広島の名物麺グルメ「汁なし担担麺」。
地元の名店の出店もあり、東京でも身近な存在になり嬉しいですね。
現地広島での「汁なし担担麺」は、専門店が数十店にものぼる、広島を代表する味!
広島の「汁なし担担麺」は、お店ごとに個性豊かで、店をめぐって見るとそれぞれ珍しい味の担担麺があったり、注文時に辛さの段階を選んだりして、みずから「自分好みの一杯」作りに参画し、作り上げてゆくことができます。
注文からすでに楽しい「汁なし担担麺」、広島へ行く機会ができたらぜひ実際にその楽しさと旨さを体験したいですよね!
そんな時に「さて何処へ行ってみようかな?」といざ調べてみると、挙がって来る店は、大抵一緒。
ということで、今回は、
◎広島市内
◎しかも「新天地」交差点すぐという大変賑わいのある繁華街
◎ご当地グルメの代表的テレビ番組 2018年1月25日放送の日本テレビ『秘密のケンミンSHOW』への登場実績あり
◎にも関わらず、公開情報が地元拠点のメディアや観光・マップ系サイトやブログがほとんどなので、実はもしや地元以外の人々にまだ知られていないのでは?
という「穴場」な一軒を紹介いたします!
その名は…
『おどるタンタン麺』
!!!
こちら『おどるタンタン麺』の「汁なしタンタン麺」のラインナップ。
胡麻ベースの「白」
胡麻プラスイカ墨ベースの「黒」
醤油ベースの「赤」
まずは「白」を辛さレベル3で。
「汁なし担担麺」を美味しく食べる上での共通重要ポイント
30回くらい(もしくはそれ以上)しっっっかり混ぜること!
グリングリンとしっかり混ぜ合わせ、麺・たれ・具を一体化させてから、いただきまーす!
濃厚でしっかり絡むのに後味軽やかな胡麻ベースのたれ、旨い!
スルスルーっと完食。
続いては、先ほどのメニューシートを見れば、誰もがその存在に目が留まり気になるこちら。「黒」!辛さレベルは「白」と同じく、3に。
たれが真っ黒!インパクト強!
早速食べてみると、はじめは胡麻の方がしっかり感じられるのですが、後味と鼻を抜ける香りが、イカ墨です!クセになりたまに無性に食べたくなりそう。
「汁なし担担麺」は、たれを余さず味わい尽くすのもポイント。
麺を食べ終えたら、ごはんを注文して「担担飯」で〆るのもオススメです!
広島の「汁なし担担麺」は、この「黒」のような珍しい味の「汁なし担担麺」がいろいろ存在するなど、
「広島の汁なし担担麺かくあるべし」
という細かな厳しい縛りはないといわれます。
広島へお出かけになった時は、いくつかめぐってみて、自分好みの一軒を見つけてみるのも面白いですね!
ところで、広島の「汁なし担担麺」を紹介するにあたりよく見られ、大変興味深いことが。
◎元来中国四川省の担担麺には汁がない
◎唐辛子の辛さだけでなく花椒の痺れが利いている
◎中国の四川料理を語る上での重要なポイント「七滋八味」の「七滋(甜・酸・麻・辣・苦・香・咸)」(=甘味・酸味・痺れ・辛味・苦味・香り・塩味)に触れ、「汁なし担担麺」はこれらの味わいを全て兼ね備えた貴重な料理である
といったように、本場中国との関わりに触れていることが意外と多いのですよね。
ここからはわたしのふんわり描いた想像なのですが、「広島市と重慶市の友好関係」についてちょこっと触れてみようと思います。
かつて第二次世界大戦において甚大な被害を受けたのち、平和に対する意識が高く復興へ向けての市民の努力が大きいものであったという点が両市似ていたことが根底にあり、1980年頃から行政交流が始まり、1986年に正式に友好都市連携協定が結ばれました。以降、幅広い分野での交流が活発になされており、その数々の交流活動がすすむ中で、オンタイムは学術・技術・科学といった各分野の研究や行事などの活動、オフタイムで食の交流が活発になされ、「汁なし担担麺」も伝わり、浸透していったのかもしれませんね。あくまでほのぼのふわっと描いた想像なので、異論や本格的な研究は各自ご探究を(笑)そんなわけで、麺・たれ・具という異なる要素をグリングリン混ぜたのちに纏まりを楽しむ「汁なし担担麺」は広島でこそ広まるべくして広まった、友好平和の逸品に見えてきました!
ちょっと寄り道してしまいましたが、麺へまた戻りましょう。
広島の麺グルメといえば、「つけ麺」もありますね!
実はこちら、「つけ麺」もメニューに並び、「ここのつけ麺が大好き」という熱烈常連さんの存在も!実際、隣席の常連さんにオススメいただき、なんと3麺め、つけ麺もいただきました!
このつけ麺スープも、四川の「七滋」が活きたスッキリ味で、旨い!
というわけでこちらのお店、「広島つけ麺」ファンのみなさんにもオススメです。
はぁ〜どれも美味しかったわ、と、ひと息つきつつ常連さん交えてお店のかたとお話ししたところ、なんと、こちらのお店の始まりは…メニューシート左側の(汁あり)のタンタン麺なのだそう!創始者(このかたはもういらっしゃらないそうです)による東京都心の某有名高級中華料理店でのレシピと経験に基づいた「タンタン麺」の提供が始まりだそうで、現在の料理人さんもそれを受け継いでいるとのことです。
流石に4麺めには突入できませんでしたので、これはまた行かねば!
GW、近隣のみなさんも、遠方でちょうど旅先が広島方面のみなさんも、ぜひ広島「穴場」麺グルメをお楽しみください!
紹介しているお店はこちら!
- おどるタンタン麺
- 担々麺、中華料理
※このお店のページは現在ご利用いただけません