スペイン坂鳥幸@アークヒルズ
六本木一丁目と溜池山王の間に位置するアークヒルズ。
ホテルやコンサートホールを備え、広場では毎週生産者と触れ合えるマルシェや季節ごとのイベントを開催しているお気に入りの場所です。
毎年桜の季節に話題になるRANDYにもよく行きます。
今回ご紹介するのはアークヒルズの焼鳥屋、スペイン坂 鳥幸です。
スペイン坂 鳥幸は以前にもご紹介した乃木坂 鳥幸、東京ガーデンテラス紀尾井町の紀尾井町 鳥幸の姉妹店。
オープンは乃木坂に続く二番目です。
特徴は大きなカウンターでいただく八ヶ岳の専用農場で育てた八ヶ岳地鶏を使った焼鳥とワイン。
乾杯生ビールは醸造家の夢、マスターズドリーム。
サントリー プレミアムモルツの最高峰です。
アークヒルズのサントリーホールでのコンサートの後にピッタリのビールですね!
今回いただいたのは焼鳥を中心とした松コース。
人数が多かったのでカウンターではなく個室。
店員さんがタイミングよく料理を持ってきてくれます。
まずはお通し代わりの鶏ガラスープからスタートです。
ランチでも出てきますが、これがどろっと鶏の旨みが出ていて絶品。
これでラーメンとか作ったら美味そうですねー。
懐石のような前菜盛り合わせと新鮮リーフサラダ
左上から順に。
・トマト、ほうれん草のおひたし
単体で見ると珍しくないですが、おひたしとトマトってのは珍しいですね。
一見カプレーゼ。
・クリームチーズ豆腐
チーズなのか豆腐なのか。
食感はレアチーズケーキですが、甘くなく日本酒とか合いそう。
・せせりの昆布締め
希少部位のせせりを昆布締めに。
しっとりとした食感に昆布の出汁が染みます。
・自家製白レバームース。
添えられているのはソースせんべい!
クラッカーなどより主張しないシンプルで柔らかい味わいが主役のレバームースを引き立てます。
ピンクペッパーがアクセントのリーフサラダ。
シンプルに見えますが、たぶんドレッシングも自家製で手が込んでいます。
ソムリエ厳選のワイン
鳥幸ではワインセラーを備え、ソムリエ大越基裕氏が厳選したワインを常備しています。
この日いただいたのはカンガルーアイランド シラーズ。
南オーストラリアのカンガルー島で醸造された赤ワインです。
渋みが少なく、あっさりとした鶏料理と合うように感じました。
合鴨のロースト
しっとりとした鴨肉におろしポン酢をチョンと載せてパクリ。
引き締まった肉を噛みしめると鴨肉の旨みが口の中に広がります。
旨みの残響をワインで洗い流すように飲み込む至福。
焼鳥、串焼き、野菜串
焼鳥、串焼き、野菜串はタイミングを見計らって順に店員さんが持ってきてくれます。
ちょっとずつ持ってきてくれて丁寧に説明してもらえるので普通の焼鳥屋では味わえない贅沢な気分です。
ほっくほくの銀杏と、ささみに山葵がちょこんとのったサビ焼き。
まずはサッパリとした二本から。
せせりとハラミ。
首の部分の僅かな量しか取れないせせりはいつも動いている部位なのでしっかりとした歯ごたえ。
鶏のハラミも珍しいですね。
牛だったら横隔膜ですが鶏の場合は腹筋の部分だそう。
こちらも希少な「おたふく」。
胸腺だそうで、口に入れると脂がとろけるっ!
大きな大きなしいたけ。
傘の裏に溜まったスープをこぼさないようにパクリ!
旨みが詰まってますねー。
たまり醤油に漬けたカマンベールチーズの串。
もちもちもっちり。
チーズ好きにはたまらない!
特上の白レバー。
とろける食感に絡むタレが絶品。
〆親子丼と贅沢プリン
コースの〆は親子丼か冷麺。
鳥幸ランチの定番、親子丼にしました。
ここでしか食べられない八ヶ岳地鶏の卵を贅沢に使った親子丼。
とろっとろです。
噛みしめるたびに旨みがにじみ出てくる鶏肉も絶品。
食後には自家製のプリン。
そのまま食べるとしっかりとした歯ごたえにほのかに感じる出汁。
ちょっと茶碗蒸しっぽいです。
そこにカラメルを絡めることで、最高のスイーツができあがり。
鶏の旨さを知り尽くした料理人が作る上質な焼鳥をオシャレな個室やカウンターで食べられるお店です。
紹介しているブログはこちら!
https://goo.gl/KNm7r1