おつかれ麺です。オゴポコです。
日本最大級のラーメンイベント
『東京ラーメンショー2017』
今年で9回目を迎え、累計280万人の来客数を誇る大イベント。既に第1幕を終え、店舗を入れ替えた第2幕が始まっています。
その店舗数、何と18店舗!
第2幕の会期は11月1日から5日までの5日間ですから、1日4杯弱のペースで食べてようやく全店制覇できる数というわけです(1杯850円)。これは修練を積んだラーメンフリークでないと達成は難しいレベルの数字、いわんや、常人には難しい目標でしょう。
となれば、焦点を絞って食べ歩くことは必定。今回は豚骨ラーメンライターとして、18軒のうち3軒出店している豚骨ラーメンにフォーカスしてみました。
ではさっそくその3軒を一緒に見ていくことしましょう。
1.【熊本ラーメン専門店 黒亭】熊本を代表するビッグネーム出店!未体験のあなた、これは食べ逃すな!
『熊本黒亭ラーメン』
昭和32年創業、今年で60周年(!)を迎える「黒亭」のラーメン。焦がしニンニク油(マー油)入りの豚骨という熊本ラーメンの基本スタイルは変わりませんが、東京で食べられる熊本ラーメン、例えば「桂花」や「なんつッ亭」とはちょっと異なる「黒亭の味」を楽しめます。やや苦めのマー油、しかし豚骨スープ自体はすっきり、この2つが馴染んでいい塩梅に仕上がるのが老舗の真骨頂!油の多いスープに反比例して脂身の少ないチャーシューのコントラストも良し。
そして、寒さを考慮してか、熱々のスープで冷めにくい!丼を受け取ってからゆっくり歩いて席を探し座るまで数分かかっても麺がシャッキリした歯ごたえを保っている点は素晴らしい。
「黒亭」を知らない人も、「黒亭」が懐かしい人も満足のいく一杯。もし忙しくて時間が無く一杯しか食べられないなら「黒亭」をお薦めします!
紹介しているお店はこちら!
店名:熊本ラーメン専門店 黒亭
2.【武道家×すずき家】もしあなたが濃厚民族ならココ!家系人気店の夢コラボ!
『旨い!濃厚とんこつラーメン』
イベントの楽しみのひとつといえば、コラボ店によるイベント限定ラーメンですね。
「武道家」は東京都内で最高クラスの濃度と骨密度を誇る家系ラーメン、「すずき家」は横浜市の京急子安駅近くに本店を構えるこちらも濃度の高いクリーミーな家系ラーメン。どちらも「濃厚」ではありますが、濃厚の質が異なります。果たしてこの2つがぶつかるとどんな濃厚豚骨になるのか!?
結果から言うと、スープは骨太で「武道家」寄り、表層の鶏油は「すずき家」寄り、麺は細麺でどちらでもない!という感じ。特に後半は、丼の底に沈む大量の骨粉のせいかどんどん骨味が強くなります!
具はシンプルですが、骨太スープで勝負する姿勢は好印象。ま、もしうずら玉子が乗っていれば「すずき家」らしさが増したかもしれませんが・・・(^_^;)もしあなたが濃厚民族なら、こちらの一杯で満足のいく濃厚豚骨を楽しめるはずです!
紹介しているお店はこちら!
ブース名:武道家×すずき家
3.【豚骨80周年SPラーメン(久留米大砲ラーメン×博多一風堂)】豚骨二大巨頭の限定夢タッグ結成!!
『ふるさとラーメン大爆発!!』
が商品名。一瞬、一風堂が期間限定で発売している「ソース豚骨大発明!」と空目してしまいましたが気のせいでしょう笑
さてラーメンの内容、これはもう「お祭りで出すラーメンとはこういうものだ」というお手本のような一杯です!豚骨スープ自体はカリカリ(豚の脂を揚げたもの)の効果で「大砲ラーメン」の「昔ラーメン」に近い印象。しかしてこのラーメンの主役はトッピング!
・一風堂の特製出汁に漬け込んだスペアリブ
・大砲オリジナルの揚げ玉「カリカリ」
・チャーシュー(※スペアリブが乗っているのにも関わらず!)
・ゆで玉子
・紅しょうが
・有明産の海苔
・万能ネギ
まさに祭りに相応しい、お神輿のように賑やか華やかな丼。もし2人で食べにきていればチャーシューを分け合って食べてもよいでしょう。福岡を代表する両店の豪気な一面がうかがえる、満足度の高いラーメンです!
紹介しているお店はこちら!
ブース名:久留米大砲ラーメン×博多一風堂
以上、トンコツラーメンショー、もとい、東京ラーメンショー2017から、豚骨ラーメンのみをセレクトしてみました。11月5日までに駒沢オリンピック公園へ足を伸ばしてみてください!
アクセスや営業時間など詳細は、以下でご確認ください!
『東京ラーメンショー2017』公式ページ
http://www.ramenshow.com/