトークも大きな魅力のひとつでした。遥か昔に一度だけ訪れたことがあるのですが、その頃既に老齢だったにも関わらず”このラーメンは青春の味だよ~”など冗談交じりに話してくれる元気な方でした。

 

さてこちら小倉店の開店は2008年7月。その報を聞きつけ訪問した当時、20代と思しき方がラーメンを作っており「意識して濃厚にしてます!」との言葉どおり骨感たっぷりの濃厚豚骨だったことを覚えています。あれから10年、ラーメンは、店はどのように変化しているのでしょうか?

 

【厳選5軒】全て必食の定番店!北九州市で長く愛される豚骨ラーメンの店

「みんずラーメン 650円」

豚骨ラーメンは「みんずラーメン」「特製ラーメン」「普通ラーメン」の3種があり、こちらは「みんずラーメン」です。

お店の方によると「「みんずラーメン」と「普通ラーメン」の違いはタレ」で、お薦めは「みんずラーメン」とのこと。さて食べてみると「みんずラーメン」は「普通ラーメン」とタレだけでなく油、玄妙な味のする油が加えられており、味の違いが顕著。また具の構成も異なります。一杯だけ食べるなら「みんずラーメン」の方がここだけの味として記憶に残るかと。

 

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「普通ラーメン 600円」

かたや、こちら「普通ラーメン」の方はシンプルな豚骨ラーメン。今日食べた2杯はいずれも10年前と違って骨感はなくサラッとクリアな豚骨がベースなので「普通ラーメン」は。まんま、軽く豚骨臭のするフツーの豚骨ラーメン。

お薦めは「みんずラーメン」です。

ちなみに「特製ラーメン」は、ニンニクとハチミツが加わる強烈なラーメンなので、豚骨なのかどうか分からないくらい塗りつぶされた感じになります。面白いラーメンではありますが、初回なら見送りでしょう。

 

『みんず』は北九州市を代表するビッグネーム&北九州市でしか食べられない歴史ある店なのでぜひ一度食べてもらいたいのですが、初回訪問時は3種のうち迷うことなく「みんずラーメン」を食べることをお忘れなく!

 

 

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3.珍竜軒 本店(小倉北区)もし北九州市のご当地ラーメンを決めるならこの店のラーメンがふさわしい!

【厳選5軒】全て必食の定番店!北九州市で長く愛される豚骨ラーメンの店

もし「北九州豚骨ラーメン」という名のご当地ラーメンを決めるとしたら、僕はここのラーメンを推したい!1965年に軽トラックを利用した移動式屋台から営業を開始。そのときにチャルメラの代わりにつけた鈴の音が”チリンチリン”と鳴ることから”チンチンラーメン”と呼ばれるようになり、店舗を出すときに”チン”を”珍”に置き換え、王者の例えである”竜”を加えて『珍竜軒』としたそうです。

その後半世紀を経て、北九州市内には『珍竜軒』の名を冠する店、あるいは、似たようなラーメンを出す店が数多く存在しており、且つ、北九州市以外にはそれほど伝播していない状況。こちらのラーメンも”北九州市へ足を運ばないと食べられないラーメン”と言えます。現在は2代目が店を仕切っており、キビキビしたいい緊張感が漂う店内。歴史ある店特有の空気ですね!

 

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”秘伝の赤唐子”こちらが『珍竜軒』のアイコンと言ってよいでしょう。創業以来提供し続けているそうで”数種の唐辛子を基本に数々の材料を調合”と、要は全て秘密です、という代物。

豚骨&赤唐辛子といえば、1960年に福岡県小郡市で創業した『一蘭』が元祖という説がありますが、5年遅れで北九州市に創業した『珍竜軒』も同じような赤唐辛子を提供していたということになります。個人的見解としては一蘭系の赤唐辛子に見られる”複雑な旨味と若干の甘味”ではなく『珍竜軒』は割と直線的な”辛さ”が特徴。そして『一蘭』と異なり『珍竜軒』は後のせ入れ放題という明確な違いがあります。

 

【厳選5軒】全て必食の定番店!北九州市で長く愛される豚骨ラーメンの店

「ラーメン 普通盛 650円」を、にんにく少なめで。

注文を受けてからチャーシューを切り分け、丁寧に仕上げる所作が好印象。豚骨スープはマイルド&乳化しっかり、麺はやややわで、博多豚骨とは違うイメージと思ってください。赤唐子は、先に述べたとおり直接的な辛さでビリビリくるタイプ、結構な量を入れてもスープとなじみます。薄切りチャーシューを麺と赤唐子に絡めて食べると吉。なお、他の『珍竜軒』系(似た味の店を含む)で時折見かける”牛乳を加える”工程は、ここでは見られません!

 

というわけで、ご当地ラーメンに必要な”明確な出自”、”誰にでもわかるラーメンの特徴”、”地域での広がり”の条件を満たしており「北九州豚骨ラーメン」を名乗るにふさわしい!と思うのですがいかがでしょうか。北九州ラーメン史に欠かせない『珍竜軒』、未食なら一度は食べてみてください。

 

紹介しているお店はこちら!
店名:珍竜軒 本店
住所:福岡県北九州市小倉北区三朗丸1-5-5
電話番号:093-941-3750
営業時間:11:00~20:00
定休日:火曜日

 

4.『ラーメン力』(八幡西区)ぎょらん亭の味を受け継ぐ行列店。北九州の一大勢力・力グループ総本山!

【厳選5軒】全て必食の定番店!北九州市で長く愛される豚骨ラーメンの店

『北九州の豚骨ラーメンを厳選!博多とは一味違う絶対美味い定番のお店5軒』https://mecicolle.gnavi.co.jp/report/detail/7926/で紹介した、北九州屈指の人気を誇る濃厚豚骨『ぎょらん亭』は、市内に数多くの系列店を生みだし(ては無くなり・・・^_^;)ています。僕自身、これまで支店、のれん分け、FC等々『ぎょらん亭』に連なる店を可能な限り食べてきたのですが、あまりにも出店/閉店のサイクルが早く追いかけきれなくなりつつあるのが事実。

そこで、いま最もお薦めしたい『ぎょらん亭』系の雄が『ラーメン力』です!

かつて掲げていた”ぎょらん亭グループ”の看板はなくともテイストは『ぎょらん亭』の味を継承。いまでは”力グループ”と言ってもよいほど北九州市内を中心に系列店を増やしています(一時、福岡市内、東京への進出もあり)。

その力グループ総本山が店を構えるのは、北九州市八幡西区の南西の端。最寄駅からは遠く、駐車場を多く用意しているので車での訪問がおすすめです。

 

【厳選5軒】全て必食の定番店!北九州市で長く愛される豚骨ラーメンの店

こちらが名物の「チャーシューらーめん 950円」

※ノーマルの「らーめん」は600円

席は26席と多めですが常に満席、店主がフロアに指示を出しながら全てひとりで作り、慌ただしい店内。名物の「チャーシューらーめん」の注文が目立ちます!作り方を見ていると「チャーシューらーめん」のときのみ、切り置きしたチャーシューをレンジで温めなおしており「チャーシューらーめん」に対する店のこだわりが見て取れます。

麺箱にはこの系統ではおなじみの”田中中華麺”の文字。スープは骨感がなく油まったりの超重量級。ぎょらん亭系特有の”あの味”をややライトに食べやすくした感じ。丼の縁を花びらのように取り囲むチャーシューは、肉と脂がいい感じで割れてて食べ飽きません。まず6時の方角から時計回りにチャーシューを食べ、スープを飲む、麺を引っ張り出して啜る、途中、チャーシューを2枚ずつ食べていってもまだ残る!これで1,000円を切るとはあっぱれな一杯!

北九州でも指折りの行列店、しかも営業は昼のみなので”ラーメン力のために移動する”覚悟で訪れてみてください!

紹介しているお店はこちら!
店名:ラーメン力
住所:福岡県北九州市八幡西区馬場山東2-1-6
電話番号:093-618-9343 

 

5.『一真軒』(小倉北区)東京から北九州へ持ち帰った”今はなき一竜軒テイスト”を味わう!

【厳選5軒】全て必食の定番店!北九州市で長く愛される豚骨ラーメンの店

5軒目の『一真軒』は東京のラーメンフリークにも知られている店です。なぜならこちらの店、開業の地は東京・渋谷区。業界最高権威・TRY(東京ラーメン・オブ・ザ・イヤー)2011-2012で新人賞豚骨部門第1位に輝いた実績を持ちながら閉店→北九州市へ移転の経緯を持つのです。

その豚骨ラーメンは、今は無き唐津の人気店『一竜軒』をモチーフにしたもの。あるテレビ番組で店主自身が語ったところによると”幼少から一竜軒に通っていて、作り方を教えてもらった”そう。その証拠か、店内には『一真軒』店主と『一竜軒』を切り盛りしていたご夫婦の旦那様(それともう1名某店主?)が並ぶ写真が掲げられています(偶然かもしれませんが、この旦那様のお名前は真一さんだそうです)。『一竜軒』は唐津移転前、1989年まで北九州市で営業し人気を博していたそうなので文字通り”帰ってきたあの味”と言えそうです。

 

【厳選5軒】全て必食の定番店!北九州市で長く愛される豚骨ラーメンの店

「ラーメン 600円」

実は『一真軒』以外にも『一竜軒』系(『一竜軒』に似た店)の店があるのですが、それらの店同様、ラーメンの前に供されるのが”紅生姜”と”そら豆”。これが”その筋”であることを主張するアイコンと言えるでしょう。


ヒラザルを釜の縁にガンガンと打ちつけて行う湯切り、豚骨スープは寸胴を使わずに大きな釜一本から直接掬う等の所作もこの系統ならでは。実は僕自身、東京で1回食べた後、北九州市で4年前に食べて以来の訪問でしたが、店主は黙々とラーメンを作り貫禄が出てきたように思えます。

さてラーメン。麺箱には安部製麺の文字、麺はやややわめの仕上がり。豚骨スープは赤茶色、4年前よりもやや油が多く、以前より骨感は抑えめになっていますが、いい意味で”素朴さ”が出てこなれた感じ。なみなみ注がれたスープに麺をゆっくり泳がせながら、足りないを感じることなくスープを楽しめる仕様。とにかく客が引きも切らず、子連れ客も多く地域への定着度は高そうです。

最後に、同行した一竜軒ファン(一竜軒に北九州時代から通い続け唐津移転後も追っかけていた方。ラーメンフリークではない)が4年前には言わなかった”美味い!”を連発していたことを付け加えておきましょう。

 

以上5軒、北九州市の人気店らしく”店主が自らラーメンを作る”、”営業時間が短い”、”早じまいあり”な店ばかりですが、それらは全て”北九州でないと食べられない美味い豚骨”であることの証でもあるでしょう。ハードルを乗り越えて、ぜひ訪れてみてください。

※オゴポコはこれからも北九州市のラーメンを積極的に紹介していきます!

紹介しているお店はこちら!
店名:一真軒
住所:福岡県北九州市小倉北区大畠2-8-26
電話番号:093-777-8254
営業時間:平日11:00~19:00 土・日・祝11:00~17:00
定休日:水曜日

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※本記事は、2018/05/28に公開されています。メシコレで配信している記事は、グルメブロガーの実体験に基づいたコンテンツです。尚、記事の内容は情報の正確性を保証するものではございませんので、最新の情報は直接店舗にご確認ください。

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