商店街の真ん中にある元コーヒー豆屋が始めた喫茶店、利休の朝顔
そのお店の名前は「利休の朝顔」。
かつて千利休と豊臣秀吉との逸話で「一輪の朝顔」というものがあります。
庭一面に咲いた朝顔が有名な利休の茶室の話を聞いた秀吉は利休に茶会を催すように命じます。
やがて朝顔を楽しみに茶会へ行った秀吉が見たものは、全て刈り取られた朝顔の姿でした。
激怒した秀吉が茶室へ上がるとそこには一輪の見事な朝顔が。
最高の一輪を飾り、それ以外を全て刈り取ることで侘び寂びの精神を表した利休。
秀吉はその精神に感服したそうです。
そんな逸話から店名を取った喫茶店がJR常磐線三河島駅のほど近く、古き良き商店街の面影を残した荒川仲町商店街の中に昨年オープンしました。
焙煎機を使わずに少量ずつ手で焙煎したコーヒー
以前はコーヒー豆屋をやっていたというご主人。
こだわりは厳選した豆をコンロで少量ずつ焙煎したコーヒーです。
一杯ずつ焙煎とはいきませんが、いつも新鮮な焼き立てなコーヒーを飲むことができるお店。
そして淹れる時はもちろんハンドドリップ。
でてきたコーヒーがこちら。
モーニングやランチのコーヒーの豆はその日によって違います。
この日のコーヒーはパプアニューギニアのシグリでした。
コーヒーを頼むと自家製パンと野菜たっぷりの前菜モーニングが付いて来る。
朝ごはんは名古屋式モーニング。
コーヒーを頼むと無料で付いて来る方式。
しかし500円のコーヒーにこんなにたくさん付いてきて良いんですか?
ご主人自ら焼いているという二種類のパン。
野菜を中心にした前菜盛り合わせ。
レバーパテも付いてますねー。
お皿に載っている花は食べられるもので、この日の朝3時くらいに三浦半島の農家さんに分けてもらったのだとか。
六本木なら1,200円はしてもおかしくない内容。
下町価格だからってやりすぎ感あります。
別の日のモーニング。
モーニングはドリンクにパンと前菜しか書いてないので日によって異なります。
むしろ全く同じ日は無いんじゃないかという感じ。
パンの種類は減りましたが、目玉焼きが付いてますね。
これにこだわりのコーヒーで500円とかおかしい。
ランチはメインに前菜5品、コーヒーが付いて950円。
モーニングがすごければランチもすごい。
メニューはありませんが、聞いてみるとパスタにドリアがトマト、クリームソースで二種類くらいずつ。
注文してまず出てきたのは野菜多めな前菜5品。
ここ、喫茶店ですよね。そこらのイタリアンよりも充実のランチです。
注文したのはシーフードドリアです。
色鮮やかなパプリカの下にはベシャメルソースに覆われたドリアが。
チーズの焦げる匂いがたまらないですねー。
中には海老がたっぷり!
利益はマイナス?やり過ぎガトーショコラ
喫茶店なのでケーキセットもあります。
この日のケーキはガトーショコラ。
コーヒーとのセットで800円ですが、オーブンの電気代の分だけ赤字だとか。
ほぼ原価なガトーショコラはチョコの風味たっぷりです。
コーヒー豆屋の前は雑誌の編集長をやっていたとかで、撮影機材やプロジェクタなどもあり、撮影会にも使えるお店だそうです。
紹介しているブログはこちら!
https://goo.gl/OaJV34
紹介しているお店はこちら!
- 利休の朝顔
- カフェ JR常磐線 三河島駅 徒歩3分
※このお店のページは現在ご利用いただけません