１．駅遠、郊外から鴨の刺客！関西メディアもノーマークの実力店！麺麓＠枚方市

場所は枚方、最寄り駅も徒歩20分は掛かるほどで立地は決して良くない。

そんな場所に人知れずオープンした麺麓(めんろく)

人知れずと書いたのは、なぜだか関西のテレビや雑誌など完全ノーマークだったからだが、かなりのポテンシャルを秘めるダークホース的な新店！ 

 

今回注文したのは「鴨出汁そば」

鴨ねぎそばよろしくなビジュアルで初めてのご対麺。

フレッシュな鴨出汁がしっかりと彩られた味わいのスープに醤油ダレが加わる。非常に繊細で、なおかつパワフル。新店ながら理想的なバランスに近いと思わせる手練れぶりには驚かされる。

麺もそばを意識か、全粒粉が混じり色合いも茶褐色で見た目にもインパクトあり。また、このスープに負けじと薫り、食感ともに存在感を示している。

スープも秀逸だか、何よりも際立つ旨さはチャーシュー。低温調理された鴨のムネ、モモ。ただひたすらに旨すぎる！

肉肉しい食感と、ジュワっと溢れ出す旨味が飛び抜けている。さりとてスープを邪魔する訳ではない。んー実に憎いほど、旨い。ぜひとも肉増しで食べていただきたい。ちなみに言うと私は日頃チャーシューは増さない。 増さない俺が増す！増したい！増させて！と願うほど、うますぎる。

聞けば店主さん元々フレンチのご出身とか。もちろんラーメンが好きだったことは言うまでもない。また、神戸の出身で枚方には特に縁がなく、物件を探すうちに…と言うことらしい。

是が非でも我が地元、兵庫に欲しい人材だ笑

枚方で一旗揚げて、いつの日か兵庫でお店を出して欲しいと願う。

ぜひ、実食を！

 

紹介しているお店はこちら！
店名：麺麓menroku
住所：大阪府枚方市大峰元町1-6-30
電話番号：072-396-6749
公式Twitter：https://twitter.com/menroku55

２．あの超人気店が新たなる挑戦で関西を震撼！サバ6製麺所＠天神橋筋六丁目

店主自身が新たにチャレンジしたいということで、大阪に3店舗構える、あの「みつ星製麺所」の経営権を売却し、新たに天六に構えたのがこちらのサバ6製麺所。

以前のパワフルで円やかな豚骨魚介のイメージから離れ、魚介推しの清湯で勝負をかけてきた。

はじめにお伝えするが、半端なく旨い。そしてコストパフォーマンスが良すぎる。

店は新店というくくりだが、店主の経験値が違いすぎる、けた違いの新店。 

今回は看板メニューになるのだろうか、『サバ醤油そば』よりメニュー真っ先に掲載されてる『中華そば』を頂いた。

なぜなら、鹿児島の醤油使用と書いてあるから。あの甘い醤油が私が好きだからだ笑

スープは鶏ガラ、手羽ガラ、香味野菜などで、油は豚からとのこと。

一口啜ると、そのパンチ力に驚愕！

鶏のずっしりとしたベースに甘めの醤油ダレが生きる。塩分は高めに感じるが、手を出したら最後…レンゲが止まらん。旨い。

麺は丸みを帯び、熟成感たっぷりなもっちりとした自家製太麺。噛みしめるほどに小麦の風味がスープに負けじとふんわり漂い、まー旨いのなんのって。

大判のレアチャーシューもスープの旨みと相まってジュワっと溶け出すような旨さ。

ちなみに屋号にも付いている「サバ醤油そば」はギラギラとした旨みと厚みのスープで破壊力満点！

またサイドメニューの天津飯、やきめしも絶対的におススメ！

ぜひ、実食を！

 

紹介しているお店はこちら！
店名：サバ６製麺所
住所：大阪府大阪市北区天神橋6-2-5
電話番号：06-6351-4266

３．また一人、名店から巣立ち系譜を継ぐ！ラーメン哲史＠豊中市

言わずもがな関西のラーメン店では指折りのお店「麺野郎（麺哲）」出身のこちら。

鶏、昆布を軸にスッキリした見た目もクリアなスープ。

一口すすれば出汁感しっかりなスープが鼻腔をすっと抜ける心地よさ。醤油ダレの香りもえーバランスでスープと融合し味をまとめる。 

出身でもある麺野郎で打った麺は、ツルツルもちもち平打ち縮れ麺。しっかりとしたコシもあり喉ごし良い、さすが！と思わせる麺。老若男女問わず受け入れられると思う仕上がり。なお、茹で加減は提供されるものが最高の状態なので、固めなどのリクエストは受付ない。 

薄味で主張するというよりも、寄り添う系のチャーシュー。シャクっとした非常に心地いい食感で、噛むほどに肉の旨みがじんわり溢れる。

ワンタンはトゥルントゥルンでとろけそうな食感。小さめの餡ながら肉の旨みがしっかりとしていてこりゃ旨い♪また太刀魚をすり身にしたさつま揚げがトッピングされているのも面白い。これはこれ単品で成り立つ存在感なので、単品でビールのアテとして欲しいかも^^

ラーメン以外に「どんぶり」があるのも出身店からの流れか。その日の仕入れによってというのもあるだろうが、この日はマグロがショーケースに置いてあった。店主お任せの丼も合わせて食してみてはいかがだろうか。

ぜひ、実食を！

 

紹介しているお店はこちら！
店名：ラーメン哲史
住所：大阪府豊中市小曽根4-9-2
電話番号：06-6151-9956

４．人気店のセカンドブランドが旨すぎる！！This is 中川これはなかがわです。＠淡路

激戦区『淡路』の人気店、縁乃助商店のセカンドブランドとして4月にオープン。住宅街の一角と、立地的に良いとは言えない場所ながらオープン直後より人気を博している。

メニューは『清湯(チンタン)』『白湯(パイタン)』の2種類で毎日どちらかが『正油』で一方が『塩』となる。

伺ったこの日はチンタン正油、パイタン塩。どうやらいつもの組合せとは逆の日だったようだ。

まずパッと見、謎の「泡」が浮かび、開店当初から話題となっているが、それよりも気になったのは「栗」らしき茶褐色の丸みを帯びたもの。秋らしく・・・そんなわけはなかった。味付けのペコロス（小玉ねぎ）だった。解決。笑

いずれにせよ、泡もそう、あられなどもそうだが珍しいトッピング類。

まずは、スープから一口。塩分結構高めに感じるも、甘みも伴いかなり飲ませるパンチあるスープで旨い！^^

油分も適度で、くどくならずグイグイ押し込んでくる。

平打ちのもっちりとしていて、滑らかな歯触りの自家製太麺はスープとの絡みも非常に良好で箸を止めさせないですね。こりゃいいわ^^

お店はワンオペ。つまり一人で調理から何から何までこなしている。それでいて、一つ一つ丁寧さを感じる器の中に、厨房内での所作。あらゆる部分の能力を感じさせるお店です。

ぜひ、実食を！

 

紹介しているお店はこちら！
店名：This is 中川 これはなかがわです。
住所：大阪府大阪市東淀川区菅原6-24-12
電話番号：非公開
公式Twitter：https://twitter.com/akinaka0809

５．超激戦区、高槻駅前に殴り込み！丁寧な仕事が見て取れるスタイリッシュな新店！3104丁目＠高槻市

7月OPENの3104丁目。

激戦の高槻にまたひとつ面白い店が増えた

「さんぜんひゃくよんちょうめ」

なんじゃその屋号？と思ったのだが、どうも店主さんが有名なアーティストの曲名から名付けたとか。

さてラーメンの方だが、初訪問にも関わらず「夜だけ限定」の「みそラーメン」をオーダー。

ベーススープの魚介に西京みそなど3種のみそをブレンドした抜群にコクのあるスープ！サラッとし、甘さは割と控えめな感じで味噌の旨みがドスン！と突き抜けてから、ふんわり後追いで魚介の風味が流れる。少量の背油で甘みとコクとパンチをしっかりフォロー。旨いわぁ。

麺は、もともと京都のラーメン店出身ということもあってか、老舗「麺屋棣鄂」の中太麺でハリがあり、一瞬、北海道の西山製麺の風情すら過る味噌によく合う麺でよいバランス♪

バーナーで炙られたチャーシューも肉の旨みと香ばしさがギュッと詰まっていて、少し糸唐辛子の辛みも含んだスープと一緒に頂くと、これまた旨い。ちょっと白ご飯に乗せたくなる衝動。

メニューはほかに醤油と塩。みそは夜だけだが、かなりハイレベルな一杯なので、次もみそになりそうな気がする

ぜひ、実食を！

 

紹介しているお店はこちら！
店名：3104丁目
住所：大阪府高槻市城北町1-9-11
電話番号：072-661-3104
公式Twitter：https://twitter.com/ashiwomukero

６．こだわり抜いたキラッキラの黄金スープ！らーめん一宇＠石橋

阪大生が多く行き交う街、石橋。

そのお膝元に6月にオープンしたのが、こちら一宇(いちう)

そうだ。また、屋号の由来聞き忘れた笑

料理の道で生きてきて、寿司屋で10年など、和の道を長らく歩んできた店主。どうでもいいが偶然にも同じ歳だった(^-^)

さて、看板メニューである『塩らーめん』

黄金色でキラッキラの油分も含み、そこに少しの大葉も散らす。

高槻出身の店主が、自身が開業するときには地元の鶏屋さんをどうしても使いたい、世話になりたいと思ってたそうで、今そこから毎朝仕入れた鶏ガラをメインに豚の背ガラなどと合わせスープを炊いている。塩ダレは牡蠣煮干しや海老などから。

このスープ、本当に何かが突出するわけでもなく、とてもバランスよく、老若男女みんな好きなタイプじゃないかと思う。鶏の風味はしっかりと下支えし、タレと相まって絶妙の案配なのである。

麺は加水高めのチュルチュルとした中細程度。歯触り滑らかで喉越しよい麺。油分も手伝いスープとの馴染みも悪くない。

上顎でもとろけそうな柔らかいチャーシューが2枚。この味付けもほどほどで、他の邪魔をせずよい感じ。

後半、味の変化を求めるならテーブルにあるゆず胡椒を少々。結構風味が強いものなので入れすぎには注意されるべし。

ぜひ、実食を！

７．一気にスターダムへ！激戦福島ですでに大行列！！燃えよ麺助＠福島区

今年4月にOPENし、すでに大行列をなし大阪のラーメンシーンに躍り出た麺助。場所は環状線福島駅から徒歩すぐ路地をスッと入ったところ。まさに路地に入れば行列がって感じ。

スタイリッシュな店内は清潔感があり、働くスタッフもみな白のコックコートで統一感もあり、演出的にもいい感じである。

基本メニューは2種。これに肉増しや卵など。

・紀州鴨そば（阿波尾鶏+紀州鴨）

・金色貝そば（阿波尾鶏+貝）

今回は、メインである紀州鴨そばの中でも「味玉紀州鴨そば」を。

遅い時間帯だったんで肉も増してある「特製」は売り切れでした。

 

さてラーメン。

焦がしネギ漂う琥珀色のスープには大判でピンク色鮮やかな豚レアチャーシューに鴨肉も乗る。ともに肉の旨みがジュワっと溢れ、噛むほどに香りが膨れて、旨い^^

スープは非常に甘みを帯びた独特の風味。淡路島産のたまねぎ、みりん、鴨油などからによるものとのことだが、この鶏鴨魚介からなるスープに甘みが加わることにより、非常に「くせの強い」スープとなり心を…いや胃袋を、口を鷲掴みにする。

麺も全粒粉入りで見た目も茶色っぽく蕎麦のような雰囲気を醸す。また食感もボソボソっとした感じで加水率も低めでスープをよく拾い、馴染み、噛むほどに風味も広がり口内でスープと見事に融合する。

新しいお店で、お店も綺麗だし、福島で飲み帰り、デートの途中でもOK。いろんなシーンに対応できるラーメン屋さんだと思います^^

ぜひ、実食を！

８．サラリとしたこっさり絶品鶏白湯！麺や一想＠八尾市

大阪は八尾市。5月に久宝寺口駅前にOPEN。

店主は大阪の名店といっても過言ではない金久右衛門、麺屋彩々などを経て開業。独立を目指してから結構な年月が経ち、お店についた時に我ことではないが『念願の』という言葉が頭を過った。

メニューは鶏白湯の醤油と塩。

今回は醤油を注文。

鶏白湯と聞き、それなりに粘度のあるこってりな、そんなイメージをしていたが、レンゲをそっとスープに挿し入れるとサラッサラの触感！おお！？茶褐色の色合いだがスッキリと頂け鶏の旨味がギュっと詰まっていて、醤油の芳ばしい香りが広がる。

ハリ艶ある中太麺はしっかりとしたコシがあり好みのタイプ。風味も適度でスープとの馴染みも良好。

面白いのがキクラゲ。博多のラーメンなどには刻んだものがよく使われているが、大胆にもまんま大きなのが２つ入っていてコリコリとした食感が、やはりいいですね。と言うのも、俺はキクラゲが好きだ！笑

そして大判のレアチャーシュー。噛めば噛むほど旨味が溢れんばかり！日頃さほど肉に重点を置かないが、こっれは旨い♪今書いてて、もう一回食べたいと思わせる引きの強さ。味もさることながら絶妙の柔らかさがたまらない。

今後も新たなチャレンジを続けていく一想から目が離せない！

ぜひ、実食を！

９．すっきりとした出汁感、旨みはすでにトップレベル！極汁美麺 umami＠東大阪市

7月に近鉄奈良線、河内小阪駅すぐにOPEN。人生で初めて降りる駅です笑

屋号が「umami」というだけあって、それはもう期待しかないわけで^^

デフォルトのメニューは醤油のみ。塩は限定なのかな？あるようだが、あくまで潔く醤油のみ。

 

伺ったこの日店主さん「今日は出汁感弱いんですよ…」なんて言うけど、なんのなんの。やや丸み帯びたような円やかな醤油ダレがふわり香りたち、そののち鶏の旨みが遅れて登場。旨いがな笑

癖のない老若男女問わずに、飽きずに啜れるスープやね^^

パツンとしたしっかりストレート麺は自家製。風味もさほど強くせずスープと良いバランス。のど越し歯切れよく、するすると入ってきます。

緑の菊菜はスープに浸して食べてください、とのことだったが鍋的なイメージなのかな？

2枚入りのチャーシューは炭火焼のレア加減で噛みしめるたびにジワリ肉の旨み感じれるし、ちょうどいい厚み。

以前に石切の居酒屋さんで間借り営業していたが、こちらで再開業。新店と書きつつも既に経験も豊富なお店でもある。

何やら人伝に聞くと店主さんは元々ラーメンフリークで食べ歩いていたとか！こちら側の人間だったか笑

ぜひ、実食を！

 

紹介しているお店はこちら！
店名：極汁美麺 umami
住所：大阪府東大阪市菱屋西3-1-1
電話番号：非公開
公式Twitter：https://twitter.com/gokujyubimen

１０．泡系鶏白湯最高峰の仕上がり！Ramen辻＠谷町四丁目

6月オープンのこちら、Ramen辻。

関西では昨年～今年にかけて全盛を迎えた感もある『泡系』

ハンドミキサーで泡立てられたスープはまるでカプチーノ。見た目もさることながら、非常に円やかで味わい深い一杯をご紹介。

今回頂いたのは『醤油』

ほかに「塩」や、限定メニューといったラインナップ。

さて、「醤油」だが、鶏4と豚1の割合で炊かれた白湯スープに、たまり醤油も使ったタレ。口あたり円やかで飲み口優しいのに、パンチがある素晴らしいバランスのスープ！

一口、また一口。次から次に口へと運びたくなる欲求。旨いなぁ。

次に麺。

箸でつかみ、カプチーノの中から引き上げた瞬間想像と違った。もっと中太でもっちりとした食感の麺が来ると思いきや、結構パツンとした主張強めの細麺！スープとの絡みも非常によくスープのなじみもいい。

トッピングは鶏と豚のチャーシューが乗ってくるが残念ながら泡の下で見えにくい笑

今回食したとき、鶏むねの味付けが非常に独特でやや甘さも感じスープとよく合っていた。もう一つチャーシューではなく三角形のものが入っていて「メンマ？」と思いきや、噛んでみればコリっと軟骨の食感！イタリア料理のフリッタータ風で、このアイデアは面白いですね^^

また煮卵もむちゃくちゃ濃厚でかなり旨い！昼夜各15個限定なので、タイミングが合えばこれは注文してほしいですね。

ぜひ、実食を！