女性二人で切り盛りしている洋食屋
「キッチンオバサン」
なんという思い切った店名なんでしょう、それだけで興味を惹かれます。
お店の場所は学生街江古田の中でも少し静かな北口から西へ向かい練馬東税務署(現在は改装中で一時移転)からもうちょっと進んだところ。
店内は昭和の喫茶店を思わせる落ち着いた佇まい。私のような年代はもちろんですが、今どきの若い方々にも受け入れられてるようでランチタイム、ディナータイムは近隣の大学生で大盛況なことも多いです。
お店を切り盛りしているのはお母さん世代以上の女性お二人、これが店名の由来でしょうね。
愛情を感じる手作り料理の品々
個人経営のお店にしてはメニューが豊富です。
・ごはんもの
・おかずもの
・グラタン・ドリア
・スパゲッティ
40種類以上の料理名が連なっています。
全部を試したわけではありませんが一品一品丁寧に作られているところも人気の理由のひとつでしょう。
デザート系もあるので午後の休憩時間にここで一休みしている学生もいるでしょうね(その時間には行ったことがないので未確認、あくまでも想像です)。
人気はボリューミーなオムライス系
数あるメニューの中でも1、2の人気を争うだろう料理のひとつが
「オムカレー」
単にソースがカレー、というわけではなく
中がチキンライスではなくドライカレー風になっているのです。この一手間が料理の味を一気に引き立てます。
カレーは意外にスパイシーなのですが、半熟の卵がちょうどいいところでバランスを取り持っています。
量もしっかりあり男性でも満足できると思いますが「じゃあ女性には多いんじゃ?」
大丈夫「小さめ」という選択肢がちゃんとあります。
カレーがあるならハヤシは?はい、あります。
「オムハヤシ」です。
オムカレーはドライカレー、ならオムハヤシは、、、?
デミグラス風です。かけるソースによって中身も異なる、この丁寧さも人気の秘訣でしょう。
オムライス以外ですと例えばこちら「ミックスフライ」。
なんてことはない、エビフライ、魚のフライ、コロッケx2の普通のフライのように見えますが、実はこのコロッケ、選べるんです。
ポテト系x2、クリーム系x2、それぞれ1個ずつのチョイスが可能。こんな細かなオーダーができるところも魅力です。
もちろん私は1個ずつを選びます。
この日のクリームコロッケはキノコでしたが香り豊かで美味しかったです。また、ポテトのほうは「ジャガイモ!」アピールが強烈でした。ここまで芋をダイレクトに感じれるものはなかなかないですね。
どれも奇をてらうことなく丁寧な仕事で作られ、ホッとする美味しさを提供するお店、これが長年愛されている理由だと思います。