目指すはこの地味なビルの入口
『ルー・ド・メール』に初めて行く人の最も高いハードルとなるのがこの外観。
レストランらしい顔がないので、一瞬、通り過ぎそうになってしまう。
なんの所以かわからないが、名店はこの個人ビルの2階。
ビルの1階に、【OPEN】と書かれたプレートがあり、
近寄ると、カレーが並ぶメニューが出ている。
「名シェフは場所など選ばない」
目抜き通りにあるわけではないし、飲食店が集積しているエリアにあるわけでもなく
超駅近でもない、しかもこの地味な外観に、そんな印象さえ感じられる。
上を見ると控え目な看板を発見
そんな飲食店として地味な斉藤ビルの上を見上げると、
「洋食 神田 カフェ Loup de mer ルー・ド・メール 」
と書かれた、控え目な看板を発見できる。
やっと店を見つけたとホッとして、また地味な階段を上って2階のお店へ。
間違いない!と確信するのが、ガラスの扉にかかれたこの店名。
2階に到着すると、ちょっと癖のある文字が描かれたドアがあり、
ここが目指す「ルー・ド・メール」で間違いないと、やっとほっとするのがこの瞬間だ。
ガラスにかかれた店名と、中をのぞくと温かな雰囲気が伝わってくるこの入口に
間違いない!と確信し、お店に入る。
初めて「ルー・ド・メール」に行った時、
私は、ちょっと不安と期待が入り混じった気分でこの店に入った。
ちなみに、店名の「ルー・ド・メール」は、直訳すると「海の狼」で
魚の鱸(スズキ)の意味。店主の名字”鈴木”にかけた、なんともウイットに富んだ店名なのだ。
人気のドライカレー・オムレツのせはお得なランチを狙え!
ディナータイムは、ドライカレーオムレツのせ (中辛) の料金は1,580円であるが
ランチタイムは、
スープ付きで1,000円!
ランチタイムは人気メニューにもかかわらず、
超お得なスペシャル価格で食べられるのがこのドライカレーオムレツのせ (中辛) だ。
夜はアラカルトで、洋食メニューが食べられるので、そちらをメインに食べて
昼はこのボリュームたっぷりのメニューをいただく。
そんな使い分けをしてもいいんじゃないかと思うのは私だけではないはずだ。
フランス料理のシェフがつくるふわっふわのオムレツが贅沢にドンっ!
フランス料理では、まずこのオムレツを上手に作れることがひとつの基本。
ドラマでそんなシーンを観たことがある。
鈴木シェフは、洋食の世界に入り、その後フランス料理の名店を経て、「ルー・ド・メール」をオープンさせた。
そんな洋食とフランス料理をきっちり学んだ、
シェフが手間暇かけて作ってくれるのがこのオムライス。
どう考えたって、このビックなサイズで、しかも熟練のシェフが作るオムライスが
しかもカレーとスープ付きで1000円なんて、どう考えたって
原価度外視だろう!
そんなお得すぎるドライカレーオムレツが食べられるのが、
この「ルー・ド・メール」なのだ。
卵を崩した時のとろとろ感もたまらない
卵にスプーンを入れ割っていくと、中からとろっとろの卵が姿をあらわにする。
このとろっとろな卵もたまらない。
カレー全体にこの、とろとろ卵がひろがり、
カレーと卵が特に混ぜるまでもなく、調和する。
絶品カレーがあってのオムレツなのだ
「ルー・ド・メール」はカレーがメインのお店。
レトルトのカレーなんかも販売しているほどだ。
ランチタイムは、10種類のメニューが並ぶが、その中の7種類がカレー。
他は、2種類のオムライスと、残りの1種がオムハヤシだ。
ドライカレーと言っても、しっかり汁気もある。
スパイスのきいたドライカレーはもちろんそれだけで美味しいのだが、
これに卵のとろとろが加わるとスパイシーでありながら優しい絶品味になるというわけ。
ふわとろ卵とスパイシーなカレーの絶品コラボ
カレーと卵が合体し、これを口の中へ。
中辛で様々なスパイス感が口の中に広がります。
加えて、卵のとろとろ食感と、マイルドな味わいに。
しっかりしたコンソメスープが付くのも魅力
カレーのスパイス感にしっかりマッチするのが、こちらのスープ。
1000円のランチにつくスープだが
フランス料理の上質なテクニックが生きた、スープもあなどれない。
ランチタイムは、どのセットメニューをオーダーしても、
この上質なスープがついてくるのもポイントだ。
1000円で味わえる熟練シェフの、「Bセット:ドライカレーオムレツのせ (中辛) 」。
カレーとオムレツが同時に味わえるオススメメニューだが、
ハンバーグも一緒に食べられる「限定ハンバーグカレー 1500円」や
13時からオーダーできるチキンオムライスなんかも体験してほしいオススメメニューだ。