東京湾で獲れた魚が自慢のお店
京浜急行電鉄空港線の穴守稲荷駅から徒歩5分ほどのところに「季節料理 淀」はあります。
この辺りは羽田という場所柄、昔から東京湾で獲れた魚を出すお店が多かったのですが、最近はめっきり減ったようです。
その中で元気に頑張って営業しているのがこちらのお店。
地元の人に愛されているのはもちろん、最近では名物の「羽田鍋」を求めて遠くから来るお客さんも多くなりました。
お店はご夫婦2人で切り盛りされており、8人座れる小上がり席の他にカウンター席が5席と比較的こじんまりしております。
絶品!! 穴子料理の数々
やはり、江戸前といえば”穴子”!!
こちらに来たら穴子料理は必須です。
・穴子白焼(写真上)
まず、穴子といえば白焼でしょう。
獲れる季節にもよりますが、こちらの穴子は他店の物と比べると身も厚く大きいです。
表面はカリッと焼かれ、身はふんわり。
ワサビを軽く付けて食べても美味しいですよ。
・穴子の煮こごり(写真下)
こちらは裏メニューなので予約が無いと食べられませんが、1個がデカくてお豆腐半丁ほどもあります。
煮こごりといっても、中は穴子がギッチリ詰まっており、濃厚な煮穴子を食べている感覚です。
予約してでも、絶対に食べておきたい1品と言えます。
他では絶対に味わえない悶絶必至の「羽田鍋」
「羽田鍋」とは所謂「穴子鍋」のことで、こちらのお店ではこう呼んでおります。
写真を見ていただいても分かる通り、お鍋は生の穴子がギッシリ!!
これを醤油ベースの出汁でじっくり煮ていくわけです。
具は、穴子、白菜、ネギ、シラタキ、椎茸、エノキ、春菊と野菜も豊富。
熱を加えると、徐々に生の穴子は反り返ってきます。
よく穴子の季節は夏と思っている方も多いのですが、実は脂が乗っているのは今の季節なのです。
このお鍋は食べ方がちょっと変わっていて、まず、鍋からレンゲ1杯分だけスープを取り、あらかじめ小皿に用意されているポン酢(もみじおろし入り)に入れてタレを作ります。
お鍋の具はその特製ダレにつけて食べるわけですね。
鍋のお汁には穴子の旨みが溶けだしていますので、それを有効活用しようという試みです。
お鍋の最後は、当然、雑炊で〆ます。
他のお料理も絶品!!
・天ぷら盛合(写真上)
その日によって内容は変わりますが、基本、東京湾で獲れた江戸前の魚が中心になります。
この日は、ハゼ、メゴチ、穴子、キスという盛合せ。
天丼のつゆのような、甘みがあり、濃厚なタレに付けていただきます。
・マグロの脳天刺(写真下)
実はこちらのお店、お刺身も美味しいのです。
特にマグロの脳天刺は、まるで中トロのようで絶品!!
1匹のマグロから少ししか取れない希少部位でもありますので、メニューにあれば即注文しましょう。
こちらのお店、お飲み物もいろいろ用意されていますし、これからの寒い季節、仲間と「羽田鍋」を囲んでワイワイやるのもいいものですね。
尚、行かれる際は予約して行かれることをお勧めいたします。
紹介しているお店はこちら!
- 淀
- 割烹 京急空港線 穴守稲荷駅 徒歩5分
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