京急線の生麦駅と京急新子安駅間の車窓でもおなじみのキリンビール横浜工場は、2016年この地で操業を始めて90年を迎えました。普段からお馴染みの一番搾りなど、主に首都圏で流通しているキリンの商品を製造しています。工場は知らなくても、ビールを飲む頻度が高い方はきっと一度はここ生麦生まれのビールを飲んでいるに違いありません。
そんな工場の最寄り駅となる京急新子安駅の周辺にはたくさんの素敵な居酒屋があります。ビールはもちろんキリンビール。かなりどっしりとした老舗から、新進気鋭で近隣のサラリーマンをとりこにしている立ち飲みまで、おすすめ4軒をご紹介いたします。
1.子安「市民酒蔵諸星」 横浜を代表する名門酒場
京急子安駅が最寄り駅です。高速で通過していく京急電鉄の快特が行き交う踏切をわたってすぐの場所、大きな白い暖簾は酒場好きの心を鷲掴みにします。昭和初期の創業で、戦時下の食料統制のなか、県が闇酒を防ぐべくつくった行政の指定酒場として「市民酒場」という名前がつきました。
湯豆腐をおつまみに瓶ビールを傾ける。カウンターに溶け込み、店に溶け込み、風景の一部になれたような気持ちいい時間がはじまります。長く続く酒場のいっときの風景に自分がなれたことの満足感がここにはあります。
日本酒は種類が多く高清水など各地の地酒がありますが、普通酒を飲むことをおすすめしたい。コップでトンとでてくる350円のお酒。ここでしか飲めない東鏡という銘柄です。とがりのない丸い味で何杯でも飲める美味しさ。
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2.新子安「きしや」 40年続く大衆酒場の名店
比較的広い店で、カウンターからテーブル席まで揃い、一人飲みから宴会まで様々なお客さんが集います。70席近くあっても、18時ごろには次々と馴染みのお客さんが集まり、満卓となるのも早い地域で愛される定番酒場です。
ビールはキリンクラシックラガー。近くにキリン横浜工場があることもあり、ここはキリン率が非常に高い。横浜生まれのラガービールで飲むというのも、土地の歴史を味わうようで楽しい。近くに横浜の台所「横浜中央卸売市場本場」があり、魚の鮮度も抜群。
きしやの名物、玉ねぎをハムで挟むハムカツ。ウスターソースをさらっとかけて、いただきましょう。サクっと衣を感じた後、甘味がたっぷりの玉ねぎのとろっとした食感が広がる。個性的だけどどこか懐かしい、美味しいに決まっている組み合わせがクセになります。
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3.子安「じおう」 鉄路に挟まれた狭隘立地は踏切がBGM
JR線と京急線に挟まる細長い土地、両側は100キロ以上の速度で電車が行き交う鉄道好きならば絶好の環境?の中洲的な場所にも素敵なお店があります。焼き鳥をメインに豊富な鳥料理をおつまみにして、ご当地ビールであるキリンや全国の珍しいワンカップを飲もうというお店です。細長いカウンターだけの立ち飲みで夜な夜な賑わいます。
ビールは横浜生まれの一番搾りと、珍しくハートランドの生も置いています。生ビール2種類って焼鳥の立ち飲み店では珍しい。鳥料理のバリエーションが豊富。さらさらの甘めのタレに何度かつけ焼きしたつくね。ぷりぷりとした食感とタレの甘みがバランスよくて美味です。
お店の方は忙しくともさわやかな接客でとても親切です。安定感抜群、お通しなしで安くて美味しい品揃えは途中下車して通いたくなるくらい。
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- 立ち呑み本舗 じおう
- 居酒屋 京急本線 京急新子安駅 東口 徒歩1分
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4.新子安「鳥笹」 働いた後はビールで乾杯
京浜工業地帯とJR・京急の間のちょっとした空間にいくつか酒場が並んでいます。「鳥笹」もその中の一軒です。仕事帰り、職場と駅の間にある毎日立ち寄るような日常酒場っていいですよね。
歴史あるお店で、現在は二代目が継いで暖簾を守ります。やきとりが看板料理のお店で、千円台で楽しめます。料理は串かつと焼鳥(やきとん)のツートップ。カウンターにたって立ち飲みながら、目の前で焼かれていく串を眺めてぐいっと一杯、いい気分です。
建物はそうとうな歴史があり、昭和初期の木造建築だからこそのぬくもりがあるのも心地いい。お店の方も若いので、女性お一人でもお気軽に。
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