「新横浜ラーメン博物館」では、2017年3月には、利尻島とニューヨークからやってきた新店が2軒誕生し、早速話題になっています。どちらも個性的な味ですので、是非食べてみてください。
1.利尻昆布の旨みが炸裂する、離島の名店!「らーめん味楽 利尻島」
2007年に利尻島で創業した本店は、営業時間が昼のみで、訪問するだけで大変な店がラー博に開店。
「焼き醤油らーめん」+「とろろ昆布」
豚骨や鶏ガラを使って澄んだスープに、利尻昆布の出汁をブレンド。店主の親戚が地元の漁師との事で、高級な利尻昆布を「浜の値段」で購入できるとの事で、ふんだんに使っている。醤油ダレは中華鍋で炒めていて、その香りが存分に発揮されている。醤油を焦がした事で、札幌の醤油ラーメンを想像させつつ、昆布の旨みが飲むごとに膨らんでくる。
西山製麺の中太縮れ麺がスープをしっかり口に運んでくれる。チャーシューは程よく脂を感じられて、一杯のアクセントになっている。別皿の「とろろ昆布」をスープに加えると、昆布の旨みが一気に加わり、これは是非とも乗せてほしい。
利尻島の本店では「塩」「味噌」「担々麺」なども提供している。シンプルにスープを楽しめるという「塩らーめん」は、ラー博でも5月以降に発売を予定しているとの事で、こちらも楽しみです。
紹介しているお店はこちら!
店名:らーめん味楽 利尻島
公式ページ:http://www.raumen.co.jp/shop/rishiri.html
2.ニューヨークブルックリン発の「ツナコツラーメン」!「YUJI RAMEN」
本店は2012年開店。日本からアメリカの大学に渡り、魚の卸売を行うボストンの商社に勤めた方が、独学でラーメン店を開店。今やラーメン激戦区の「ニューヨーク」の人気店になっている。海外からラーメン店を誘致する、ラー博の「逆輸入ラーメン」第4弾。
「ツナコツラーメン」
昆布出汁にローストした鮪骨(ツナコツ)を入れて、白濁するまで一気に煮込んだスープ。豚骨や鶏ガラといった動物系素材を使わずに、マグロ特有の独特な味を出しつつ、こってり感もあるので物足りなさが一切ない。スープのタレには胡椒や柚子胡椒も加えられていて、ちょっとスパイシーな口当たりが独特。
麺は博多ラーメンなどで見られる、低加水の極細ストレート麺で、スープに馴染んで味わいが変化する。チャーシューもマグロで、希少部位の「ハラモ」をローストしている。
「自家製ベーコン&エッグまぜめん」
アメリカ人にも馴染み深い「ベーコンエッグ」をまぜそばにアレンジして、ニューヨークの本店で人気のメニュー。ラーメンとは異なり、多加水の平打ち麺を使用。炙った自家製ベーコンと温泉玉子、そしてたっぷりの削り節を、タレや麺と絡んで食べ応え抜群。麺の上に乗った青物は「ケール」の葉で、その食感が麺やタレに対するアクセントになっている。
他にも、ベジラーメンとして「季節野菜と麦味噌まぜめん」も発売中。こちらも気になります。
紹介しているお店はこちら!
店名:YUJI RAMEN
公式ページ:http://www.raumen.co.jp/shop/yuji-ramen.html