昭和の巨匠がたくさん生まれた街「椎名町」
西武池袋線の椎名町駅、この駅を利用している方はそれほど多くないと想像します。
西武線沿線住民の私でさえ、今年になって初めて乗降したぐらい。
大ターミナルの池袋駅からたったの1駅なので、逆に利用する方が少なめなんですよね(駅も小ぶり)。
椎名町と言えば、多くの有名漫画家たちが住んでいた有名アパートがある街としても知られています。
今となっては大江戸線の落合南長崎駅のほうが近いですが、この界隈で昭和の巨匠がたくさん生まれたことは間違いありません。
そんな椎名町駅から徒歩5~6分、住宅街の中にこちらのお店があります。
営業時間は何と2.5時間
地域密着で行列の絶えないお店ですが、営業時間は11:30~14:00まで、なんと限定2.5時間しか開いていません。
しかも人気メニューは早々と売り切れてしまうため、目指すメニューを食すためには早めに現地に行くしかありません。
この日は私が狙っていたロースカツの100gが売り切れてしまっていました(さらに仕入れの都合でできないメニューもあります)。
表記されている量に大きな疑問
限られた時間しかやっていないこちらのお店ですが、毎日のように行列の絶えない人気の理由のひとつがCPでしょう。
ロースカツ定食の小さいほうが750円から。
この小さいほう、メニュー表記は「75g」。
75gはとても小さいイメージでしょうが、実際に出てくるものはまるで別物です。
少なくても120gはあるでしょうし、私の見た感じでは150gぐらいに感じました。
この日売切れてしまった100gのほうは200gぐらいあるのでしょう。
それでいて950円、そりゃ売切れるのも納得です。
200gと表記されていながら実際100gぐらいにしか感じられなければ怒るところですが、その逆だと「良心的」とか「店主の心意気」とかプラスのイメージばかりが積み重なりますね。
またサイドメニューも豊富。
トンカツ一本勝負もいいですが、口の中を少しリセットしたいときもあるでしょう。
そんなときのために「カレールー1杯」や、メンチカツやアジフライの「半分」もオーダー可能、これも大きな魅力です。
この豊富なレパートリーも飽きさせない秘訣でしょう。
1日10食限定「脂身多め」
この日、私の目当てだったロースカツの100gは売り切れてしまっていましたが、逆に限定メニューの「脂身多め」、これはまだ残っていました。
これはこれで人気メニューのひとつなので、今回はそちらをオーダーしてみました。
さらに脂に負ける恐れもあったため、味変用にカレー1杯も。
でっ、デカイし。
これも表記されるなら100gなのでしょうが、どう見ても200gはありそうです。
肉厚ですねぇ。
ほんのり赤味を残しているのはこだわりのようです。
たしかに脂身は多め(さらに左側に行けば行くほど脂の割合が増えていきます)ですが脂が甘くて、前歯でも噛み切れるほどの柔らかい食感、これはこれでアリだと思います。
ご飯もかなり多めで一般的な大盛サイズです。
「ご飯少なめ(7割り程度)」や「ご飯半分」コールもよく耳にしましたので、量に不安のある方は積極的に伝えましょう。
カレーも絶品
トンカツの脂に負けそうになったとき、この1杯のカレーがリセットしてくれます。
じっくり煮込まれたカレールー、最初は甘く感じますが徐々にスパイシーになります。
こちらのカレーライスを目的に来る方がいるのもうなずけますね。
それを小盛で、100円で食べられるのは幸せです。
超ミニカツカレーにもできますよ。
カツ丼やヒレカツ等、他のメニューも人気で、本来もっと様々なメニューを食してからアップしたいところなのですが、限られた営業時間の中で短期間に何回も通うことが難しいため、薄い情報だけですがとりあえず紹介させていただきました。