季節の味覚を気軽に味わえるアラカルトやくずし割烹スタイルを踏襲したディナーコースを提供するお店
今回紹介する和食ダイニング「a.k.a.(アーカ)」 さんは、東山ひがし茶屋街のほど近く浅野川大橋のたもとに2016年に地域密着型ホテルとしてオープンしたシェア型複合ホテルHATCHi(ハッチ)の1階にあります。
ホテル1階のグランドフロアは宿泊者だけでなくとも楽しめる造りになっており、入り口すぐに地元で人気のコーヒースタンドと北陸のお土産を扱うギフトショップ、エントランス奥にある開放的な空間が「a.k.a.(アーカ)」 さんのフロアです。
旬な地元食材を使いカジュアルに和食がいただける「くずし割烹」スタイルがコンセプト。
夕食メニューは一汁三菜なミニコースからフルコース、グランドコース(予約制)などの各コース料理、本日のお勧めや通常メニューから選べるアラカルトメニューがあり、今回はカウンターで気軽に好きな物をチョイスしようとアラカルトメニューを選びました。
1杯目は果実酒の中からすだち酒のロック。
お通しは沢蟹の素揚げ、へた紫茄子の田楽、オクラとベビーコーンのゼリー寄せ。
加賀野菜のへた紫茄子はヘタの下まで紫になるという卵型の小さな茄子。
皮が薄くて身が柔らかい田楽を1口でパクッと。
夏場の加賀野菜として独特の風味がある金時草。
火を通すと表面がぬるっとした食感になるのがいつものイメージなんですが、
こちらはぬめりよりシャキッとした食感の方が強くて歯ごたえよく爽やかに食べられました。
添えてあるのは別に味付けしたずいきの酢の物。
夏場が旬の能登産岩ガキ、殻も中身も大きくて食べごたえあり!
生のままつるっとポン酢でいただきます。
北陸の新鮮な海の幸が味わいたい方にはお刺身の盛り合わせもメニューにありますよ。
外はカリッとして中は身がしっとりとした子持ちの鮎のコンフィー。
涼やかな器には能登豚の山椒煮とスイートトマト、オクラ、そうめんカボチャの出汁びたし
二杯目は能登のワイナリー「ハイディワイナリー」さんの軽やかな赤ワイン、マスカットベリーA。
アルコール類は日本海倶楽部の地ビール「奥能登伝説」、ハイディーワイナリーの各種地ワイン、北陸三県の日本酒各種と果実酒、焼酎、カクテル、ウイスキーと色々揃っています。
夏らしいとうもろこしのかき揚げ。
サクサクなとうもろこし粒粒の食感とフレッシュ甘みをお塩でいただく。
近江町市場の手づくり豆腐屋さん「しば田」さんの堅豆腐を薫製漬けにしたもの。
ねっとりとした食感と味わいはまるでチーズ、お豆腐の風味も残っていて薫製の香り。
お酒のあてにぴったり、ビールやワイン、日本酒と何でも合いそう。
石川県のブランド牛、能登牛の炙りは柔らかくてジューシー。
山葵の醤油漬けと共に。
〆は鮎のコンフィがのった鮎素麺、茗荷や葱、生姜と共に爽やかに。
河北潟のハーブ農園ペザンさんのラベンダーを使ったラベンダーの香りがするアイス。
酒粕のクッキーとラムレーズンを添えて。
お店で使われているのはモダンであるのに和のテイストにしっくりと合っている作家さんの器たち。
それらと組み合わせたお料理がより繊細に映って見て楽しめました。
また朝ごはんも提供(要予約)しているので、宿泊客でなくとも旅行者には便利に活用できそうです。
紹介しているお店はこちら!
- a.k.a. アーカ
- 懐石料理 JR北陸本線 金沢駅 東口(兼六園口) 徒歩10分
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