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唯一無二の味!自家製麺にこだわる岐阜市~岐南町のラーメン・つけ麺4選
唯一無二の味!自家製麺にこだわる岐阜市~岐南町のラーメン・つけ麺4選

唯一無二の味!自家製麺にこだわる岐阜市~岐南町のラーメン・つけ麺4選

最終更新日 : 2016/08/24

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漢字では「拉麺」「柳麺」などと表記されるラーメン。その如く【麺料理】である事に疑う余地はないのだが、麺に力を入れているラーメン専門店となると、一部地域を除き現在でも少数派だと言わざるを得ないというのが現状で、我が地元・岐阜県も例外ではない。
そんな中、ここ数年で岐阜市~各務原市に亘って『自家製麺』にこだわり日々練磨する店が増え、局地的な自家製麺店密集エリアといった様相を呈している。

このエリアについて、2回に分けてその魅力をお届け。今回は、地理的に言うと岐阜市中心部から車で5~15分、岐阜市内および岐南町の自家製麺店にスポットを当て紹介。
ラーメンを食べて店を渡り歩く「ハシゴ」にも最適な距離感にあるので、自信のある方は「どの順番で行けば昼だけで全店回れるか?」なんて事も念頭にご覧頂けると、一層楽しめると思う。

1.【岐阜市中部】東京の名店のDNAをクロスオーバー!『らぁめん りきどう』の「凄平麺」は必食!

唯一無二の味!自家製麺にこだわる岐阜市~岐南町のラーメン・つけ麺4選

唯一無二の味!自家製麺にこだわる岐阜市~岐南町のラーメン・つけ麺4選

新宿西口の「らぁめん ほりうち」など、東京の数々の名店で修行を積んだ店主が、2013年3月に岐阜に帰郷して創業したのが『らぁめん りきどう』
「ほりうち」譲りの醤油が効いた豚鶏魚介清湯無化調で作り上げるスープと、毎朝その日使う分だけ製麺する5種類もの自家製麺を武器に、早くも多くのファンを掴んでいる。

中でも熱烈なリピーターを生んでいるのが、ラーメンではオーダー不可、つけ麺のみオーダー可能な「凄平麺(すごひらめん)」
平均5cmほどにも及ぶ超幅広平打麺は、ツルツルの麺肌で極上の口当たり、噛めばムッチムチの弾力で、「麺を噛みしめる」という行為を余す事なく楽しめる逸品。
噛めば口中いっぱいに広がる小麦の風味に、いつまでも噛み締めていたい…という非現実的な欲求が頭の中を去来するのは必然。

ちなみに、つけ麺では凄平麺以外に「細麺」「太麺」「小平麺(こひらめん)」の3種も選べ、どの組み合わせもそれぞれに特色があって外れナシ。
比較的あっさりしたつけ汁のため、こと凄平麺との組み合わせに関して言えば、どれだけつけ汁にドボ浸けしようと、麺の存在感が埋もれる事は皆無。

また、物理的に咀嚼回数が多くなるため、見た目以上の食べ応えがあるのも特長の一つ。
その上、並だと麺量200gだが、中盛で250g大盛で300gまでの増量が無料で可能(全て茹で前の重量)。
他店ではまず味わえない食感と風味を、存分にご堪能頂きたい。

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2.【岐阜市東部】夫婦で創る温もり伝わる味わい!『らぁ麺や 百代』のフワモチ麺が光る「油そば」

唯一無二の味!自家製麺にこだわる岐阜市~岐南町のラーメン・つけ麺4選

唯一無二の味!自家製麺にこだわる岐阜市~岐南町のラーメン・つけ麺4選

2012年4月創業、世代を選ばず誰もが安心して食べられる味を提供しようと、ご主人がスープとトッピング全般、奥さんが製麺を担当、二人三脚で切り盛りする『らぁ麺や 百代』
無化調なのはもちろん、2種を打ち分ける自家製麺は保存料不使用、薬味はオーダー毎に刻み鮮度を徹底管理するなど、どのメニューもやさしい味わいながら秘めたる信念が詰まっている。

今年6月にレシピを大胆に刷新、鶏の存在をひたすらに強化した「醤油ラーメン」、魚介を忍ばせたタレとゴロゴロ入ったチャーシューが特長の「まぜそば」が人気を二分する中、今回紹介する「油そば」は、こればかりオーダーするハードリピーターが1~2割いるというちょっと特異な存在。

タレを和えた中太麺の上に、短冊切りした1cm厚のチャーシューを敷き詰め、その上にこんもりと白髪ネギを盛り、提供直前にアツアツに熱した胡麻油をジュッ!と回しかけ、仕上げに自家製ラー油を垂らして完成。

高熱を帯びた白髪ネギとラー油の香ばしさに、滾る食欲は沸点まで上昇。
麺やタレとしっかり混ぜて食べれば、しんなりした白髪ネギがふんわりモッチリの麺にピッタリと絡み付き清涼感と香味をプラス。
「麺とネギを共にすする」事により、当メニューでしか成し得ない快感が生まれるのだ。

これだけ手間入りの品で麺量170g、さらに別の椀で清湯スープも付いて650円というのだから、値打ち以外の何者でもない。加えると、「油そば」という言葉の響きほど油脂は使われておらず、むしろ一般的なラーメンより油脂分少なめ
一度食べると、貴方もハードリピーターの仲間入りは不可避(私もその一人w)

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3.【岐阜市南部】東池袋大勝軒の味と心が息衝く『岐阜 大勝軒』の隠れたマスターピース「もり生」

唯一無二の味!自家製麺にこだわる岐阜市~岐南町のラーメン・つけ麺4選

唯一無二の味!自家製麺にこだわる岐阜市~岐南町のラーメン・つけ麺4選

再開発による立ち退き前の「東池袋 大勝軒」での修行を経て2001年に創業した『岐阜 大勝軒』。東海地区につけ麺ブームが本格的に到来する前から孤軍奮闘、昼間のみ営業・水曜&日曜定休と創業時に比べ営業時間が短くなった今も、曜日を問わず客が犇く不動の人気店。

つけ麺は、フラッグシップメニューである「特製もりそば」を基軸に、種々のトッピングを加えたメニューが揃うのだが。
私のイチオシは断固「もり生」だっ!
ノーマルの「特製もりそば」の麺の上に生卵を乗せただけのシンプルなメニューだが、これがあるのとないのとで大違い。

喉越しバツグンのツヤツヤモチモチ自家製中太麺を、「地元のお客様の好みに合わせるように」と師匠である故・山岸一雄氏の助言により、修行先より濃厚に仕立て動物系の旨みギッシリのつけ汁に浸して食べる。
その自然な食べ方をしているだけで、プレーンな麺、卵白を纏った麺、卵黄を纏った麺、その双方を纏った麺と、麺を手繰る度に毎度異なる表情を楽しめるのだ。

また、つけ汁にも徐々に生卵が移り、食べ進むに連れ味わいが変化していく。
私が「優秀なつけ麺」の必須条件として勝手に掲げる「序盤・中盤・終盤と食べ進め、温度や分量の変化により味わいが移ろい、そのいずれもが楽しめる事」を余す所なく満たす
山岸氏の金言「冷めるほどにうまさが出てくる ※1を地で行く一杯をご賞味あれ。

※1:佐野実 著「佐野実のラーメン革命 -麺は男、スープは女-」朝日新聞出版 73頁

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4.【岐南町】麺屋白神出身『あらき軒』で生卵と一緒に「二ボチャチャ!!まぜそば」を味わい尽くす!

唯一無二の味!自家製麺にこだわる岐阜市~岐南町のラーメン・つけ麺4選

唯一無二の味!自家製麺にこだわる岐阜市~岐南町のラーメン・つけ麺4選

岐阜県関市の人気店「麺屋 白神」で5年の修行を経てを卒業、2015年3月に岐南町に創業した『ニボチャチャ!!ラーメン あらき軒』。自他共に認める製麺ヲタクである店主が創る自家製麺が踊り弾む、燕三条系ラーメンを意識しながらも比較的ライトで親しみ易い【ネオ背脂煮干】が評判を呼び、オープンからわずか1年半ながら、早くも貫禄十分の人気ぶり。
旧国道21号線沿いというロケーションは、岐阜市・各務原市のいずれからもアクセス至便。

ラーメンとつけ麺がメニューの軸だが、今注目なのは「ニボチャチャ!!まぜそば」だ。
昨年7月の登場当初は昼限定のお試し商品だったのだが、好評を博し遂にレギュラー化。

通常仕様でも十分美味いんだが、コレが毎日20食限定の「乱切極太麺」との相性がすこぶる良い。10番(麺の幅3mm)、9番(同3.33mm)、8番(同3.75mm)と、3種類の太さが並ぶ特注の切刃で製麺、茹でる前に丹念に手もみを施し、ランダムな太さとちぢれが同居する麺となる。手繰る度に毎度異なる口当たり・食感・喉越し…そのどれもが一級品。

さらにココにプラスしたいのが「生卵」トッピング。
先述した「もり生@岐阜大勝軒」とは異なり、供される器で卵黄と卵白をしっかりとかき混ぜ、すきやきの流儀で「溶き卵」を作っておくのだ。最初の1/3程は通常のまぜそばとして食べ、残り2/3を溶き卵に浸けたり、また浸けずに食べたり。
こうして、口中に拡散する煮干フレーバーに緩急をつけるのが、私イチオシの食べ方。
煮干中華ソバ イチカワ(茨城県つくば市)で「和え玉+生卵」を食べた事のある方なら、この食べ方の醍醐味をご理解頂けるだろう。

ちなみに、タレは初め麺の下にあるため、食べる前にしっかり混ぜ合わせるのが通例。
しかしココではワザと粗めに混ぜて、味の濃淡を残しておくのがミソ。
タレ味が濃い部分を溶き卵にドップリと浸して作る、ひと掴み分の「煮干すきやき麺」は極上の美味さ!味・食感・喉越しの全てにおいて、オンリーワンの愉悦がココにある。

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※本記事は、2016/08/24に公開されています。メシコレで配信している記事は、グルメブロガーの実体験に基づいたコンテンツです。尚、記事の内容は情報の正確性を保証するものではございませんので、最新の情報は直接店舗にご確認ください。

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