富山ブラックと名乗るラーメンは数々あるが、実は【ラーメンの万里】さんが最初に名乗ったと言われています
現在富山県内では「富山ブラック」と名の付くラーメンは数えきれない位たくさんあります。
元祖と呼ばれるお店もありますが、もともとそういう名称を使っていたわけでは無く、マスコミで取り上げられた呼び名がそのまま拡散し商標登録もされていません。
富山ブラックと言えば「しょっぱいラーメン」と言うイメージがすっかり定着し、富山の名産品のように扱われていますが、今回紹介する「ラーメンの万里」はそんな「富山ブラック」のイメージを一新するような、無添加・無化調に拘ったラーメンを数十年も前から私たちに提供し続けています。
北陸では唯一の【青竹式手打ち麺】艶やかな透明感と圧倒的なコシが特徴の縮れ麺
最近では自家製麺のお店も多数見かけるようになりましたが、ラーメンの万里ではミキシングした小麦を機械でこねるのではなく手ごねしています。
例えるなら、うどんをこねるために「足踏み」する要領で、青竹で何度も何度も押しつぶすようにこねるのです。
製麺台にミキシングした小麦粉の塊を載せ、青竹の棒を使って「てこの原理」でグイグイ押しつぶす。つまり「こねる作業」ですね。
その後湿度と温度を一定に管理「熟成」させることにより、透明感があって強靭なコシを持つ「もっちりした食感とツルシコの喉越し」の麺に仕上がるわけです。
まずはレギュラーメニューの「ラーメン」
漆黒のスープが富山ブラックの所以。
こだわりのスープは国産鶏ガラと大量の昆布・野菜、乾物や魚介等の天然素材から摂った力強い出汁と、本醸造醤油を使ったタレが無化調ラーメン特有の頼りなさを払拭している。 もちろん塩分は高すぎることは無く、飲み干せるスープです。
トッピングの大振りチャーシューをスープに浸して、熱で脂と肉か溶け出すことによって、深いコクと旨みが加わりラーメンの「完成形」となる!
万里のフラッグシップメニュー「チャーシューメン」巨大な叉焼に後ずさり(笑)
ラーメンの万里といえばすぐにこの写真が思い浮かぶ。
大振りのロール煮豚叉焼がドンブリの表面を覆い尽くすさまは圧巻!!
熱々のスープで脂が溶け出しコク深い味わいになることを想定した造りといえます。大判の見事なロールチャーシューがすっかりスープに溶け出し、箸で持てない位ホロホロです。後口に酸味を感じるキリッとした醤油の味わいが、溶け出したチャーシューの脂で更に旨くなる。
プリップリの自家製麺は青竹でこねたコシが特徴。 その半透明平打ち縮れ麺が抜群にスープと絡む。ズルズル啜ればスープの飛散もハンパないが、これがラーメンの醍醐味。 思いっ切り飛ばしましょう(^^)/
限定メニューから定番に昇格した「土佐丸」インパクトも凄いが本枯れ節の香りと旨みに悶絶!
どうですか、このビジュアル!
ラーメンドンブリを覆い尽くす大判の海苔
まったくどうなっているのか、想像がつきませんよね!
海苔の中央にある切れ込みから中を覗いてみましょう。
おぉ~!なんと、そこには山盛りに盛り付けられた「本枯れ節の花鰹」
メチャメチャ良い香りが立ちのぼり、副鼻腔を直撃!
有明産高級板海苔の艶やかな表面に開けられた切込みから、中の麺を引っ張り出して啜る。
かなりインパクトのある仕掛けだが、本枯れ節の風味を1ミリも逃さない仕掛けともいえる。 やや酸味のある漆黒の醤油は某元祖のお店と違って淡麗。自家製の大振りチャーシューから滲み出した脂と本枯れ節の旨味、薫香がたまらない魅力です。 雰囲気を楽しんだら、大判の海苔はスープに溶かし入れます。
こちらは定番化されているので、レギュラーラーメンもしくはチャーシュー麺に土佐丸トッピングとなります。
万里では大盛りはありません!「替え玉」は何回してもスープが薄まらないのが魅力!
空腹を満たすだけならラーメンとご飯を食べればいい。
万里のスープは替え玉をするごとに醤油タレの奥に隠れている鶏や昆布のうま味が引き出されてくる。 青竹手打ち麺特有のツルツルした麺肌がスープの吸い込みを遅くするので、卓上のタレを一回しかけてあげることにより素早い一体感が生まれる。 2玉、3玉と替え玉してもダレない強いスープです。
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いかがでしたか? 無添加・無化調に拘った、青竹式手打ち麺の「ラーメンの万里」
平日限定のラーメンが月替わりで提供されているので、そちらも楽しめますよ♪
富山にお越しの際はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか(^^)/