以前行った「イル・ド・フランス」のシェフに
「ここなら旨いもの食べれるよ」
と教えていただいたお店。
しかも
こちらの藤本シェフは
本場フランスで 食の世界的権威の星を獲得した
「Stella Maris(ステラマリス)」で
料理長として腕を振るっていたというではないですか!
帰国後は「ジャルダン・ド・ボヌール」レストラン部門シェフ、
「ブランシュ・メゾン」総料理長を経てついに今年4月こちらをOPEN。
予約の電話をした時点から楽しみだったな~♪
早速紹介します☆
◆前菜◆
「【穴子】のマトロートと【東北あべ鶏のせせり】テリーヌ」
「ルッコラのサラダ」
「ベーコンと赤ワインヴィネガーのソース」
マトロートとは、フランスに昔からある伝統的な料理で
お魚などを赤ワインで煮込んで作るもの。
うなぎや鯉などでも作られるのが一般的ですが、
日本人になじみの深い「穴子」を使用。
せせりと一緒にテリーヌに封じ込めているから
食感の変化が楽しい。
赤ワインビネガーの酸味のある泡のソースと
穴子を煮こんだ赤ワインを煮詰めて作ったソースを
たっぷり絡めると、途端に奥行のある味わいに◎
マスタードがプチプチ弾けるような食感♪
プレートの淵を飾る「胡麻のソース」がまろやかさをプラス。
帆立も美味しくグリルしてある。
こんなに色んな食材・味が見事にまとまっています。
これは!
全部が美味しいと確信できる前菜!!
◆魚料理◆
「北海道【口黒マス】のソテー」
「カブのクーリとビーツのマリネ」
「口黒マス」は別名「サクラマス」。
「クーリ」は
ピュレしてから裏漉しした野菜や果物から作られるトロみがあるソース。
皮目を香ばしく焼き、
素材の優しい味わいのカブのソースが
「サクラマス」の味を際立たせており、
ビーツのマリネの酸味がピリっと加わる。
今までボルシチや、角切りで使われてるビーツしか
見たことがなかったけど
輪切りにして、更にはマリネにするとは!
この発想がすごい♪
火を通すよりも色が鮮やかに出ていたような気がしました◎
黄色いソースは「マンゴー」。
爽やかなフルーティーさを添えてくれる。
シンプルだからこそ『旬』を存分に味わえます。
旬なものはそれ自体がすでに美味しいから、
その美味しさを上手く引き出す技術の高さに脱帽
「サクラマス」への火入れは言わずもがな。
ものすごくしっとりでキメが細かかったー !
◆肉料理◆
「牛バベット(サガリ)のポアレ」
「北海道産男爵ローストとほうれん草のソテーを添えて」
「十勝マッシュルームとフォン・ド・ボーのソース」
北海道十勝産のマッシュルームと仔牛から出汁をとった
フォン・ド・ボーのソースをたっぷり絡めて
牛サガリのポアレを。
肉々しさと食べ応え有。
このソースも美味しいなー。
美味しいフレンチのお店って必ずソースが美味しい。
決して塩気は強くなく上品なのにかなりの奥深さ◎
ごぼうはキャラメル風味で柔らかく、
男爵は土くさいような力強さを残していて
野性的な美味しさ。
あまりないタイプの仕上がりで
じゃがいも好きのわたしは大満足でした(*^^*)
◆デザート◆
「ラ・フランスのヴェリーニ」
ラ・フランスの
とろとろクーリとマリネ
トンカ豆の香り
数あるドリンクの中から「紅茶」をセレクト。
(メニューは撮れなかったけど緑茶・ルイボスティー等5種類以上はありました)
このデザート!
ため息が出るほど(笑)美味し~い。
こんな美味しいの作れるシェフ大好き!(*´ω`*)
程よい甘さに煮込まれた「ラ・フランス」の上には
バニラに似た香りがする「トンカ豆」のパウダー。
バニラアイスにトローり「ラ・フランスのクーリ」が
たっぷり♪
ザクザク食感のビスケットが散りばめて食感をプラス。
ほんのりラム酒がいい感じ。
例えるなら、『大人のアップルパイ』のような感じ。
こんなに美味しいデザートで〆られるなんて幸せすぎヽ(*>∀<*)ノ
お肉・お魚料理がついた
グルマンランチメニュー3300円。
こんなに美味しくてこのお値段!
お魚料理がついていない2500円のコースもありましたよ◎
気軽に利用できる「定食屋」や「居酒屋」という意味のある『ビストロ』と、
格式高いフランス料理のレストランで使われる 『ガストロノミー』。
そんな中、こちらではこの2つをかけ合わせ、
上質なサービスを受けながらも気軽に食事を楽しめる
『ビストロノミー』というスタイルを提案。
カネキヨは苫小牧出身のオーナーシェフ 藤本さんの実家が営んでいた
事業のかつての屋号。
【祖父母・両親のように地域の人に親しまれるお店を作りたい】
との思いが込められた店名とロゴ。
藤本シェフの温かさや芯の強さが表れていてなんかいいなぁ^^
北海道の新鮮な旬の食材と
本場フランスの技術のコラボレーションが織りなすお料理達は
まさに芸術!
そして1品1品が本当に美味しく
目でも舌でも楽しめる。
とっっても幸せなひとときを過ごさせていただきました (=´∇`=)
日本での「フレンチレストラン」と言えば
ハレの日にかしこまってフルコースを食べに行くもの。
このイメージを払拭してくれる貴重なお店です☆
お店のHPにもある【気取らない上質】という
まさにこの言葉がピッタリの「ビストロノミー レ・カネキヨ」さん。
女性のホールスタッフさんも気持ちの良い接客でしたよ♪
特別な日はもちろん
何もない普通の日にも
気軽に上質なサービスを
体験してみては?ヽ(*´∀`)ノ
紹介しているブログはこちら!
http://wp.me/p7JLkp-2np