11月11日は"1"が並ぶことから、カウンターで立ち飲みをしている人にみえるということで、東京の酒場を愛するブロガーが中心となって「立ち飲みの日」と名付け、2010年には日本記念日協会に正式に登録されました。
そこで、毎日必ず一軒以上は立ち飲み屋にいく筆者が、今年一年間にオープンや改装した新店舗のなかからメシコレの読者さまにおすすめしたい立ち飲み処を5つ厳選し、ご紹介いたします。
角打ちから住宅街の隠れ家まで、どのお店も行って損はしない素敵なお店ばかりです。
1.蔵前「酒のフタバ」 酒屋が本気で酔わせてくる、せんべろの頂点ここにあり
「街のお酒屋さんの攻勢がはじまる。」
最近、角打ちの進化が止まらない。角打ちといえば、ちょっと前までのイメージでは木造の渋い空間の隅っこで、P箱をテーブル代わりにしてちょいと飲むという感じでしたが、攻めている酒屋は明るく女性ひとりでも入りやすい。
「酒のフタバ」は、今年リニューアルをして、角打ちスペースをさらに拡大。酒販店が本気で酔わしにかかってきたとしか思えない、税別1,000円のセンベロセットが素晴らしい。居酒屋のせんべろセットと違い、アルコールで勝負をかけてきています。
全部並べていただきました。生ビール(ハートランド)にお酒が3杯(日本酒とワインが選べます)もついてきます。これにちょっとしたおつまみがついて1,000円(税別)です。確実に酔っ払うこと間違いない。ほかにも輸入ビールやこだわりの地酒も豊富なので、お酒好きはぜひ足を運んでほしいお店です。
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- 角打ちフタバ
- バー 都営大江戸線(環状部) 蔵前駅 A5口 徒歩6分
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2.銀座「ドラム缶 銀座本店」 毎日がお祭りだ!この立地でこの価格!?
並木通りと銀座通りの間、西五番街はそれはもう高級な料理屋や老舗割烹、そしてクラブが立ち並ぶ銀座らしい道路。そんな道に面したビルの二階にそのお店はあります。酎ハイ類は150円、おつまみは50円から、お通し・チャージはもちろんなしというセンベロ酒場「ドラム缶」です。ちゃんと焼酎の入って氷少なめのウーロンハイに冷奴で250円。安っ!おすすめおつまみはカレーのアタマ。
店名の通りドラム缶を囲むスペースがあったり、隣通しあっという間に仲良くなって、気づいたら友だちのように盛り上がれる一体感は、まるでお祭りのよう。隣のビルはお着物をきたキレイなお姉さんがお酌しているのかと思うと、このギャップが不思議に思えて、それが楽しい。
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店名:立ち飲み居酒屋『ドラム缶』銀座本店
住所:東京都中央区銀座6-3-5 第1高橋ビル 2F
電話番号:03-3573-2455
公式ページ:http://drum-company.net/store/
3.国分寺「立呑屋佐々木」 狐につままれた気分、レベル高すぎ銘店たまご
国分寺にそれはもう素敵な「せんべろ」な立ち飲みがあります。いま、国分寺が新進気鋭の酒場の出店が相次ぎ、中央線らしい雰囲気の飲み屋を味わえる最西端は国分寺まで伸びています。立川や八王子の文化圏とは明確に違う、どちらかというと杉並区的なノリが感じられる国分寺酒場を目指してみませんか。
国分寺駅南口に2016年春にオープンした立呑屋佐々木。強炭酸をウリにしたチューハイ系のラインナップが厚い下町的な内容です。250円からととっても安い。おつまみも150円からとリーズナブルで、揚げものやポテトサラダなどお酒が進む小鉢系が豊富です。
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4.月島「つねまつ久蔵商店」 白鹿治郎の新たな挑戦がはじまる
もんじゃで有名な月島に2016年2月にオープンした立ち飲み酒場「つねまつ久蔵商店」。島根で明治時代から続く酒屋「地酒家 つねまつ」の息子が始めた角打ちテイストのお店です。
ここのお店はとにかく酒類・料飲店関係者の常連が多い。というのも、店名にもなっている店長の常松治郎さんは、業界では知らない人が居ないほどの敏腕日本酒営業マンだったからです。黒松白鹿を代表する辰馬本家酒造で18年間営業をしていた常松さんは、白鹿治郎という愛称がつくほどの有名人。
実家、島根の酒販店から仕入れる地酒が豊富に揃い、定番から個性豊かな限定品までさらっと揃える品揃えは簡単には真似できません。常時70種類近くのお酒が用意され、380円から580円と普段使いできる価格帯で楽しむことができます。
名物は常松さんの島根の実家の味、「鳥皮煮」(1本190円)は絶品です。深い味の日本酒とあわせて、濃厚でこくのある味を楽しみましょう。
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5.亀戸「立ち酔い 超人」 行くぞ!せんべろ酒場にニューフェイス
酎ハイ150円、おつまみは50円から、瓶ビールはサッポロの花星が大びんで500円と、それはもう素敵な立ち飲みがあります。
小学校の教室くらいの広さにドラム缶が並ぶ立ち飲みで、キャッシュオンスタイルながら料理やお酒は運んできてくれます。サービスがいいのに安い。千円札一枚でお釣りがくる飲み方も、ここならそこそこは飲み食べが可能です。
駅からも近く、定休日なく毎日15時からオープンしているので、スタートダッシュの早い亀戸呑ん兵衛の皆さんはきっと御用達になること間違いなし。遠方から飲みに来る価値も十分にある新進気鋭の酒場です。
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